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【バンコク8日時事】サッカーの2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会出場に王手をかけた日本は8日、当地のスパチャラサイ国立競技場で行われるアジア最終予選B組第5戦の北朝鮮戦を迎えた。キックオフは午後5時35分(日本時間同日午後7時35分)。日本は引き分けでも1998年フランス大会、2002年日韓大会に続く3大会連続W杯出場が決まり、開催国ドイツを除く全世界の予選突破第1号となる。
ホームアンドアウエーで実施されるアジア最終予選。この夜の北朝鮮戦は平壌で開催される予定だったが、3月の平壌での予選で観客が騒ぐなど不祥事を起こした北朝鮮に対し、国際サッカー連盟(FIFA)が中立国での無観客試合とする厳しい処分を下し、バンコク開催となった。
試合会場に入れるのは、日朝の代表チームと関係者、警備の警察、報道陣らのみ。バンコクでは地上波でテレビ中継もない異例の試合に向け、日本サッカー協会は在留邦人らを対象に約1000人を収容できる当地のホテルの宴会場を借り、試合を大型スクリーンで生中継する「クローズドサーキット」を主催。チケットも順調に売れた。また、少しでも近くで日本のW杯出場決定を見届けようと、バンコクに駆け付けた日本のサポーターもいた。
日本は北朝鮮に敗れた場合でも、日本時間午後11時35分からテヘランであるイラン―バーレーン戦でバーレーンが引き分け以下なら、最終戦を待たずに日本の2位以内が確定、W杯出場権を得る。 |
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