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发表于 2004-11-3 23:05:07
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おと・す 2 【落(と)す】
(動サ五[四])
(1)(「墜す」とも書く)物などを高い所から低い所へ移動させる。意図的な場合にも、そうでない場合にもいう。
「試薬を一滴―・す」「コップをうっかり―・して割ってしまった」「外野手がフライを―・した(=取リソコナッタ)」
(2)光や影を物の上に映す。
「杉の木が長い影を―・していた」
(3)高い位置にある物を破壊して落下させる。
「敵機をミサイルで―・す」
(4)ある対象から、付いている物を取り外す。取り除く。
「枝から実を―・す」「化粧を―・す」
(5)持ち物をなくす。
(ア)所持していた物品を移動の間に紛失する。
「財布を―・した」
(イ)得られるはずの物を得られないで終わる。
「第一セットを―・したのが敗因だ」「―・した魚は大きい」「必修単位を―・した」
(6)ある範囲から除く。意図的である場合にもそうでない場合にもいう。
(ア)洩らす。抜かす。
「メンバーから―・す」「うっかり名簿から―・してしまった」
(イ)ある水準や条件に達しないために、選ばれるものからはずす。
⇔入れる
「製品検査で一割が―・される」「ライバルを―・さないと当選できない」
(7)程度を低くする。
(ア)高い程度・段階にあった物を低い程度・段階に変化させる。
⇔上げる
「スピードを―・す」「声を―・してささやく」
(イ)良い状態にあったものを悪い状態に変化させる。下げる。
⇔上げる
「品質を―・す」「店の評判を―・す」
(ウ)品格を下げる。
「あいつはすぐに話を―・す」
(8)人の社会的な地位や所属を上位から下位に移す。
「二軍に―・された」
(9)城や陣地を攻めて打ちやぶる。
「水攻めで城を―・す」
(10)白状させる。
「あの刑事は犯人を―・すのがうまい」
(11)相手を従わせる。
「泣き―・す」「くどき―・す」
(12)決着を付ける。
(ア)ある所に落ち着かせる。
「どの辺に―・すか決めてから交渉を始める」
(イ)入札などで、落札する。
「名画を―・す」
(ウ)手形を決済する。
(エ)落語で、さげをつける。
(13)柔道で、気絶させる。
(14)ひそかに逃がす。
「ただ置きて―・せ/平治(中)」
(15)見下げる。軽侮(けいぶ)する。
「人に―・され給へる御ありさまとて/源氏(若菜下)」
〔「おちる」に対する他動詞〕
[可能] おとせる
[慣用] 命を―・肩を―・雷を―・気を―・火を―・星を―・目を―
お・ちる 2 【落ちる】
(動タ上一)[文]タ上二 お・つ
(1)高い所から低い所へ移動する。
(ア)(「墜ちる」とも書く)それ自身の重みによって上から下へ移る。
「屋根から―・ちた」「過って池に―・ちた」「滴が―・ちる」「財布が―・ちている」
(イ)空から雨・雪などが降る。
「大粒の雨が―・ちて来た」「雷が―・ちる」
(ウ)勢いよく降りる。
「滝となって―・ちる」「大鹿二つ妻鹿一つ…一つの谷へぞ―・ちたりける/平家 9」
(エ)光や影が物の上に映る。
「並木の影が路上に―・ちる」「月影が水に―・ちる」
(オ)橋など高い所にあるものが崩れてこわれる。
「橋が―・ちた」「壁が―・ちた」
(2)もとあったものがなくなる。
(ア)付いていたものがとれて、なくなる。
「汚れが―・ちる」「葉の―・ちた木」
(イ)含まれているはずのものが、なくなる。
「彼の名が名簿から―・ちた」
(ウ)病気・狐など身にとりついていたものがなくなって、正常に戻る。
「憑(つ)き物が―・ちる」
(エ)そろっているはずのものが抜けて、不完全になる。
「一夜も―・ちず夢(いめ)にし見ゆる/万葉 3647」
(3)程度が低くなる。
(ア)高い程度・段階にあったものが低い程度・段階に変化する。
「人気が―・ちる」「スピードが―・ちる」「風が―・ちる」
(イ)良い状態にあったものが悪い状態に変化する。
「味が―・ちる」「鮮度が―・ちる」
(ウ)他に比べて劣った状態である。
「量産品は品が―・ちる」「兄より弟の方が成績が―・ちる」
(エ)(話が)卑猥なことにふれる。みだらになる。
「あいつが入ると話が―・ちる」
(4)社会的な地位や所属が上位から下位に移る。
(ア)身分・家柄などが低くなる。
「二軍に―・ちる」「かうまで―・つべき宿世ありければにや/源氏(蓬生)」
(イ)(「堕ちる」とも書く)人間の品格などが下がる。堕落する。
「かつての英雄も―・ちたものだ」
(ウ)(「堕ちる」とも書く)望みや救いのない所にはまり込んで身動きできなくなる。
「地獄に―・ちる」
(5)ある水準や条件に達しないために受け入れられない。
「試験に―・ちる」「前回の選挙で―・ちた」
(6)その状態を持ちこたえられなくなる。
(ア)(都などから)逃げ去る。
「西国に―・ちる」「平家都を―・ちはてぬ/平家 7」
(イ)白状する。
「さすがの犯人も子供の写真を見せられると―・ちた」
(ウ)相手に従う。
「金では―・ちない人だ」
(7)決着がつく。
(ア)ある所に落ち着く。
「最後は身の上話に―・ちた」「眠りに―・ちる」
(イ)入札・無尽などの結果が出る。
「絵は A 氏に―・ちた」
(ウ)手形などが決済される。
「手形が―・ちない」
(8)(動物が)死ぬ。(柔道などで)気絶する。
「小鳥が―・ちた」「―・ちた肴を吟味の役人/浄瑠璃・宵庚申(上)」
〔「おとす」に対する自動詞〕
[慣用] 語るに―・地に―・手に―・ほっぺたが―・目から鱗(うろこ)が―/巨星墜つ・人後(じんご)に落ちない・腑に落ちない
三省堂提供「大辞林 第二版」より |
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