日本の世界遺産 「白川郷」

jinjin

  白川郷
１９９５年１２月６日ユネスコは「白川郷・五箇山の合掌造り集落」を”世界 遺産”として登録することに決めた。国内では、白神山地、屋久島、姫路城、法 隆寺、京都に次いで６番目の世界遺産。同集落は今後、住民が生活を営みながら 、人類共有の遺産として保護、保存されることになる。
飛騨の高山から西へ５０Ｋｍほど車を走らせると、白山の山なみが迫って庄川 の上流にでます。その峡谷ぞいに大小の集落が散在するのが白川郷の村々です。 ドイツの建築学者ブルーノ・タウトは昭和１０年（１９３５）、御母衣の遠山家 の調査に来村しました。タウトは、合掌造りを見て「極めて論理的、合理的で日 本には珍しい庶民の建築である」といいました。彼のほめたたえたのは京都の桂 離宮と白川村の合掌造りだといわれています。タウトは「日本美の再発見」とい う本を書き、白川郷を世界に紹介しました。








白川村の祭り


獅子舞


田植え祭りで田植えは始まる


五月十日を過ぎると、田植えが始まります。田植えの主役は、早乙女たちです 。
板笠をかぶり、赤いたすき（赤と紫二本よじり合わせたものもある）を背中に 結び、一列に並んで下がりながら苗を植えていきます。
田植えは同じ日に一斉に行われ、早くすんだ家では他の家へ手伝いにいきまし た。他の集落の親せきなどからの手伝いの人々が集まり一つの田んぼに十五人～ 三十人ぐらいで田植えをしました。田植えうたがあちこちからきこえ、のどかな 春の風物詩でした。


合掌造り



荻町の展望台から村を眺めると、大部分の合掌造りが屋根を東西に向けていま す。更によく見ると荻町の合掌集落は周りを山に囲まれたわずかな空間に、川に 沿って建てられていることが分かります。荻町は谷間の川に沿ってできた狭隘の 町ということができます。
荻町では、雪が山にある冬から春にかけて、平均２０Ｍ以上の風が川沿いいに 村を吹き抜けます。風速が４０Ｍにも達すると棟の先端が９０ＣＭも揺れ動くこ とがあるといいます。そのため、冬から春の風圧をえきるだけ少なくするため、 屋根を東西にみけて、風を受け流しているのです。 その上、白川村は北風に仱盲啤�毎年４Ｍにも達する雪が降ります。雪の重み で合掌が押しつぶされることも珍しくありません。村では、屋根の雪を落とす「 ユキワリ」をしますが、屋根のヒラを東西に面することによってより早く解ける 工夫をしているのです。


荻町には、現在、消火栓付き放水銃が５５台、双口の消火栓が２８基など徹底 した消火器具の完備がされ、予期せぬ火災に備えています。また、そのための消 防訓練も毎年何回も行われています。


桜の白川郷

wudustory

支持

doc_li

大変勉強になりました！
jinjinさん、ありがとうございました！

森山广树

わあ！きれいな村ですよ。有難うね

ssy5757

私も自然に恵まれている所で暮らしたいですね。
都会で生活するのは便利だけど、毎日いらいら過ごしているような感じです。
たまには郊外へ行って、自然の空気を吸いたいですね。