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[天声人语] 080309又是一年桃花开

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发表于 2008-3-11 10:06:07 | 显示全部楼层 |阅读模式
080309又是一年桃花开

桃の節句を過ぎてなお、弥生の空は、春の誘いと、冬の名残に揺れているようだ。人の思いも、どこか似ている。たとえばこの季節の旅。春を迎えに南へ行くか、冬を追って北へ向かうか。楽しくも心迷うものがある。

桃花节(注:日本的女儿节,在三月三日)已过,三月的天空,依然在春的召唤,和冬的余韵中摇摆不定。人的思绪,与之也有几分相似。譬如说在这个季节出门旅游,是南下,迎接春天,还是北上,追赶冬天的背影。几多欢欣,几多迷茫。

とはいえ遠出はかなわず、せんだって手軽な「春」を迎えに隣の山梨県を訪ねた。桃の産地である。早生(わせ)を育てる大きなビニールハウスで、早咲きを楽しませてもらった。山々は雪で白いが、20度あまりに保たれた中は花盛りである。

远游殊难成行,前日,我作了一番迎春小游,造访了相邻的山梨县。那是个桃子的产地。在培育早熟桃的大棚里,早开的桃花悦目赏心。远处的群山依然是白雪皑皑,可桃花已在20多度的小环境的呵护下竞芳吐艳。

かすかに聞こえる羽音は、授粉のために放たれたミツバチの乱舞だ。下草(したくさ)も青々と伸びている。萌(も)える青草を踏んで野山を散策する楽しみは、「踏青(とうせい)」といって晩春の季語でもある。ひと月早い「春の野」に寝ころべば、体はほどけて眠気を催す。

为授粉而放养的蜜蜂四下飞舞,翅声轻盈,若有若无。桃树下,绿草茵茵。在青草初萌的山野上漫步,是为“踏青”,乃晚春之季语。我提前了一个月,将身躺在“春野”之上,舒展开身体,不觉睡意朦胧。

2月の異名を「梅つ月」という。3月は「桜月」である。凜(りん)と咲く梅、艶(えん)と散る桜。2人の姉に挟まれて、桃はおとなしい末っ子のようにつつしみ深い。その桃が、古くは厄よけの霊力を持つ木として信仰を集めていた。

2月的别名叫“梅月”。3月则为“樱月”。凛然而开者,梅;艳然而凋落者,樱。而夹在两位姐姐的中间,桃花,就像一个温顺的最小的小妹妹,开得是那么的娇羞矜持。桃树,在古代人们还相信它有着驱邪的灵验。

歌人の生方たつゑさんは幼いころ体が弱かった。母親は、桃が咲くと湯船に花枝を浮かべて湯浴(ゆあ)みをさせた。体の中の鬼を追い出すからと言い、「手のひらを丸めてすくったお湯を、肩にも、背にもかけてくれた」。そんな回想を残している。

和歌诗人生方立江女士(注:1904~2000)小时候身体羸弱。桃花开时,她母亲总要在浴盆里放些带花的桃树枝,给她沐浴。母亲“拢起手掌舀热水泼在我的肩上、背上”,说这样能将体内的恶魔赶走。她将这段回忆留了下来。

男には立ち入りがたい、母と娘の世界だろう。たおやかなひとときには、桜や梅より桃の花がよく似合う。〈子も猫も母の近くに桃の花〉永田英子。凜でなく、艶でもなく。さて、どんな一字を桃に献じようか。

那该是母女俩的世界,男子是碍难介入的吧。与樱花、梅花想比,那温馨柔美的一刻更像桃花。“桃花开,娇儿和猫依娘怀”永田英子。不是“凛”,也不是“艳”,那么,该选一个什么字献给桃花呢?
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发表于 2008-3-11 19:25:18 | 显示全部楼层
佩服佩服!
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