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楼主: kosakana

[其他翻译] 三毛猫ホームズの世紀末 作者:赤川次郎 连载中

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 楼主| 发表于 2008-9-8 17:10:27 | 显示全部楼层

更新した

「――気持ち良かった。」と、聖人はパジャマ姿でやって来たとき、もう涼子はいつもの表情に戻っていた。
「そう?休んでて。持って来てあげる。」
「いいよ。こんな所じゃ食べにくいもの。――もう三時か」午前三時である。
聖人は、ダイニングで母の作ってくれたお茶漬けを食べながら、「母さん、寝なくていいの?明日は授業、あるんだろ」
「私のことはいいわよ。聖人、体を壊さないようにね」涼子は、二つの短大で英語を教えていた。非常勤の講師なので、毎日出かけていくわけではない。
「十時過ぎに出かけるから、あなたは寝てていいのよ。電話で起してあげようか?」
「自分で起きるさ」聖人は首を振って、「明日は、たぶん外で食事してくる」
「誰と?」
聖人は、チラッと愉快そうに母を見て「誰かな?気になる?」
「親をからかわないで」と涼子は苦笑した。
「母さんも、たまにはデートして来なよ。林さんとはこのところ会ってるの?」
「先方が忙しいのよ」と涼子は言った。「それに――あちらの息子さんがいい顔しないって」
聖人が、本当かな、とでも言うように母を見て肩をすくめた。
それよりね、あんたこそ気を付けるのよ。ただ有名だって言うだけで寄ってくる女の子がいくらもいるんだから
「耳にたこだよ」と聖人は言った、「ごちそうさま。もう寝るよ」
「そうしなさい。おやすみ」「うん、おやすみ」聖人が寝室の方へ姿を消す。
涼子は、聖人が寝入ったと思えるまで待ってから、先の写真を取り出して眺めた。
そして、戸棚の引出しを開けると、中を引っかき回した。もちろん、音をたてて、「天才」を起してしまわないように。十分に用心しながら・・・・・・。

「----真舒服。」当圣人穿着睡衣的样子出现时,凉子的表情已经恢复正常了。
[是吗?那你休息吧,我给你拿过来]
[不用了,在这里吃起来也不方便。-----已经三点了呀]凌晨三点,圣人在餐厅边吃着母亲做的茶泡饭边说:[妈,你不用睡觉吗?明天不是要上课吗?]
[我的事你不用担心,只要保重你的身体就好]凉子在二所短大里教英语。因为是外聘讲师,所以并不需要每天去学校报到。
[十点过后我要出去,你继续睡吧。要我打电话叫醒你吗?]
[我自己起来]圣人摇着头,[明天可能在外面吃好饭回来]
[和谁?]
圣人脸上闪过笑意看着妈妈[和谁呢?你想知道?]
[不要逗妈妈]凉子苦笑道。
[妈妈你也偶尔去约会吧。最近有和林先生见面吗?]
[他很忙。]凉子说[而且----听说他儿子也没有好脸色]
圣人看着母亲耸肩缩背,像在说:真的吗?
[比起这个(不说我了),你才要当心。仅为了你的名气而来的女性可不少。]
[我耳朵都听出茧子了]圣人说道[----吃饱了,我要去睡了。]
[嗯,晚安]
[嗯,晚安]圣人走向房间。
凉子等到圣人睡熟后,把刚才的照片拿出来看。然后,打开橱子的抽屉,开始在里边乱翻。当然,会发出响声,但为了不吵醒“天才”,她十分小心翼翼地翻着……
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 楼主| 发表于 2008-9-12 15:35:14 | 显示全部楼层
「――参ったな」と、片山は首を振って言った。
「お願い!うちへ知らせないで」その女の子は、さっきから泣いてばかりいた。
――片山が泣かしたというわけではない。
昔から、女の子に泣かされたことはあっても、泣かしたことはない。ま、威張るほどのことでもないが。
「もう二度としませんから!」と頭など下がられても・・・・・・
「どうした?」と栗原が顔を出す。
「課長!」片山にとって、栗原警視の顔が救いの神に見えるというのは珍しいことだった!
「夜中に叩き起された」と、栗原は本当に眠そうだった。「現場は?」
「あ・・・・・・。じゃ、一緒に行きます。君は、ここにいて」とその女の子に言うと、
「はい」と、しょげ切った様子で肯く。
「――何だ、あれは?」と、栗原がエレベーターへと歩きながら言った。
「同じホテルの別の部屋で、五十男と泊ってたんです。――どうも、殺された野沢百合と同じ組織に属してたようで、何とか訊き出そうとしてるんですが」
――ホテルのロビーには、まだ人が沢山出入りしていた。殺人事件があったというので、表を通りかかったアベックが立ち止って覗き込んだりしている。
「――片山」エレベーターの中で、栗原は言った。「覚えてるか、三ヶ月前の事件」
「はあ・・・・・・。三カ月前というと」
「湖畔で女が殺されたろ。首を絞められて」
「ああ。でも、あれは・・・・・・」
「うん、わかっとる」と栗原は肯いて、「犯人は自殺した」
「確か、自動車の修理工か何かで・・・・・・。あ、この階です」片山は、ドアの開いた部屋へ入って行った。
「あ、片山さん。もう大丈夫ですか?」鑑識の人間が片山を見て言った。
「何だ。また引っくり返ったのか」と栗原が苦笑した。「こりない奴だ」
「好きで貧血起してるんじゃありません」と片山は言い返してから「あの――妹には内緒に・・・・・・」
バスルームは、ただでさえ狭いのに、指紋を採ったり、写真を撮っているので、ますます混雑している。
栗原は、バスタブを見て、顔をしかめた。
死体はもう運び出されていたが、たっぷり張られた水は、真っ赤である。
「血の池だな」と、栗原は首を振って、「―-―出よう」
片山もホッとしていた。「それで、課長――」
「うん」栗原はベッドのわきで足を止めると、「匿名の電話があった」
「何と言ったんです」

「算了吧」片山摇头说道。
[拜托啦!不要通知我家里]那女孩从刚才就一直哭。
——不是片山惹哭她的。
从前就这样,有被女孩子惹哭过,但是没有让女孩子哭过。呵,这不是什么值得骄傲的事情。
[我保证没有第二次了]道歉也……。
[怎么了?]栗原来了。
[课长!]看到栗原警视片山就像看到了救星一样。
[半夜被叫醒了]其实栗原之前很困。[现场呢?]
[啊……,那我们一起去吧。你,待在这里。]对那女子说道。
[是]一副垂头丧气的样子。
[——什么呀,那是?]栗原边走向电梯便问道。
[和一个五十岁左右的男人住在同一家酒店的不同房间里。——总觉得和被杀的野泽百合属于同一组织,所以想看看能不能问出点什么消息。]
――还有很多人从酒店的大堂进出。因为发生了杀人案件,正好路过前厅的一对情侣站在那里探视着。
[――片山]在电梯里,栗原说:[记得吗?3个月前的案件]
[啊?三个月前?]
[女的被杀死在湖滨。被掐死的。]
[嗯,但是,那……]
[嗯,我知道]栗原点点头[犯人自杀了]
[好像是汽车修理工什么的……。啊,在这层。]片山走进开着门的房间。
[啊,片山。已经恢复了吗?/已经没事了吗?]鉴定组的人看到片山说道。
[什么。你又吐了?]栗原苦笑道[这是个不接受教训的家伙。]
[又不是我愿意闹贫血的]片山还嘴后[那个——不要告诉我妹妹……]
浴室本来就小,现在又是采指纹,又是拍照的,就更是拥挤。
栗原看到浴缸惊得咧嘴。
死体虽然已经被移走,但是满浴缸的水被血染得通红。
[真是个血池]栗原摇头道[——出去吧]
片山也松了一口气。[那,课长……]
[嗯]栗原站在床边[我接到了匿名电话]
[说了什么?]
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 楼主| 发表于 2008-9-12 17:12:56 | 显示全部楼层

更新,更新!!!

「この事件と、三ヶ月前の事件は同じ犯人だというんだ。」
「課長。ということは――」
「うん、三カ月前、重要参考人で調べた男は犯人じゃない、ということになる」
「しかも、犯人扱いされて、自殺しちまったんですよ」
「わかっとる。もちろん、匿名の電話などあてにならん。しかし、万に一つ、ということがある」片山としては、栗原が気にしているのはよく分かる。
あの容疑者は、ある週刊誌が「犯人」と断定して実名を出してしまい、それで職場はもちろんクビ、家族も近所から嫌がらせを受けて、大変なことになったのである。
そして自殺。一件落着ということになってしまったのだが、何とも後味の悪い事件だった。
「片山。俺もあの件は気になっていた。しかし、今さら再捜査となると、また大変だろう」
「はあ」「お前、すまんが、もう一度当ってみてくれんか」片山は、すぐに返事できなかった。
たとえ、あの容疑者の遺族に会いに行っても、水でもかけられそうだし、といって、どうせ「いや」とは言えないと分かっていたからである。
エレベーターに乗って下へ下がりながら、「同一犯人にしては、手口も全く違いますね」と言った。
「うん。しかし、頭のいい犯人なら、わざと状況を変えることは十分にある」
「そうですね」片山たちは、あの女の子を待たせておいた一階の部屋へ戻ったが……。そこには、四十前後の、いやに堅苦しいスーツ姿の女性が座っていたのである。
片山は、あの女の子を捜してキョロキョロと見回したが、その女性が、「お捜しなのは、加藤希代子でしょうか」と言った。
「はあ……。あなた・・・・・・じゃありませんね」と、片山は言った。
どう見ても、十八歳の女子大生には見えない。
「私、芳賀しのぶ、と申します」と、その女性は言った。
「はあ」「加藤希代子は私が教えた生徒です。私の責任において、帰らせました!」堂堂と言いわれて、片山と栗原は怒るのも忘れて顔を合わせたのだった・・・・・・。

[这次的案件和三个月前的案件是用一个人做的。]
[课长,这么说……]
[嗯,也就是说三个月前作为重点嫌疑人被调查的男人不是犯人。]
[而且,因被当犯人对待,自杀了。]
[我知道,当然匿名电话不能作为线索,但是,以防万一]栗原担心的事情片山十分理解。
那个嫌疑人被某杂志称为[犯人]并将他的名字登在杂志上。被公司开除是理所当然的,而且连累家里人被邻居指指点点,事情变得非常棘手。
然后他就自杀了。虽然案件解决了,但总让人觉得不快。(但总有不快的感觉)
[片山,我也很关心那件事。但是,现在再重新调查的话,也很不容易的吧]
[嗯]
[这样是给你增加了工作,你能再查一次吗?]片山没能立刻回答。
即使是去见嫌疑人的遗属,也很可能落个被泼水的下场。虽然如此,但也知道肯定是不能说[不干]的。
两人乘在向下的电梯上,说:[如果说是同一个犯人,但手段却完全不同]
[嗯,但是,如果犯人聪明的话,完全有可能故意改变作案手法]
[也是]片山他们回到刚才让那女人等的一楼的房间……。坐在那里的却是位40岁左右的,穿着很死板的套装(穿着很老气的套装)的女性。
片山东张西望的找着刚才的女孩。那女性问道:[你在找加藤希代子吧]
[啊……,你……不是你吧]片山问道。
怎么看都不像18岁的女大学生。
[我叫芳贺sinobu(忍)]那女性回答。
[哦。]
[加藤希代子是我的学生。在我的责任范围内,让她回去了。(我负责让她回去了)]片山和栗原听到这么冠冕堂皇的说法,两人面面相觑连生气都忘了。

希望有人指点红字处。谢谢。
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 楼主| 发表于 2008-9-17 14:10:04 | 显示全部楼层

今日更新

4 講演
「あと十分です。」と、控室に顔を出した野田沙織は、「あ、どうも」と、そこに白鳥聖人自身でなく、母親の涼子がいるのを見て面食らった。
「どうも、じゃありませんよ」と、涼子は言った。「あなた、何をしてたの?聖人がいないじゃありませんか」
「はあ、でも・・・・・・」
「あなたの仕事は聖人の世話をすることでしょ。どこにいるのかも分からなくて、よく仕事が出来るわね」
沙織はムッとしたが「捜してきます」と言って、ドアを閉めた。「全くもう!――子守りじゃないんだからね!」ブツクサ言いつつ、男子トイレを覗き、ロビーへと出てみる。
講演会に。誰か知っている人間が来て、話し込んでいる、ということがよくあるのである。
ロビーは、若い女の子たちでずいぶん混雑していた。
この分なら、ホールはほとんど埋めるだろう。
「沙織!」と呼ばれて、振り返る。
「晴美!来てたの」
「うん、にぎやかね。入ってもいい?」
「もちろん、満員ってわけじゃないから。一人?」
「二人」と足下を指さす。
「ニャー」三毛猫が、晴美の足下にちょこんと座っている。
「あら、ホームズ、いらっしゃい」と沙織はかがみこんでホームズの鼻先へ自分の鼻をくっつけた。
「あ、そうそう。こんなこと、してられないんだ」
「沙織、今はあの詩人のマネージャーしてるの?」
「好きでやってんじゃないのよ。うちの局のお偉方がね、あの人気に目をつけて、『何か役に立つだろう』って言うわけ、で、私がお守りを仰せつかっちゃったの。――どこ行っちゃったんだろな」
「誰が?」
「白鳥聖人よ。あと・・・・・・七、八分で始まるのに」
「ああ、そこにいるわよ」と、晴美が、飲み物の自動販売機の方を指した。
「え?」
「あの子と話してるの」見れば、ちょうどこっちへやって来るところで、
「やあ、ごめん!心配した?」と、沙織に言った。
「もう。一言言ってって下さいな」
「ごめん、ごめん」
「お母様がおみえですよ」
聖人が、目を見開いた。「お袋が?」
「私・・・・・・もう客席に」と言ったのは、石津雪子である。
「うん。じゃ、行こう」聖人は、沙織を促して歩き出した。
「私たちも、そろそろ中へ入りましょうか」と、晴美が言うと、
「そうですね・・・・・・。ハクション!」雪子が派手にクシャミをした。
「ホームズ、あんまり近くに行かないで」
「ごめんなさい・・・・・・。とっても可愛いから、抱いてみたいんだけど・・・・・・。ハクション!」
「じゃ、私はホームズと適当に座るわ。終わった後でね」
「はい・・・・・・」と、雪子は言って、グスンと鼻をすすった。
「あなた・・・・・・」
「え?」雪子は、すこしたってから、振り向いた。どうやら自分が呼ばれたらしい、と思ったのである。
「私ですか?」
「ええ。――私、白鳥聖人の母親よ」雪子はびっくりした。
「あ、どうも・・・・・・。私、石津雪子といいます。始めまして」丁寧に頭を下げる。
「私は白鳥涼子。――聖人から、聞いている?」
「いえ・・・・・・。お母様とお二人で暮らしておられるとは伺っていますけど」
「そう。私と息子と二人なの。それ以上はね、誰も必要じゃないのよ」

4        讲演

[还有十分钟]从监控室里出来的野田沙织,看到站在那里的不是白鸟圣人而是他的妈妈凉子,仓皇失措的说“啊,你好。”
“还说什么你好”凉子说:“你是怎么做事的,圣人怎么不在这里?”
“啊,但是……”
“照顾圣人不是你的工作吗?连他在哪里都不知道,你还真能干哪。”
沙织生气地说:“我这就去找他。”关了门就走了。生气的唠叨着“真是的,我又不是她儿子的保姆”,边到男厕所看了看,没看到人,又到大堂去找。
在讲演会上碰到熟人聊天聊到忘事,是常有的事情。大堂里有很多年轻女孩看上去非常混乱。这么多人几乎将会场填满。“沙织”听到有人叫,转过身:“晴美,你来啦。”
“嗯,好热闹呀,可以进去吗?”“当然,又不是没位置,一个人?”“两个人”指指脚下。
“喵”花猫静静的坐在晴美的脚边。“啊,Holmes,欢迎欢迎”沙织蹲下来,把自己的鼻子贴向Holmes的鼻尖。“啊,对了,现在没空做这些。”
“沙织,你现在是那位诗人的经纪人吗?”
“我可不是自愿担任的。我们台的高层看中那人气,就说也许会有哪里能帮得上忙的。然后我就变成了他的看护。——到底去哪里了呢?”
“谁啊?”
“白鸟圣人啦,还有七、八分钟节目就要开始了。”
“啊,在那里。”晴美指向饮料自动售货机。
“诶?”
“和那人在说话。”看过去正好看到他往这边走过来。
“啊呀,不好意思,让你担心了?”对沙织说。
“真是的。——你也交代一声嘛。”
“对不起,对不起。”
“您母亲来了。”圣人张大眼睛“我妈妈?”
“我……先去观览席。”说话的是石津雪子。
“嗯,那,走吧。”圣人催着沙织迈开步子。
“我们也到里边去吧。”晴美说。“好的……阿嚏!”雪子夸张地打了个喷嚏。
“Holmes,你别靠的太近了。”
“对不起……。它好可爱哦,虽然很想抱它……,阿嚏!”
“那我和Holmes随便找个位置坐着。结束后见。”
“好……”说着,吸了吸鼻子。
“你……”
“欸?”雪子过了一会儿才转身。总觉得好像是在叫自己。
“叫我吗?”
“嗯,我是白鸟圣人的母亲。”
雪子吓了一跳:“啊,您好……。我叫石津雪子,初次见面。”礼貌的低下头。
“我是白鸟凉子。——圣人有告诉你吗?”
“没有……,和母亲两人生活的事情有听他说起过。”
“没错,就我和儿子两人。除此以外,不再需要任何人。”
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