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夏末

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发表于 2005-5-22 14:02:37 | 显示全部楼层 |阅读模式

  夏末

风也好,雨也罢,都在不慌不忙地从夏天走向秋天。为感受这大自然的行状,我去了山阴地区(注:日本中部靠日本海的地区,指岛根、鸟取、兵库、山口等县靠日本海的不分),作一小游。无论是淡黄色的太阳还是将房瓦抹的闪闪发亮的阳光,都已带上了浓浓的夏末的况味。来啊!来啊!芒草在频频点首,无疑,它是在召唤山那边的秋风。

吹响草木枝叶的已不是前一阵子的那种湿乎乎令人懒洋洋的空气了。积雨云的云团如漂流般模糊起来。曾经是那么清晰分明地镶嵌于蓝天轮廓,丧失殆尽,终于身形莫辨了。夜里,走在田梗上,常有萤火虫“嗖”的一下,横窜而去。地里种有毛豆。豆荚长得鼓鼓涨涨的,仿佛用手一摸豆子便会破空而出一般。

                        深代  惇郎 《天声人語》

 

 


原文:

夏の終わり

風も雲も、夏から秋へゆっくり動いている。そうした自然のたたずまいに触れたくて、山陰地方へ小さな旅に出た。くわっと照る太陽にも屋根瓦をてらてらとなめる日差しにも、夏の終わりの気配が濃い。ススキがおいでおいでをしているのは、山の向うの秋風にちがいない。


草木の葉を鳴らしているのは、この間までのじとじとと、けだるい大気ではない。入道雲(ゆううどうぐも)の塊は、流れるようにぼけてきた。くっきりと青空に刻み込んだ、あの輪郭を失いつつある。夜のあぜ道を歩くと、ホタルがすいっと横切る。その下に枝豆がある。手を触れたら、豆が飛び出すのではないかと思わせるほど、はち切れんばかりだ。


                      深代 惇郎 「天声人語」

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