「何歳」というのは漢字の音読みを使った歳の数え方です。
「いち、に、さん……」は中国から伝わった歳の数え方であり、それを問うのが「何歳」です。
一方の「いくつ」というのは固有の日本語を使った歳の数え方です。
「ひとつ、ふたつ、みっつ」は固有の日本語の歳の数え方であり、それを問うのが「いくつ」です。
日本では一般的に相手の歳を尋ねる習慣はあまりありません。
しかし、必要に迫られて聞く時は「失礼ですが」というのを頭につけて「おいくつですか?」が使われます。
ただの「いくつですか?」は子どもに聞く時に多く使われ、
「何歳ですか?」は中間の、事務的な聞き方になります。
「いくつですか?」→「何歳ですか?」→「お幾つですか?」
右に行けば行くほど丁寧な感じになります。 |