敬語関連

fanfei

  週刊　ビジネスマナーの基礎知識 2004/12/15 号より



今回は社外の人に対しての名前の呼び方の基本マナーを紹介いたします。

▼社外の人に対して
「自分」を呼ぶ場合
自己紹介をするときは、「××会社の××です」「営業課の××です」など、自分の所属する会社や部署と、姓を名仱辘蓼埂；嵩挙沃肖扦稀⒁蝗顺皮趣筏啤袱铯郡贰工洹袱铯郡�し」を使い、「ぼく」や「あたし」などを使うのはだらしなく感じられるのでやめましょう。\

「相手」を呼ぶ場合
個人の場合は「××さま」「お客さま」、団体の場合は「××会社さま」「御社（おんしゃ）」「貴社（きしゃ）」「みなさま」などを使います。

「自分の会社」を呼ぶ場合
一般的には「わたくしども」「当社（とうしゃ）」を使いますが、業種によっては、「手前ども」「弊社」という呼び方をするところもあります。つい言ってしまいがちですが、「うち」「うちの会社」という呼び方は使わないよう注意しましょう。

「社外の人」を呼ぶ場合
「部長」「××課長」など、「姓＋役職名」で呼びます。一般的に役職名には敬称が含まれているので「さま」は不要です。役職名がわからない場合は姓に「さま」をつければよいでしょう。

「社外の人」に「自社の社員」のことを話す場合
「わたくしどもの部長が…」「課長の××が…」というように、上司であっても、尊称や敬称はつけません。本人である上司が同席している場合でも、呼び捨てにするのが、社外の人に対する礼儀です。

▼紹介のしかた
紹介の順序
基本の順序は年齢や役職が「下から上」「内から外」になります。
・目下の者、年少者を先に、目上の人、年長者を後に。
・社内の者を先に、社外の人を後に。
・役職が下の人を先に、上の人を後に。
・身内、家族を先に、他人を後に。
・１人の人を先に、複数の人を後に。
・紹介を頼んだ人を先に、紹介される人を後に。
という順序を覚えておいてください。

社外の人を社内の人に紹介するときの注意点
「××会社営業部の××部長です」と、姓に肩書きをつけて紹介するようにします。「××会社営業部長の××さんです」とは言いません。ただ、重役クラスの人を紹介するときは、「××会社専務の××さまです」という言いまわしをします。
また社外の人を自分の上司や関係者に紹介するときは「××の件でご一緒させていただいています」や、「先月転勤なさってこられた…」など、簡単な略歴も一緒に紹介するようにしましょう。同時に、「××部長にはたいへんお世話になっております」と感謝のことばも添えると、より好感を持たれるはずです。