二、人口
人口のデータ 第5回全国国勢調査によると、山東省の総人口は9079万人で、男と女の比例は大体バランスがとれている。そのうち男は4596万人で、50.63%を占め、女は4483万人で、49.37%を占めている。
人口の
増加率 1990年の第4回全国国勢調査の際の8439万人と比べれば、640万人も増えた。人口出生率は10.75‰、死亡率は6.29‰、自然増加率は4.46‰で、人口の自然増加率は9年連続5‰を保ち、低い出産レベルを維持している。
民族とそ
の人口 山東省には漢族、回族、満州族、チワン族、朝鮮族、ミャオ族、チベット族、イ族、ヤオ族、ペー族など54の民族の人たちが住んでいる。同省の人口のうち、漢族の人たちは99.32%に占める9017万人で、少数民族の総人口は0.68%に占める62万人である。
教育の
レベル 同省の人口の中で、大学(高等専門学校以上を指す)教育を受けた人は302万4400人で、3.33%を占め、高校(中等専門学校を含む)教育を受けた人は1002万人で、11.04%を占めている。初級中学の教育を受けた人は3326万人で、36.6%を占め、小学校教育を受けた人は2972万人で、32.7%を占めている。非識字者(15歳及び15歳以上の非識字者か少ししか字が読めない人)は767万9800人である。
三、経済
国内総生産 おおまかな推算によると、2001年における同省の国内総生産は9438億3000万元で、不変価格で計算すれば、昨年比10.1%伸びたことになっている。
国内総生産(GDP)
における比率 2001年における第一次産業の生産額は前年比4.2%増の1359億5000万元、第二次産業の生産額は11.3%増の4654億5000万元、第三次産業の生産額は10.7%増の3424億3000万元となっている。産業構造は前年の14.9対49.6対35.5から14.4対49.3対36.3となり、産業構造がさらに最適化された。
一人当たり国内総生産 一人当たり国内総生産(GDP)は2001年に初めて1万元の大台を突破し、当時の価格で計算すれば、前年比910元増の1万465元となり、不変価格で計算すれば前年比9.1%増えた。
貧困人口と貧困脱却扶助計画 同省の国が指定した貧困世帯収入ライン(625元)以下の特別貧困世帯の人口は150万人を数える。
山東省は1994年に「山東省四五貧困脱却扶助計画」を実施してから2000年までに、相次いで28の貧困県、602の貧困郷・鎮、1万3384の貧困村を扶助し、累計721万人の貧困者の衣食の問題を解決した。山東省人民政府はまた貧困脱却扶助開発の目標を立てた「山東省農村部における貧困脱却扶助開発計画(2001~2010年)」を配布した。
失業率 失業率 1998年以来、山東省の都市・町の登録失業率は3.5%以下に抑えられている。
財政収入 2001年、同省の地方財政歳入は23.6%増の572億9000万元に達した。
農業の生産額と増加率 2001年における年間の農業・林業・牧畜業・漁業の増加額は前年比4.2%増の1359億5000万元となり、そのうち、農業は4.0%増の823億5000万元、林業は5.5%増の35億3000万元、牧畜業は7.4%増の289億3000万元、漁業は1.4%減の211億4000万元。各分野の占める割合は、農業が60.6%、林業が2.6%、牧畜業が21.3%、漁業が15.5%。
工業の生産額と伸び率 工業生産は急速に伸びている。2001年における一定の規模以上の工業企業の製品の売上げは9146億元で、増加額は前年比14.8%増の2908億4000万元。
対外貿易の状況 2001年における山東省の輸出入総額は前年比15.9%増の289億6000万ドルで、そのうち輸出額は181億3000万ドルで、16.7%伸び、全国の伸び率より9.9ポイント上回っている。国外での投資が急速に増えている。2001年に国外での投資企業71社が新たに認可され、前年比31.5%増え、総投資額は1億4000万ドルで、63.4%伸び、そのうち加工貿易投資額は1億1000万ドル、プロジェクトの投資規模は平均して190万5000ドルに達した。
外資利用の状況 山東省は2001年に外資プロジェクト3058件に新規調印し、前年比11.9%伸びた。契約ベース外国投資額は前年比27.6%増の71億6000万ドル、外資実際利用額は前年比11.4%増の42億5000万ドルとなった。そのうち契約ベース外国直接投資額は67億2000万ドル、実際に利用した外国直接投資額は36億2000万ドルで、それぞれ32.4%、21.9%増えた。新規認可した借款契約金額は2億1000万ドル、実際に利用した借款は4億5000万ドルで、それぞれ49.9%、37.1%増えた。
住民の生活 2001年における同省の都市部住民の一人当たり可処分所得は前年比9.4%増の7101.1元となった。年間における都市部住民の一人当たり消費的支出は前年比4.6%増の5252.4元になった。
省全体の農民の一人当たり純収入は前年比109.6元増の2659.2元である。農民の生活消費支出は前年比90.7元増の1770.4元となり、5.4%増えた。
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