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孙过庭《书谱》原文、汉译文、日译文(2)
【原文】
评者云:“彼之四贤,古今特绝;而今不逮古,古质而今妍。”夫质以代兴,妍因俗易。虽书契之作,适以记言;而淳醨一迁,质文三变,驰鹜沿革,物理常然。贵能古不乖时,今不同弊,所谓“文质彬彬,然后君子。”何必易雕宫于穴处,反玉辂于椎轮者乎!
【汉译文】
书法评论者说:“这四位才华出众的书法大师,可称得上古今独绝。但是今人(二王)还不及古人(钟、张),古人的书法风尚质朴,今人的书法格调妍媚。”质朴风尚因循时代发展而兴起,妍媚格调也随世俗变化在更易。虽然文字的创造,最初只是为了记录语言,可是随着时代发展,书风也会不断迁移,由醇厚变为淡薄,由质朴变为华丽;继承前者并有所创新,是一切事物发展的常规。可贵的是,继承历代传统的同时,又不背离时代潮流,追求当今风尚的同时,又不混同他人的弊俗。所谓“文采与质朴相结合,才是清雅的风度”。何必闲置着华美的宫室去住古人的洞穴,弃舍精致的宝辇而乘坐原始的牛车呢?
【日译文】
ある批評家は次のように、「彼の四賢鍾繇張芝王羲之王献之は古今に冠絶しており、現代人の書のそれに及ばない。それは古人の書は質朴であるが、現代人の書は艶美だからである」と。しかし質朴とか艶美とか言っても、その評価は時代と共に推移するものであり、質朴さは時の移り変わりに随って貴ばれ、艶美さは世俗と共に見捨てられる。もともと文字が作られたのは、言葉を記録するためであったが、時代と共に濃さが薄められるように、実用性を離れて美化されるという変化が起こり、質朴さと艶美さは何度もその立場を入れ換えた。このように時代と共に変化することは、必然的な道理であり、書に於いても、古掘を守りながら現代にも適応し、現代に即応しながら軽薄さに流されないことが大切である。『論語』にも言う文質彬彬、すなわち艶美さと質朴さの調和を身につけてこそ、初めて有徳の君子なのである。彫刻で飾られた宮殿があるのに穴居生活に帰ろうとし、またりっぱに飾られた車があるのに粗末な車に乗り変えようとする必要がどこにあるであろうか。 |
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