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24日夜から25日未明にかけて、鹿児島県の東シナ海沿岸を中心に、海面の高さが数十分の周期で変動する「副振動」現象があり、甑島列島(薩摩川内市)などで係留中の漁船計19隻が転覆。同市上甑町瀬上(上甑島)では、浦内湾近くの住宅8棟が床下浸水した。けが人はなかった。
同県水産振興課などによると、転覆被害は、上甑島・浦内湾が8隻▽下甑島・片野浦が6隻▽南さつま、いちき串木野両市の漁港などで5隻。屋久島でも漁船の一部が壊れた。
副振動は、低気圧の接近による気圧の変動と風、水温などの要因が重なると、発生するという。例年2~3月に多く、前線が九州南部を通過する際に、発生しやすいとされるが、予測は困難という。
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