重ねてお詫びいたします
人物:三木 子供(三木の息子) 神田
場面:三木の息子がボール遊びをしていて、神田の家のガラスと盆栽を割ってしまった。その日の夜、三木はお金を用意して神田の家を訪ねる。
三木:こんばんはー。ごめんくださーい。
神田:はい。
三木:あ、どうもすみません。私、三木と申します。今日、うちの息子がお詫びの窓ガラスと盆栽を割ってしまったそうで、お詫びにまいりました。
神田:ああ、どうも。それは、わざわざ。
三木:ほんとにどうも申し訳ございませんでした。(深々と頭を下げる)
子供:おじさん、どうもすみませんでした。ごめんなさい。(頭を下げる)
神田:あ、どうぞ、頭を上げてください。いえね、私もちょっときつく叱りすぎたかなと反省したとこなんですよ。
三木:いいえ、人さまの物を壊してしまったこの子がいけないんです。叱られて当然です。それで、盆栽とガラス代の弁償をさせていただきたいんですが、これで足りるでしょうか。(封筒を差し出す)
神田:(受け取って)失礼。(中を見て)まあ、こんなもんでしょう。
三木:ありがとうございます。重ねてお詫びいたします。申し訳ございませんでした。
神田:いえ、もういいんですよ。こうして謝りに来てくださったんですし。これから気をつけてくだされば、なにも言いません。
三木:はい、よく言い含めておきますので。では、これで失礼いたします。
単語
重ねて(かさねて):(副)再一次,重复
三木(みき):(姓氏)三木
神田(かんだ):(姓氏)神田
盆栽(ぼんさい):(名)盆景
割る(わる):(他五)打破,打碎
人様(ひとさま):(名)别人,人家
弁償(べんしょう):(名,他サ)赔偿
封筒(ふうとう):(名)信封
言い含める(いいふくめる):(他一)仔细说给听,谆谆嘱咐 |