|
041 *~かと思うと/*~かと思いきや/~かと見ると |
" z) P) ^! h+ t( f0 X3 e名詞 : × + かと思うと/かと思えば* i3 f# H; {# v" c! Q
動詞・形容詞:普通形<ナ形 ー×> かと思ったら
) v4 @* \6 u3 v$ ~ かと思いきや
9 X G* `3 I H V: k( b かと見ると/かと見れば
3 b1 `' q; `& v* y9 C: e9 C(注:「~(の)かと思うと」のように「の」が入ることもある)
9 q) }- v o; l' X- y4 T, M
5 S) r4 B; X$ K7 v真理:さっきのお客さん、入ってきたかと思ったら、いきなり大声で文句を言い始めたんだから。) s6 m( o* C1 p- A
李 :ゆゆしき一大事かと思いきや、結局はどういうこともなかったね。よかった、よかった。' e t; x# o: Z! U& N
百恵:そうかと思うと昨日みたいに、言葉少なでも迫力があって恐いお客さんもいるわね。
( Q% m, m$ H5 `% i, j+ q) U( }8 Y& n2 P3 n) w
これらの文型は「~(だろう)かと思ったら、意外にも~した/だった」という予想外の事態の発生を表します。どれも既定事実の表現なので、文末は完了形(「た」形)になります。「~かと見ると・~かと見れば」は視覚判断が強調されていますが、「~かと思うと・~かと思えば」と基本的な意味は同じです。なお、「~かと思いきや」は「~かと思うと」の文語的表現です。' v0 q- T5 t: ? Z* q
「か」のない「~と思うと/と思ったら/と思いきや」の形も使われますが、そのときの接続は次の通りです。% W, Y1 `* g: q$ ?, P8 s
名詞 : だ と思うと
6 _/ P& j7 o7 J, Z 動詞 : 普通形 + と思ったら2 _3 E# f% A# o" C) F
形容詞:普通形<ナ形ーだ> と思いきや9 {# l5 t) u. T
* z4 i' h; ~* o* N% k0 x: o* S1.静かなので勉強してるのかと思うと、ぐうぐう寝ていた。
7 y0 H O7 K4 Q1 R3 q2.右かと見れば左から、左かと見れば右から、そのボクサーは多彩なパンチを繰り出した。# l3 [/ q! _4 A
3.怒るのかと思いきや、なんと笑い出したではないか。: `3 h& S7 t% Q$ T' i( z
4.もう出かけたかと思ったら、まだ家でぐずぐずしていたのか。急がないと遅れるぞ。. d% s S7 [* a$ x
5.一つ解決したかと思うと、また一つと、次から次に問題が出てくる。
5 y4 Y- n( j7 h3 X" g
0 {- `& r( h6 O1) この子(って/ったら)、さっき(まで/までに)泣いてたかと思ったら、(もう/まだ)笑ってるわ。
7 s$ M+ S5 o5 J+ b2) 彼は(怒る→ )出した( )と思いきや、突然(立つ→ )上がり、私に握手を求めてきた。
- i- Z9 H& F; R8 c4 A& c o7 ?6 `
6 y) Q2 p- H7 h7 n+ P8 q: @1 u/ M0 G$ u$ z J! I" m) m! b: P
: ^" v5 f) e6 w) u8 s5 n, A0 H
1) か否か/のみ/みなくちゃ(口語:~ちゃ=ては/~たって=ても); e% ]3 m2 q: F2 c- A
2) か/か/ある(~まい→文型398); |) x! {! d' A+ K* B
9 e( n j; v P. b
* X( G; S8 t0 l" @; }042 *~か~ない(かの)うちに/~か~ないかに |
9 D9 W; k* g# P3 E- R動詞:原形 + か、動詞:ない形 + かのうちに
# g7 Z2 v/ c) c) N1 K# S6 L うちに+ ?7 W3 r( s, Y' y3 \
かに
; h1 h7 a2 D% K. h% y+ w3 X* |% D
小平:あれ、まだ八時か。夕御飯から一時間たつかたたないかなのに、なんだかお腹が空いたなあ。
3 M; B$ C- ~' L良子:今、食器を洗い終わったばかりなのに・・・。
) y4 o- _- o8 N+ f0 H# s0 ~2 ~" i( K小平:口に入る物なら何でもいいから、何かないの?0 }* M1 _$ d" U7 W" t
良子:あ~あ、片づくか片づかないうちに、またそんなことを言われてもねえ。これじゃ気が休まる暇もないわ。
, [( ~: T+ H1 }; i; `- u+ i% e! \- k$ r3 g* U6 b
これらの文型は「~すると、すぐ~した」(連続発生)という意味を表します。既定事実なので、習慣を述べる場合以外は文末は完了形(「た」形)になります。同時発生を表す文型は多くあり、「~が早いか」(→文型046)、「~なり」(→文型280)、「~とたんに」(→文型 148)や「~そばから」(→文型 127)、「~や否や」(→文型428)などですが、各項を参照してください。
0 i, k9 E, z ^9 I; Y7 Q j* Z/ T- E0 X7 n 注意してほしいのは、上記の文型はどれも「~と、すぐ~」のグループで、後件で「~たい・~つもりだ・~だろう」などの意志・推量表現は使えません。これは条件を表す「と」と「たら」の違い(→資料・)から発生したものです。○ 帰ったら、すぐうがいをしなさい。× 帰ると、すぐうがいをしなさい。
8 y4 N$ D6 t, K/ \" e% p9 m* d' x& \6 F9 n6 j) |8 b
1.ホームに着くか着かないかに、発車のベルが鳴り出した。
$ |& a4 @; [5 T4 y4 q& p! s! u6 n2.彼女は、会社から送られてきた不採用の通知を読むか読まないうちに、わっと泣き出した。0 W0 n. y, \* L, w; ]" e" A
3.彼はベットに横になるかならないうちに眠ってしまった。& T5 n* q+ O i$ d+ w* @: S
4.黒い雲が現れるか現れないうちに、激しい突風が吹き荒れ、その妖怪は姿を現した。
7 l* s1 M/ Z' `; u4 l5.この店のパンは、店頭に並ぶか並ばないかのうちに、飛ぶように売れていく。# t# I2 a4 i) t; N- I4 y) M
# x" V7 V# }. w
1) 夜(が/を)明けるか(明ける/明けない)うちに、母は台所に立って朝御飯の支度(が始まった/を始めた)。
+ N2 _: j0 O. x1 U2) 解答を(書く→ )終えるか(終える→ )かのうちに、試験官の「そこまで」という声( ) した。- H2 }3 H& I& }: q
2 l2 h& X) d6 ^
0 c9 y1 R' N3 k$ s t
" P- s6 O1 H r+ G1) ったら(「~と言ったら」の口語→文型219)/まで/もう
- V- m& j$ }$ e) Z% O2) 怒り(→文型137)/か/立ち(→文型003)
9 {" f6 \# H1 _( l( k9 y5 _" w9 `7 {
& C: r% Y+ I% g. g: ^# v8 v$ N1 z: t. c
: J) b; ]7 I3 y! X. u& M; P# G( I; O! I5 m9 t* X& N: g
動詞:[ます]形 + 兼ねない
: o% O8 ~8 S- O4 X; D
5 l: S% i$ r( e0 n- w( V課長:李君もずいぶんと危ない賭けをやったものだ。うまくいったからいいようなものの、一歩間違ったら取り引き停止になり兼ねなかったぞ。 u, ?- _* r& C0 n2 O
係長:私が商いの「いろは」から教え直します。
- l1 [- n, J/ F5 D/ D3 o2 Z2 @山田:しかし、話し方に注意しないと、誇り高い彼のことですから、辞めるなんて言い出し兼ねませんよ。
1 ]% i) Y6 i1 L. i+ g# W/ Y! {$ Y. g* i
「~兼ねない」は不確実な推量を表す「~かもしれない」系の表現で、「(良くない事態が発生する)可能性がある」という意味を表します。「~する恐れがある」(→文型020)とほぼ同義の推量表現です。この二つは常に悪い事態にしか使えませんが、「~かもしれない」と同じく、事態の良し悪しに関係なく使える表現に「~ないとも限らない」(→文型264)があります。) F" b' S3 J- S* r1 @; E/ i* V
秘密が漏れるかも知れない。1 i( m& X# Q+ m) e6 p
秘密が漏れ兼ねない。; O- W- N0 S6 c- {$ L. ~. m
秘密が漏れる恐れがある。
' h2 M0 U- }! }; L 秘密が漏れないとも限らない。
! v, X4 G7 k9 b' B7 ^, b, d4 r+ p0 j; ^0 e
1.会社命令に背こうものなら、首にされ兼ねない。
* G( K- d1 I' G* O! N) P2.あいつは金のためには人殺しだってやり兼ねない男だ。
3 u |& Y, A8 h2 f% S3.そんなにスピードを出したら、交通事故を起こし兼ねない。4 k/ `2 L: C5 k' n: H6 O& r4 ^
4.部下を無能呼ばわりするなんて、人を傷つけるひどい言い方だけど、あの部長なら言い兼ねないね。: W- Z9 C& W- O( D% a% D+ G
5.このままでは両国の国境紛争は、全面戦争に発展し兼ねない。まさに一触即発の状態と言えるだろう。1 r! R R( F& W( Z& j% U: }
9 x* t0 M- l- O( w. R5 x @
1) 旅先(に/で)は飲み水に注意しなさい。そう(する/しない)と、食あたりを(起こり/起こし)兼ねない。
) Q; g1 R" B+ t4 O/ q; d2) 過ち( )( )学ぶことが(ない→ )ば、再び同じ過ちを(繰り返す→ ) 兼ねない。4 n3 j# n" I1 A# C! l% y" B- q' T
: ^) s+ ?% u/ r! B
! w& x2 w- u9 U, t5 r1) が(「明ける」は自V)/明けない/を始めた(自Vか、他Vか)! F f* d/ ~! T+ c8 c
2) 書き/終えない/が(~がする→文型031)
) v$ R0 G" z$ X- X8 y) O
+ D0 J$ |, K2 D$ m: [
0 O/ p9 U9 N7 s- w' P% E) b+ t+ y; n# o" P0 D0 \2 G; x* ^
動詞:[ます]形 + 兼ねる/ f4 P; ]. a% b0 }6 f+ h8 Z0 j
! E. Z# W# r3 J& L李 :今回の措置は少々理解し兼ねますので、よろしければ、説明していただけないでしょうか。+ j0 P" H. A6 q* q" ] w' x
課長:色々と事情があってねえ。私の口からは説明し兼ねるから、佐藤君から聞いてくれよ。 f# P7 x$ \& S; @$ J: p& ~1 {6 n
佐藤:およその事情は存じておりますが、私には説明役は少し荷が重過ぎます。( Y* D% e' o: v+ Y9 ^
' w0 U4 \7 Z( }' S) T: H2 [$ k* x3 h
「~兼ねる」は「心理的・感情的理由で~できない」を意味する表現です。「~できない」を意味する可能表現は下例のように色々ありますが、各項を参照してください。下例の中で「~得ない」は「~する可能性がない」を表すので、第三者のことでないと少し不自然ですが、意味の差は別にすれば、どれも使えます。→例題2)3 @- ^# S0 D) D3 w! a: C7 {' y! O) n
お世話になった人の頼みだから、
" ~# K, z, H- ~- ]+ V: L( Z B 断れない。
) a% Y' A7 k- X/ v& F2 u 断り兼ねる。
/ L' i3 ?; s( W/ o; } 断り得ない。 (→文型017)
, F1 {# ? l D# i$ d" W 断るわけにはいかない。(→文型457)8 h# l0 p6 S, r
断り難い。 (→文型034): x6 g* U% r O
( p( ?3 H9 Z1 N1.あなたの意見には、どうしても賛成し兼ねます。' B* h1 P, G' J% ]: j5 h% s
2.その種のことは、同僚の僕の口からは言い兼ねるね。
/ d* l2 J8 T7 B( ]% w2 e4 I3.今か今かと子どもの帰りを待ち兼ねて、何度も玄関口まで見に行った。
\) R5 `: b% h4 n2 D4.彼は能力はあるが、協調性がなく、私には扱い兼ねる存在だ。 y; c2 w6 C6 H( t
5.当館では、傘の保管には責任を負い兼ねます。各自ビニール袋に入れてお持ちください。(張り紙から): O9 B! w1 X- U- m& H7 f
+ [+ N5 a* w7 `) m1 M1) たとえあなたの頼み(なら/でも)、こんな歴史を歪曲する(ように/ような)本は推薦し(得ない/兼ねる)。
$ T* {7 O; I" d3 ^2) 当店( )いたしましては、申し訳ございませんが、その種のご相談( )は(応じる→ )兼ねます。
R# N( L3 X) }8 i4 q$ q1 z+ i) D" P/ N- u- O l/ `3 t
4 }9 K3 ]* L% q5 W) q% s0 D
% ]% q0 W1 t7 V7 i' {) I1) で(動作の場所)/しない(→文型203)/起こし(他V) ^3 q, s# K" s. z7 c
2) から/なけれ/繰り返し
5 j( f. [* B$ g! p
- ?0 x: G$ N" m$ Z8 Q! g, q S3 j4 T
9 v" U6 j2 H, G( g4 i
7 D$ z5 f, r& i5 v' N! o, b名詞 : × / である + かのようだ0 u9 O# \1 A7 a: @1 |' j
動詞・形容詞:普通形<ナ形 ー×>* \2 a' f, a2 P, ^$ t7 F
$ K+ g( K$ a" t" K6 A& D. r
祖父:自分の家での昔ながらの披露宴もいいもんじゃ。皆が集まると、昔に戻ったかのようじゃ。+ h# w P+ O# t* f2 S
祖母:でも裏方はもう大変。台所は盆と正月がいっしょに来たようでしたよ。/ c$ V# u+ l* \+ ?& @+ k, V" C
祖父:次男と末っ子にも、もう結婚相手が決まっとるかのようじゃったが、時が経つのは早いものじゃのう。
0 C5 t8 g$ y9 e/ N( Q9 T( J' C
0 ], d9 t) J/ s# H2 A 「~かのようだ」は「<実際はそうではないが>まるで~ようだ」(類似)を意味します。実際はそうではないことが暗示されているため、「~ふりをする」という意味や非難・軽蔑の感情を込めるときはこの文型がぴったりです。その際は「あたかも・さも」という副詞と結びつことが多いでしょう。例えば、「さも知っているような態度 」は「知っているふり」とほぼ同義です。なお、例文5のように「~ようだ」のかわりに古語「如し」(→文型083)が使われることもあります。
3 a# N, [0 U7 s/ N) u% c+ [# G" ]/ s
# O+ `& e( l: K4 N1.寒いなあ。もう3月なのに、真冬に戻ったかのようだ。
) v& G4 `! w! e I1 d7 |! \2.新宿は不夜城の名にふさわしく、毎晩が祭りであるかのようににぎわっている。
* a% u9 a8 Y5 p2 O/ q3.彼女はペットの猫を、あたかも実の子であるかのように可愛がっている。. H# z" c, f' a# N, d0 E! [
4.彼は毎日エネルギッシュで、疲れを知らないかのようだ。/ T4 s! P' _7 l+ L
5.この度の金融破綻が、全て政府・与党の無能無策から生じたかの如き主張は、我が党としては受け入れ難い。' j# K4 u' ~. M1 k
& J3 e7 N* D! d4 W1) (ただ/ほん)の風邪なのに、(あたかも/実に)重病人であるかの(ように/ような)大げさに騒いでいる。4 Z7 C7 m9 |1 H6 M6 O* P5 L
2) 彼( )きたら、さも何でも(知る→ )かのような口振り( )話す。 <044の例題解答>% T; z% J! k9 a) W( h
1) でも/ような(~ような+N)/兼ねる(~得ない→文型017)' D1 w" M! O* \
2) と(「~としては」の謙譲の形→文型237)/に/応じ# t v( Y3 M7 S, ?" Y* T5 m
2 V, N# I6 k) s- `) ^5 c7 \5 Y# T
1 Z$ y9 d# D0 }5 n% X
/ s. |3 H) b' P& l
動詞:原形 + が早いか
7 Y, t( m% s8 R: k( x) B; k6 @7 b/ ]0 w
李 :小平のしつけがなってないなあ。座るが早いか、「いただきます」も言わないで夕食に食らいついたぞ。
d, r2 r0 Z2 c8 W, H, A良子:あなたって家に帰ってくるが早いか私に小言ですか。あなたにも半分は責任があるのよ。7 t% t6 p5 T4 `7 q$ `/ B* ~
李 :坊主、雲行きが怪しいと思ったのか、食事が終わるが早いか逃げ出していったよ。* l$ e& Y. T7 w
) V9 A8 w4 z1 H/ y" U- {
「~が早いか」は「~すると、すぐ~」を意味します。「~が早いか」は動作の同時発生を強調する点に特徴があり、以下のような自然現象や状態発生に使うと不自然になります。また、現実に起こった既定事実描写なので、後件で「~たい・~つもりだ・~だろう」などの意志・推量表現は使えません。→例題1)9 k7 Y* a! P u' u0 J7 _% ^- @9 B
家に帰るか帰らないうちに(?帰るが早いか)、雨が降りだした。2 d7 I3 u+ j+ V( L4 a3 x
帰ったとたんに(×帰るが早いか)、涙が出てきた。
7 j# g" n P( p3 c7 H/ q) u/ J 同義表現は多くありますから、「~か~ないかのうちに」(→ 文型042)の項を参照してください。6 Q' L% ?" y9 q5 q- Y/ F1 |
# |9 z4 I% [7 D' U0 Y% x$ |1.ベルが鳴るが早いか、彼は教室を飛び出した。( u5 T$ Z7 s7 J! B0 o' I$ k0 [' \; |
2.彼女は卒業するが早いか、結婚してしまった。- I$ F8 t5 a; P' B/ L4 z
3.バスが着くが早いか、乗客は先を競って乗り込んだ。
. W$ D0 l( N" b+ {+ A& q8 m4.主人の足音を聞くが早いか、子犬は駆け寄ってきた。1 [2 a, a9 _$ G' m+ g
5.店が開くが早いか、お客はバーゲン会場に殺到した。
4 g# U* s' H. \- p' T
+ g* [7 D, l3 \! \1) (まもなく/ただちに)取引先からの電話がある(はず/つもり)なので、(入ったとたんに/入り次第/入るが早いか)、(まもなく/ただちに)教えてください。
- c0 I$ r9 R) u |! X0 z2) 隊員たちは「○○地区で火事が発生!」( )の連絡を受けるが早いか、消防車に(乗る→ )込み、現場( )と急いだ。
9 ^( D: c! X0 c3 f; a, u% P' ]' _( Q8 o: K7 U: d
, T* ?7 t9 h) u1 ^$ F
. T. W" S7 q) Q% I( O6 I( |& N! p1) ただ(副詞の語義)/あたかも/ように
$ ~2 c$ d2 b8 E7 {; Z" m2) と(~ときたら→文型229)/知っている/で
: H N4 X' J2 D9 V " f3 A. @9 `( d+ n* g
2 N9 ^, }; L6 ? F+ P- E" a s
名詞 : × + かもしれない8 F0 z" Y$ Y/ p! t: s
動詞・形容詞:普通形<ナ形 ー×> かもわからない
6 x; ]. c7 j9 w* P
D" d8 L& A3 S% n9 j1 d# X# b6 |5 T小平:難しいかもしれないけれど、私立の○○中学を受験してみようかと思うんだ。お母さん、いい?
# q1 i3 O4 d0 c* a良子:えっ?あの有名な○○中学?
: c' C7 ?- [3 T( T小平:もしかしたら、合格の可能性もあるかもわからないと、先生が言ってくれたんだ。
: n# a% R+ Y" f良子:わかったわ。駄目でもともと、やってみたら?
5 U4 B0 X; m+ n( _/ b6 S$ Y5 [* o0 N9 r/ O8 h% m( o/ }- P- g
「~かもしれない」は初級文型ですが、「~かもわからない」の形もあって意味も用法も変わりません。関連表現を挙げれば、可能性が高いと思えば「~だろう」、ほぼ確実だと思えば「~はずだ」が使われます。
+ L' G9 Q3 M2 z! Z9 d; j! i 明日は雨が降るかもしれない。
( {1 _- |" v6 c% I& e5 u( Y6 f 明日は雨が降るだろう(60~80%)
6 O) ?! _# I/ A' E 明日は雨が降るはずだ(95~99%)
- }7 h' b2 J, E" ^ 以上は知的推量に属しますが、人間の五感に基づいて感覚的に推量するときは「~ようだ/~そうだ/~らしい」(→資料「)が使われます。例えば、人の額に触って「熱があるようだ」とは言っても、「熱があるだろう」とは言えません。5 x- o$ p2 J, N1 W3 |2 X
" M/ A5 _6 a2 r+ B a1.帰りが遅すぎる。娘の身に何かあったのかもしれない。& Z6 o5 K3 H" P4 _
2.そう言えば、そんなことを言ったかもしれないなあ。
: a4 x1 ~, H# f( |8 Q3.ずいぶん勝手な奴だとお思になるかもしれませんが、先日の話は一旦白紙に戻していただけないでしょうか。( I8 y; y" O- o2 V4 m
4.一時父は重体で、もう助からないかもしれないと思ったが、どうやら峠は越したようだ。
7 q; p4 `. n6 r7 N9 k5.ひょっとしたら、行方不明の息子が帰ってくるかもしれないと思って、部屋はそのままにしてあるんです。2 E- Z4 P8 L' `2 p: L1 p
1 k$ Q1 K+ g7 N% _/ D1 J1) 机上の理論(として/にとって)は成立する(はずだ/かもしれない)が、現実から(は/が)遊離した空論だ。
, R( ]! p, {' N5 u7 i2) 旅先( )何があるかもわからないから、その際はここ( )電話を(入れる→ )なさい。
3 C! h0 T/ c' F0 m* ~& w$ ^" a) t! |, B/ H. g, @+ Y1 }+ [. R' m
! _9 ] r1 B9 N6 S6 r1) まもなく/はず(→文型367)/入り次第(→文型111)/ただちに4 K0 P; U8 W* I7 k5 N# g
2) と(内容の引用)/乗り(→文型094)/へ(~へと→文型387)
2 B& ]5 F, G8 D' @) Y
; H6 G: ?- h9 }" H5 }" K/ L: \& ~3 W. F3 ?: O+ \' m- h
+ r4 N% t1 J y/ f: S5 t4 T) Q8 B$ l) f( E- {( j! ^7 b
数詞: × + からある からする からの + 名詞
* B4 \2 o4 `; Z$ K% @. A, Z0 m3 `3 {
山田:例の他社から引き抜かれて来た彼、懸案だった○○物産を見事に開拓しちゃったよ。やはり凄腕だよ。* L. v& a L2 J# G; U2 c- z
李 :「営業の鬼」と言われる人物だけあるねえ。今まで10人からの営業が当たっても無理だったのにねえ。
" h& y7 _$ z6 L3 C: O1 E; N7 S1 X山田:その報賞として、社長から金一封と50万円からする時計をもらったそうだ。3 J; S6 ]2 F) K, l* m: F0 R J
+ E/ i4 U- _: s8 V. {' Q
これらの文型の用法は「~を越える~」「~以上ある~」という意味を表します。話者とって数量がとても多いと感じられるとき使われる文型で、距離・重量・高さなどには「~からある」、金額には「~からする」、人数には「~からの人」が使われます。
: T9 @0 `1 G, J 例えば実際は二万円でも、その数量をどう感じるかで表現は異なります。$ p: Y/ ?! h( i5 L
二万円ぽっちの時計 <その時計をとても安いと感じている>" o7 d5 e }: a/ H
二万円しかない時計 <その時計を安いと感じている>* e1 Q# W! N* r: E. @ g
二万円ばかりする時計<その時計を少し高いと感じている>* b1 x& p. Q: a% @# [- S
二万円からする時計 <その時計をとても高いと感じている>
# d' W& n1 }6 i7 [' f
% T; e8 g+ o3 R5 `% z" n1.彼は50キロからあるバーベルを軽々と持ち上げた。
( }) j; c% ?# J2 @, d" B2.この骨董品は明代の物で、買うとなると50万円からします。
' x8 i; t# F% q" ^6 e3.この前の地震では、二万人からの人々が家を失い、五千人からの人が死にました。
3 }; s" ^- v" l1 p# A4.この湖は、深いところは三百メートルからあります。
3 C5 ~3 Y3 z) U8 _" u; _5.数名しか採用しない会社の社員募集に、五百人からの人が応募した。
1 F9 ~+ B- V1 T! D4 ^' R! f/ H6 c! Q+ \4 h; C
1) 二億円から(ある/する)絵画をぽんと買っていく(なんか/なんて)、一体どんな人なん(だい/かい)?
. A. b' F0 W+ C- _4 X8 X2) 日本人が中学まで( )習う教育漢字だけで881字からある。非漢字圏の学生たちから、とても(覚える→ )切れないという悲鳴( )聞こえてくる。
6 S4 H C5 M( Z+ q, z1 h5 `& H' O, B3 A; z5 a! `$ n6 y
! k) N$ ~! d7 M$ M( @
& L& _7 J' x+ j, ^) @5 E* s0 \
1) として(→文型237)/かもしれない/は2 r$ E$ ?# o+ A1 `5 o
2) で/に(「へ」も可)/入れ(V〔ます〕形+なさい)# c. J, M0 A; w" u4 |! k
( p7 O' w* p, C& u0 w% R) o
- j$ @5 Y7 y4 r1 W. C% T049 *~から言うと/*~から言えば/*~から言って | 5 f, n R- c& M& q# |3 b9 I: `
名詞: × + から言うと: r; h1 C. `: ~4 Z0 D: x
から言えば
" D% a3 l& k% j# k- O4 ~ から言って" ` `: Y2 l* x: h# M
0 b, m7 G4 ?* `2 `& Z1 H
李 :営業担当として言わせていただくと、新製品の開発はできるだけ急いでいただきたいです。) j* F0 N+ u0 H0 Q5 z2 K& K
佐藤:今一歩のところまで来てはいるんですが、現状から言って、もう一ヶ月程度はみてください。' c: G( j8 c& j
課長:他社に先を越されては困るし、かといって品質に問題があっても困る。とにかく、部長の指示を仰ごう。
* P/ }- P0 v5 D. ?' K0 M- w
1 P" f! G% d; m7 ? 「~から言うと/*~から言えば/*~から言って」は「~ の観点から判断して言えば ~」という意味で、用法の差はありませんが、仮定の「と/ば」がないため、「~から言って」は断定に近い語感になります。4 w" d D/ N! X+ V
同義表現に「~から見ると/~から見れば/~から見て/~から見たら」(→文型059)、「~からすると/~からすれば/~からして」(→文型052)がありますから、各項を参照してください。
8 g7 W, b* K5 | K$ T8 R/ f; j7 l
4 o: x t$ D' p0 M: n) p) _1.A社の製品は、デザインから言えばB社に勝るが、実用性から言えば劣っている。 @0 L8 p! B) \$ I
2.彼の性格から言って、その程度のことでくよくよしたりしないでしょう。
: V- b$ t! {) Q7 F3 }3.健康という観点から言えば、激しい運動は「百害あって一利なし」です。! N# t( {7 t7 `% r; o- i" Z, V6 }
4.この成績から言うと、○○大学は少し無理かと思う。) j! e) n% z" l) b4 c
5.交渉の進展状況から言って、今夜が山場になるだろう。- ]2 r$ N; b3 d
) P5 Z1 K, `7 L9 t' @8 S
1) 親の気持ち(から言えば/からと言って)、血を分けた自分の子供(ほど/しか)大切なもの(は/が)ない。
% p \' u0 y: y9 P1 O. v2) 気候( )( )言うと、北海道の方( )北京より寒いんじゃない( )と思える。
/ j+ E8 v9 Q2 s; U
$ y8 W# t6 k! ~0 d8 T6 P" l
; {* a! e6 Y* w: v1 X7 u4 C1 E, O& ~& Y4 b& o% N0 ]: C
1) する/なんて(→文型274)/だい(→文型129)& ]* U2 A/ _, \4 W& N- ^0 j2 E
2) に(→文型402)/覚え(~切る→文型067)/が(自V)
; Z9 ^7 G( |. J' @# }
4 Q. \ b* w3 v2 q, H , v7 f( y1 D* R) b
9 G9 n/ T" w0 k8 \# {
* Y0 G- z7 }1 ^" x4 O/ v
' {; u/ g" k. w* ]+ b名詞 : だ/である + からこそ
: t% @3 c: F9 |- R0 Z- P5 X動詞・形容詞:普通形<ナ形ーだ/である>) K6 P9 s) V% W/ v* V1 ~: C
名詞 : であれば/なら + こそ
, q+ d0 ^2 C6 P T動詞・形容詞:仮定形<ナ形ーであれば/なら>
4 X! j1 G4 z" u N% e4 f$ G4 t
良子:心配してると思えばこそ、こうして電話してるのに、いきなり怒鳴りつけることもないでしょ。
2 p( Z: m' c! u" T' c! V7 Q李 :一体全体、今何時だと思ってるんだ。帰りが遅すぎるから、何かあったのかと心配してたんだぞ。
2 h% H/ g6 q1 A3 B1 }良子:それにしても、もう少し優しく話してくれたっていいんじゃないの?) w M8 w. ~3 [* l% c! K7 ^
/ ?6 F- M! Q/ p) \+ A
「~からこそ/~ばこそ」は、どちらも「正に~だから~」と原因・理由を強調する表現です。副助詞「こそ」と結びついて、文末が「~んです」と呼応するのが特徴です。「~からこそ」と「~<仮定形>ばこそ」の多くは置き換え可能ですが、仮定形の「~ば」は文末に完了形(「た」形)がとれない制約があるため、例文4、5のような場合は不自然になります。
# p% J& L, ~8 u3 v0 J3 z" v 君が来いと ○言ったからこそ 僕は来たんだ。9 v8 p7 M4 q+ N) w: M% @
×言えばこそ, F; r% \0 M% [, K5 e. N
/ F# E/ d+ p; r- X8 {3 G C0 N
1.親は子を愛するからこそ、厳しくしかることもある。
' n7 F* U8 G5 ~5 M- \2.健康だからこそ、幸せな日々が過ごせるのよ。
5 [3 n# ^0 r/ Q$ ?1 f& m3 M- Y3.君のことを心配すればこそ、注意しているんです。* ?9 i( }1 B; {/ F) F
4.この作品は、妻の協力があったからこそ完成したのです。* O1 m! K* K1 a4 o9 ]7 e V' {
5.私の話に耳を貸さなかったからこそ、失敗したんだ。こうなっては、もう取り返しがつかない。
. U+ q( [( Q# g1 _7 W. l) d1 h# e9 t2 h& L
1) 苦し(さ/み)が多いほど、また喜びも大きい。そして、悲し(さ/み)が多いほど、人に優しくなれる。このように人生は、表裏一体だ(からこそ/からには)おもしろいんじゃないか。+ L! _6 j3 w0 _3 ?- ]+ @8 }5 U
2) 希望が(ある→ )ばこそ、人は(生きる→ )いけるんじゃないでしょう( )。) l' v5 f( t; M* j! x0 \. e4 ^
7 _* o5 c% W! l2 {" ]& s" \, F W! x+ `( z/ I
1) から言えば/ほど/は
1 S% S7 ?& z. }& X- B+ K, i! e, |2) から/が/か |
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