ちどり 1【千鳥】
(1)チドリ目チドリ科の鳥の総称。全長15~40センチメートル。ほとんどの種が足の指は三本で後ろ指を欠く。海岸や平野の水辺にすみ、親鳥は外敵が近づくと擬傷動作をする。北方で繁殖し、日本では春秋に通過する旅鳥が多いが、周年とどまるものもある。
ちどり-あし 【千鳥足】
(1)〔チドリの足運びに似ているところから〕左右の足の踏み所がジグザクになるような歩き方。特に、酔った人のよろめきながら歩くさまにいう。
(2)馬の足並みが乱れること。また、足音がチドリの羽音を思わせるようであることともいう。
ちどり-ごうし 【千鳥格子】
同数のたて糸とよこ糸で織り出した格子縞(じま)。地と模様が同形の、犬の牙(きば)のようなとがった形で構成される。染め模様についてもいう。ハウンド-ツース-チェック。
ちどり-かがり 【千鳥縢り】
糸を斜めに交差させる縢り方。布端のほつれ止めなどに用いる。 |