一些用语
第1局「棋聖降臨」
碁盤(ごばん)
囲碁を打つのに使う盤。19本の線が縦横に引かれており、その19×19(=361)個の交点が石を打つ場所です。安いものは折りたたみ碁盤やマグネット碁盤などあるけど、高いものには○寸盤とかいう厚みを持った盤があります。足つき碁盤で打つ機会は滅多にないでしょう。ぼくも、千葉県の自宅近くの碁会所で打つとき以外にはまったくないですね。だからおじいちゃんに足つき碁盤を買ってもらったヒカルがとてもうらやましく感じられるわけです。
碁笥(ごけ)
囲碁を打つのに使う石の容器。打つときにはここから直接取り出して打ちます。碁笥には蓋がついており、アゲハマを入れるのに使います。だから蓋は重要です。
アゲハマ(あげはま)
囲碁では相手の石の四方をぴったり囲めばその石を取り上げることができますが、その取り上げた石のことをアゲハマといいます。漢字では揚げ浜と書く??打ち上げられた蛤からきてるのでしょうか??この石は最後対局が終了したときに、相手の地を埋めるのに使います。
御城碁(おしろご)
江戸時代に、将軍の前で打たれた対局をいう。いつから始まったかは記録に残っていないらしいですが、1864年までは続けられたそうです。
局(きょく)
囲碁の対局の数え方の単位。大根一本、タンス一そう、囲碁一局。
石を置く・置き石・置碁
「打つ」でなく、「置く」といえば、明らかに両対局者の実力が異なる時にハンデをもらうことを意味する。実力の差によって2子から9子まで石を決められた場所にあらかじめ置いてから打つことになる。 世には自由置碁というのがあります。下手が石を置く場所を自由に決められる置碁をそういいます。
白石
白い方の石。置碁では上手(うわて:実力が上の方の人をこういう)が持つ石と決まっており、互先なら後手番の人が持つ石です。また、ニギリでニギる方の石です。
普通石はガラスやプラスチックで作られていますが、高級な石は、夏侵屈という石、白はハマグリの殻を使って作られているそうです。ハマグリの殻で作られた白石にはうっすらと青みのかった線が透けて見えてきれいです。ところで世には「グリーン碁石」なるものがあり、瑵猡ぞv、白石が薄い緑になっています。グリーン碁石だと目に優しい、そうです。
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