「偏見の功罪」
◆「偏見を持てば多くの時間が節約できる。事実を知らずして自分の意見を持てるのだから」(E. B. ホワイト)
"Prejudice is a great time saver. You can form opinions without having to get the facts." by Elwyn Brooks White
米国の作家、ホワイトの言葉です。
「先入観」や「偏見」というと、悪者のように感じますが、
すべてのことを、事実から確認しないと、判断できないのなら
ば、とても日常生活を送ることはできません。
「これは、こういうものだ」という「偏見」があるからこそ
無意識のうちに、ものごとを処理することができ、スムースに
生活できるのでしょう。
ただ、この便利な「自動回路」に任せたままだと、生活が固
定化され、発想が貧弱になり、自分の意見に固執する頑固者に
なっていくかもしれませんね。
「偏見」の「肯定的意図」を理解しつつも、その「弊害」に
対して、常に意識を向けることが、重要なのでしょう。
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