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016題知らず
野邊近く家居(いへゐ)しせれば鶯の鳴くなる聲は朝な朝な聞く
よみひと知らず
(译)无题
置家近野边,静中独有趣;晓来梦里醒,朝朝闻莺啼。
017 題知らず
春日野は今日はな燒きそ若草の妻も籠れり我も籠れり
よみひと知らず
(译)无题
春日野上荒,今日莫烧焚;我妻若嫩草,与我共栖身。
018 題知らず
春日野の飛火(とぶひ)の野守(のもり)出でて見よ今幾日(いくか)ありて若菜摘みてむ
よみひと知らず
(译)无题
看守飞火人,出来我有言;采菜春日野,尚须几许天?
019 題知らず
深山(みやま)には松の雪だに消え無くに都は野邊(のべ)の若菜摘みけり
よみひと知らず
(译)无题
深山犹料峭,松枝尚著雪;京城春意浓,采菜向郊野。
020 題知らず
梓弓(あづさゆみ)押してはるさめ今日降りぬ明日(あす)さへ降らば若菜摘みてむ
よみひと知らず
(译)无题
翘首盼春雨,今日骤然来;若能降到明,似可采新菜。
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