以下受け入りですが、ご参考まで
個人名に対する敬称は「様」、役職に対する敬称は「殿」を使用するのが一般的です。
・殿…目上から目下
・様…目上を含め、誰にでもOK
ビジネスマナー研修などではこのように教育されますが、私は逆だと思います。
・殿…トップでない限り、誰にでもOK
・様…トップに対してのみ
時代劇でも、「様」という敬称は、家臣が「上様」「御台様」「親方様」「お方様」などとトップに対してのみ使用するのに対し、「殿」という敬称は、同輩や目下のみならず、かなり目上の人に対してであっても、君主レベルでない限り使用していますよね。
よく公文書の宛名では「○○部長殿」となっていますが、元々公文書というのは「カウンターパートの原則」があります。社内文書ではそもそも「社長あて」というのは余りありませんし(多くは所管部の箇所長あてになるはず)、社外文書で「社長あて」の場合は、発信者も自社の社長名とするなど、発信者とあて名のレベルを合わせるのが慣例です。つまり、対等かそれに近いレベルになるので「殿」でよいわけです。 |