本帖最后由 东方角 于 2011-4-13 20:04 编辑
¶ 今はただおさふる袖も朽ち果てて心のままに落つる涙か
无尽相思终日念,掩面戚戚泪不干
【通釈】今やもう、抑える袖もぼろぼろになってしまって、心のままに流れ落ちる涙であるよ。
¶ 千とせとも限らぬ君の春秋はかかる御法のしるしなるらし
君王春秋万年长,法事如斯永绵绵
【通釈】千年とも限らない永遠である帝の春秋(御寿命)は、このような法要が長くつづくことの模範ともなるのでしょう
¶ よろづ代のためしと見ゆる花の色をうつしとどめよ白河の水
樱花美色映白河,千秋万代永流逝
【通釈】白河に咲き誇る桜は、この盛代が永遠に続くしるしと見えます。この花の美しさを、いつまでも水面に留めてほしい、白河の流れよ。
¶ 九重に移ろひぬとも菊の花もとのまがきを忘れざらなむ
移居九重君莫忘,菊花香飘樊篱芳
【通釈】宮中に移し替えられてしまっても、菊の花よ、咲いていたもとの垣根を忘れないで欲しい
¶ 長からむ心も知らず黒髪の乱れて今朝はものをこそ思へ
痴心难测久长时,今朝心乱如青丝
【通釈】末長く変わらないというあの人の心も計り難い。この黒髪が寝乱れているように、今朝は心乱れて思い悩んでいるのだ。
¶ はかなさをわが身の上によそふれば袂にかかる秋の夕露
孑然孤寂夕日暮,泪濡衣袂宛秋露
【通釈】この果敢なさを、自分の身の上のことに喩えるとしたら、何になるだろう。そう、秋の夕方、袂にふりかかる草木の露。
¶ ふる里にけふこざりせば時鳥たれと昔をこひて鳴かまし
待贤门院仙逝后,法金刚院杜鹃啼
【通釈】私が今日、母君の住まわれた懐かしいこのお寺に来なかったら、ほととぎすよ、おまえは誰と昔を恋しがりながら鳴いただろうか。
¶ 君こふるなげきのしげき山里はただ蜩ぞともに鳴きける
山中独伫思亡君,只有蝉蜩和泣音
【通釈】亡きお方が恋しくて、私は何度も悲しい溜息をついてしまう。そんな思い出の多すぎる山里に、人影はなく、いっしょに泣いてくれる人はいない。ただ蜩だけが私の泣き声に合わせてくれるだけだ。
¶ 尋ねとも風のつてにもきかじかし花と散りにし君が行方を
苦寻君影问于风,散樱无处觅芳踪
【通釈】いくら尋ねても、風の便りにも聞くことは出来ないのでしょうね。花となって散ってしまわれた君(待賢門院)の行方は
¶ 吹く風の行方しらするものならば花とちるにもおくれざらまし
风如传君行方(踪)处,吾愿似花随君舞
【通釈】吹く風が門院様の行方を教えてくれるものならば、私も花と散るように門院様の後を追って行きますものを
¶ 散り散り別るる今日の悲しさに涙しもこそとまらざりけれ
今日伤别心欲碎,忧思无限泪涟涟
【通釈】おっしゃるその散り散りに別れる今日の悲しさのために、涙は止まることがないのでございます
¶ うつつとも夢ともいまだ分かきかねて、ただたしかなる君のやは肌
似幻似梦无从辨,但觉卿身伴枕边
¶ 流れて行く木の葉のごとし我が思ひをちこちと揺れ行くへも知らず
叶自飘零水自流,吾情枉然随波游
¶ 嘆きあまり憂身ぞ今はなつかしき君ゆゑものを思ふと思へば
忧心忡忡情无限,夜夜思君不见君
¶ 限ありて人はかにがた別るとも涙をだにもとどめてしがな
挥泪一别何时见,天涯海角各东西
¶ きみが代を長月にしも白菊の咲く千歳のしるしなるらむ
君之圣代千秋业,白菊盛开咏长月
¶ 雲の上の星かと見ゆる菊なれば空にぞ千代の秋は知らるる
白菊疑似满天星,朗朗乾坤千秋业
如上,有些能从网上找到日语的白话文版,希望能帮助大家的理解,后面的那几句实在找不到白话文版的了,各位就量力而行吧
所有的意见都会得到认真的重视和参考!
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