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发表于 2008-9-17 14:10:04
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4 講演
「あと十分です。」と、控室に顔を出した野田沙織は、「あ、どうも」と、そこに白鳥聖人自身でなく、母親の涼子がいるのを見て面食らった。
「どうも、じゃありませんよ」と、涼子は言った。「あなた、何をしてたの?聖人がいないじゃありませんか」
「はあ、でも・・・・・・」
「あなたの仕事は聖人の世話をすることでしょ。どこにいるのかも分からなくて、よく仕事が出来るわね」
沙織はムッとしたが「捜してきます」と言って、ドアを閉めた。「全くもう!――子守りじゃないんだからね!」ブツクサ言いつつ、男子トイレを覗き、ロビーへと出てみる。
講演会に。誰か知っている人間が来て、話し込んでいる、ということがよくあるのである。
ロビーは、若い女の子たちでずいぶん混雑していた。
この分なら、ホールはほとんど埋めるだろう。
「沙織!」と呼ばれて、振り返る。
「晴美!来てたの」
「うん、にぎやかね。入ってもいい?」
「もちろん、満員ってわけじゃないから。一人?」
「二人」と足下を指さす。
「ニャー」三毛猫が、晴美の足下にちょこんと座っている。
「あら、ホームズ、いらっしゃい」と沙織はかがみこんでホームズの鼻先へ自分の鼻をくっつけた。
「あ、そうそう。こんなこと、してられないんだ」
「沙織、今はあの詩人のマネージャーしてるの?」
「好きでやってんじゃないのよ。うちの局のお偉方がね、あの人気に目をつけて、『何か役に立つだろう』って言うわけ、で、私がお守りを仰せつかっちゃったの。――どこ行っちゃったんだろな」
「誰が?」
「白鳥聖人よ。あと・・・・・・七、八分で始まるのに」
「ああ、そこにいるわよ」と、晴美が、飲み物の自動販売機の方を指した。
「え?」
「あの子と話してるの」見れば、ちょうどこっちへやって来るところで、
「やあ、ごめん!心配した?」と、沙織に言った。
「もう。一言言ってって下さいな」
「ごめん、ごめん」
「お母様がおみえですよ」
聖人が、目を見開いた。「お袋が?」
「私・・・・・・もう客席に」と言ったのは、石津雪子である。
「うん。じゃ、行こう」聖人は、沙織を促して歩き出した。
「私たちも、そろそろ中へ入りましょうか」と、晴美が言うと、
「そうですね・・・・・・。ハクション!」雪子が派手にクシャミをした。
「ホームズ、あんまり近くに行かないで」
「ごめんなさい・・・・・・。とっても可愛いから、抱いてみたいんだけど・・・・・・。ハクション!」
「じゃ、私はホームズと適当に座るわ。終わった後でね」
「はい・・・・・・」と、雪子は言って、グスンと鼻をすすった。
「あなた・・・・・・」
「え?」雪子は、すこしたってから、振り向いた。どうやら自分が呼ばれたらしい、と思ったのである。
「私ですか?」
「ええ。――私、白鳥聖人の母親よ」雪子はびっくりした。
「あ、どうも・・・・・・。私、石津雪子といいます。始めまして」丁寧に頭を下げる。
「私は白鳥涼子。――聖人から、聞いている?」
「いえ・・・・・・。お母様とお二人で暮らしておられるとは伺っていますけど」
「そう。私と息子と二人なの。それ以上はね、誰も必要じゃないのよ」
4 讲演
[还有十分钟]从监控室里出来的野田沙织,看到站在那里的不是白鸟圣人而是他的妈妈凉子,仓皇失措的说“啊,你好。”
“还说什么你好”凉子说:“你是怎么做事的,圣人怎么不在这里?”
“啊,但是……”
“照顾圣人不是你的工作吗?连他在哪里都不知道,你还真能干哪。”
沙织生气地说:“我这就去找他。”关了门就走了。生气的唠叨着“真是的,我又不是她儿子的保姆”,边到男厕所看了看,没看到人,又到大堂去找。
在讲演会上碰到熟人聊天聊到忘事,是常有的事情。大堂里有很多年轻女孩看上去非常混乱。这么多人几乎将会场填满。“沙织”听到有人叫,转过身:“晴美,你来啦。”
“嗯,好热闹呀,可以进去吗?”“当然,又不是没位置,一个人?”“两个人”指指脚下。
“喵”花猫静静的坐在晴美的脚边。“啊,Holmes,欢迎欢迎”沙织蹲下来,把自己的鼻子贴向Holmes的鼻尖。“啊,对了,现在没空做这些。”
“沙织,你现在是那位诗人的经纪人吗?”
“我可不是自愿担任的。我们台的高层看中那人气,就说也许会有哪里能帮得上忙的。然后我就变成了他的看护。——到底去哪里了呢?”
“谁啊?”
“白鸟圣人啦,还有七、八分钟节目就要开始了。”
“啊,在那里。”晴美指向饮料自动售货机。
“诶?”
“和那人在说话。”看过去正好看到他往这边走过来。
“啊呀,不好意思,让你担心了?”对沙织说。
“真是的。——你也交代一声嘛。”
“对不起,对不起。”
“您母亲来了。”圣人张大眼睛“我妈妈?”
“我……先去观览席。”说话的是石津雪子。
“嗯,那,走吧。”圣人催着沙织迈开步子。
“我们也到里边去吧。”晴美说。“好的……阿嚏!”雪子夸张地打了个喷嚏。
“Holmes,你别靠的太近了。”
“对不起……。它好可爱哦,虽然很想抱它……,阿嚏!”
“那我和Holmes随便找个位置坐着。结束后见。”
“好……”说着,吸了吸鼻子。
“你……”
“欸?”雪子过了一会儿才转身。总觉得好像是在叫自己。
“叫我吗?”
“嗯,我是白鸟圣人的母亲。”
雪子吓了一跳:“啊,您好……。我叫石津雪子,初次见面。”礼貌的低下头。
“我是白鸟凉子。——圣人有告诉你吗?”
“没有……,和母亲两人生活的事情有听他说起过。”
“没错,就我和儿子两人。除此以外,不再需要任何人。” |
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