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发表于 2010-4-6 20:29:32
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本帖最后由 cike207 于 2010-4-6 20:45 编辑
“天声人語”(S57.12.19(日))より
『何のために進学するのか。自分が本当にやりたいことは、何なのか。入試の季節を前に、多くの若者たちが、迷いと焦りの中にいる。就職組の中にも、いるだろう。
だが、結局は、なんとなく流れに身をゆだねて、問題を突きつめないままに終わってしまう。多くの青春の現実である。受験体制のもとで育つ今の若者たちには、ひときわその思いが濃いのかもしれない。
今春、宮城県石巻市の高校を出た早坂博子さん(19)も、そんな一人だった。漠然と大学へ行くのを延期した彼女は、大阪のあいりん地区、いわゆる釜ヶ崎で一年間を過ごすことになった。日雇い労働者たちのための福祉施設「希望の家」のボランティアとして、である。銀行員の家庭で不自由なく育った、それまでの生活体験からは、想像もできなかったような世界での日々。
彼女の決心を支持してくれた母親が、夏に様子を見にきて「連れて帰りたい」といった。しかし、博子さんは帰らなかった。初めて人の世の裏をかいま見、人生の重さを教えられる。「来年は、大学を受けます。まだ自分の目的がつかみ切れてはいません。でも、自分の足で歩いてゆけば、何かに必ずぶつかると思えるようになりました。」
ひとまず回り道をしてもいい、自分を世間の風の中で鍛えてみたい、と願う若者を一年間、全国各地の福祉施設などへ、こうして送り出す。名づけて「ボランティア365」計画。
社団法人・日本青年奉仕協会が、5年前から始めた。大学を休学したり、勤め先を退職してまで応募してくる若者もいるという。今年も、博子さんをはじめ36人が、それぞれの場所で汗を流しながら、何かを手探りする一年を過ごしている。
慈善的な奉仕行為ではなく、自分が真に生きる努力としてのボランティア活動といえようか。協会では、来春から派遣する40人を募集中である。』
ボランティアを勧めるつもりはない。日常から飛び出す方がいいというつもりもない。ただ、迷いや焦りの中にいるとき、日常から飛び出すだけの勇気を持っていてほしいと思う。それだけ真剣に迷い、焦っていきたいと思う。
原文がありました。
申し訳ありません。 |
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