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楼主 |
发表于 2009-9-30 23:04:08
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しかし、いうまでもなく、このような居候のはんらんを、けっして認めることはできない。
そうかといって、あまり余力がない前工程が、後工程に対応しようとすれば、余力のある時期に先行生産をすることが必要となる。
しかし、このような第3のルールに対する違反行為、排除しなければならない。
では、このような居候を排除するにはどうすべきなのだろうか。
答えは簡単である。
すなわち、生産のバラツキをなくせばよいのである。
ここに「生産を平均化する」という第4のルールが、できるだけ安く造るためには、どうしても必要なものとして登場する。
後工程のバラツキが、前工程へ大きなバラツキに拡大されて、はねかえっていくことを考えた場合、後工程の生産の平均化に対する責任は大きい。
特に第2、第3のルールを通じて、同期化が徹底している生産工程の場合、最終組立工程の生産の平均化は至上命令である。
現在、当社では電算機を利用して、いろいろな要素を考慮しながら可能な限り、あらゆる角度からの平均化をはかった生産計画を作成しているのも、このような理由からである。
将来、フルチョイスの拡大を通じて、完成車両の多様化が進めば進むほど、平均化達成の必要性は高まることになるであろう。
ここで注意しなければならないことは、多様化が進展すればするほど、平均化は困難になっていくということである。
したがって、多様化に対応しながら平均化をつらぬくことは、生産現場におけるこれからの最大の課題である。
このため、設備面の対策として重要なことは、汎用性を加味した設備の専用化である。
たとえば、カローラ全体の生産計画ならば、月単位で確定的な生産計画をたてられるから、これを可動日で割ることにより、日当たり生産台数を平均化することができる。
しかし、セダンとクーペに分けた場合は、具体的な顧客の注文に応じて生産せざるをえないから、日当たり台数が、旬単位で変動することは避けえないであろう。
同じようなことは、エンジン(1,200cc、1,400cc、高速タイプ)についてもいえよう。
このような場合、もし最終組立ラインがセダン専用ラインとクーペ専用ラインに分かれていれば、生産の平均化はきわめて困難になる。
ところが、もしもこのラインがセダンもクーペも組み立てうるラインになっていれば、平均化が可能になる。
このように考えてみると、コスト、ダウンの最大の武器である専用設備による大量生産は、もちろん、徹底的に進めなければならないが、それを単純に進めるのではなく、量産効果を実質的に妨げないように知恵を働かせながら(つまり、最小限度の設備、治具をつけ加えることにより)、上の例のような、汎用性を持った専用生産工程を作る努力が、より一層重要なのである。 |
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