2012.9.19 20:15
北京で尖閣諸島国有化に抗議する反日デモの参加者約50人が、米国のロック駐中国大使が乗った公用車を包囲し、車体に軽い損傷を与えていたことが19日、分かった。大使にけがはなかった。AP通信などが伝えた。
デモ隊は18日、公用車が大使館に入ろうとした際に包囲。最終的に中国の治安要員によって排除された。米国は中国外務省に懸念を伝え、米国の施設や大使館員の安全確保を徹底するよう求めた。
中国外務省の洪磊副報道局長は19日の会見で「中国は外国の機関や人員の安全を適切に確保している。事件は特別な案件にすぎず、関連の部門が調査中だ」と述べた。
中国は、米国が尖閣を日米安保条約の適用対象としていることに対して一貫して反発。デモ参加者の間には「国有化を米国が支援している」との見方もくすぶっている。(共同)
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