|
孙过庭《书谱》原文、汉译文、日译文(13)
【原文】
加以趋变适时,行书为要;题勒方幅,真乃居先。草不兼真,殆于专谨;真不通草,殊非翰札,真以点画为形质,使转为情性;草以点画为情性,使转为形质。草乖使转,不能成字;真亏点画,犹可记文。回互虽殊,大体相涉。故亦傍通二篆,俯贯八分,包括篇章,涵泳飞白。若毫厘不察,则胡越殊风者焉。
【汉译文】
加以奔走变化以适合当时的情形,行书最为要着;对于题榜镌石,楷书当属首选。写草书不兼有楷法,在于规范法度方面是很危险的;写楷书不旁通草意,很不能称之为书法。楷书以点画组成形体,靠使转表现情感;草书用点画显露性灵,靠使转构成形体。草书用不好使转笔法,便写不成样子;楷书如欠缺点画工夫,仍可记述文辞。(两种书体)转换变化虽然不同,但其规则却是大致相通。所以也要旁通大篆、小篆,融贯八分,包含概括篇章布局,深入领会飞白的使用。若丝毫都不认识到这一点,则会就像胡越那样疏远隔绝啊。
【日译文】
更にまた時世の変化に対応するためには、実用的な行書が必要であり、碑の大字などの公式的な文字では隷書がやはり最も大事である。草書だけを学んで隷書(楷書)にも兼通しなければ、一つの生面白面さに凝り固まってしまい、隷書(楷書)だけを学ぶんで草書をこなせなければ、書簡などの実用に適さない。楷書は点画を形質、すなわち結字の原理とし、使転、すなわち運筆法を情性の原理とするが、草書は反対に、点画を情性の原理として、使転の運筆法を形質の原理とする。草書は運筆法からはずれてしまうと文字を成さないが、楷書は一点一画が欠けても、まだ文字とすることができる。両者は互いに性質を異にするが、大体に於いて共通する面も持つのである。それに故に大篆?小篆の書法にも通じ、下って秦漢の八分にも通じ、章草をも包み込み、飛白をも書きこなせるようにしておくべきなのである。もしわずかな部分でも理解できていないと、北方の胡と南方の越のように大きな隔たりとなってしまうのである。 |
|