胡錦濤国家主席は9日午後、人民大会堂でカナダのハーパー首相と会談した。
胡主席は「1970年代の国交樹立以来、中国とカナダの関係は前向きに発展し続けてきた。両国は『中加共同声明』の原則と精神に基づき、一段と政治分野の対話や交流を強化し、理解を深め、共通認識を拡大すべきだ。各々の人民の選択した発展の道を正しく受け止め、互いの核心的利益や重大な関心を尊重し、配慮し、両国関係の発展の大局をしっかりと守るべきだ。両国経済の強い補完性という優勢を十分に発揮し、一段と潜在的な協力を掘り起こし、協力分野を開拓し、確かな成果をより多く上がるようにすべきだ。官民挙げて、青少年の友好協力の強化を始め、両国の人的・文化交流をたゆまず推進し、中加友好の懸け橋と絆を強化すべきだ。国際・地域問題での協調と協力を一段と強化し、世界経済の回復と持続可能な成長を積極的に促すべきだ」と述べた。
ハーパー首相は「近年、各分野の交流と協力はたゆまず新たな段階に到達し、両国関係の前向きで継続的な発展が力強く促されている。多くの重大な問題において両国間では共通認識が増え、共通利益が拡大している。カナダは相互尊重と互恵・ウィンウィンを基礎とする中国との戦略的パートナーシップの発展に揺るがず尽力する。ハイレベル交流と政治対話を継続し、相互理解を深め、両国経済の補完性に関する研究を積極的に進め、経済、貿易、エネルギー、投資分野の協力を開拓し、人的・文化交流を奨励し、民間友好を揺るぎないものにしたい」と述べた。 |