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「暗中模索」
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手探りでいろいろやってみること。[/SIZE]
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唐の国に、許敬宗(きょけいそう)という人物がいました。
/ P+ [) B/ l. \彼は、宰相(さいしょう=総理)までつとめた有名な人物でした。
1 X1 F- c/ L, l* s4 oただ、政治の面では皇帝にへつらうことが多く7 b6 Y% ?3 y+ p0 R
歴史書を書くときには、自分の都合で史実をねじ曲げたり2 g& r: V* E9 J4 ]# E# w/ a
軽薄な行動や傲慢な性格で、他の人々の反感をかっていました。
2 U5 F/ g' t' s; i% Y, Lさらに、物忘れもひどく1 k8 A3 C+ |6 R: c1 y
人と会っても名前を覚えていないことが多かったのです。/ v# V* s T3 o
そんな彼に対して、ある人が忠告しました。8 \2 M4 x! q. D" j3 l5 J- T: {
「あなたはもの覚えが悪すぎる。" [$ j6 O7 b' w9 S7 M0 N( n
ぜひ一度、何晏氏、劉楨氏などの優れた人たちに
5 h. G0 y$ M1 g会ってみてごらんなさい。
0 W# i. [# { O$ C/ w9 R7 fたとえ暗闇の中で彼らを模索(もさく=探す)しても2 O6 }) m' J P2 K
すぐ見つけることができるくらい、とても印象的な人たちですよ。( L( @5 K- k% K0 K7 I6 Q( J
して彼らを忘れることなどできないでしょう。4 x" _, ^4 m9 }! L+ Y
あなたはいろいろと活躍して有名ですが
7 j; }) g% H9 V2 qきっと、そんな素晴らしい人たちとの出逢いがないのです。
$ ~" _, y3 s" M5 \0 j* l. @$ M. fあなたは、世の中のことをよく知っているようで
, k& s7 K0 E- @" x; R5 E1 uは、まだまだ何もよくわかっていないのですよ。」[/COLOR]
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分享]成语故事,一日一讲(二)
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( h+ O4 S( q F; A& p* J2 g「石に漱ぎ流れに枕す」
: e/ R7 s: c" U. g: j9 j; b1 N" @<いしにすすぎながれにまくらす>' i# i- c s9 {0 Q" w( M6 E( ^5 P' R0 c
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負け惜しみの強いこと。
+ z/ J6 r/ T& D7 C! Q1 ?' ]; W強情や意地をはること。9 T2 |# A) g5 Y. ~' u! U- I
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●夏目漱石の名付けのもと
! C. Q8 X1 v% ~3 `8 r1 B/ \●素早い切り返しだったので=さすが、という読みに「流石」をあてるようになった
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西晋の国にいた孫楚(そうそ)は学識にすぐれ、とても頭が切れる人物でした。
* J8 H: q" c$ p) C孫楚は若い頃に、仕事をやめて気ままに過ごそうとしたことがあった。/ ^) ]5 j5 Q' ~" ~5 c0 n/ I
当時の宰相(さいしょう)であり友人だった王済に
% x1 U% c' W( Y2 }+ `7 E 「私はこれから、石を枕にして眠り、川のせせらぎで口を漱(すす)ぐような自然のままの暮らしをしたいと思っているのです」8 W1 a2 G' k% B) r
と言おうとして、間違って/ ?/ T: v! y& N6 h. E& ]# r6 U
「石で口を漱ぎ、川の流れを枕にするような自然のままの暮らしをしたいと思っているのです」8 z+ I3 u: G/ k( D
と言ってしまいました。
0 }# p4 X3 H1 _5 e7 c3 t/ r' _ 王済が3 Y" f6 D, p/ m( g# h
「おいおい・・。いくらなんでも川の流れは枕にできないよ。それに石で口を漱ぐこともできないだろう。」( |% B2 s- G2 x c. @
と冷やかしました。
% v5 R" _& [: E. W すると負けず嫌いだった孫楚は0 Q+ a2 `" `7 O8 a0 B* j
「せせらぎに枕すると言ったのは
+ D. X; v: s, k* w& o, `8 H 世間のつまらない話を聞いて汚れてしまった耳を洗うためです。3 \3 d" K2 U' L* R' {
石で口を漱ぐと言ったのは
( j% J1 \# d3 S* s* f9 h$ b% Z 自然の中で歯を磨くのだ、ということが言いたかったのですよ。」, y0 K; f4 w, A( Y3 ~
と負け惜しみを述べて、とうとう間違いを認めなかったのです。1 H C& s0 P# A3 u7 U4 {
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& b% ?% e, s5 h0 Z0 c- Y6 j「井の中の蛙 大海を知らず」
( Q5 v8 N, c6 s<いのなかのかわず たいかいをしらず>; _. d! O# b% {
; n. ]4 c) |' Y見聞の狭い、世間知らずの人のこと、をいう。[/SIZE]
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( e5 G) D8 {( P' w" `1 q$ L4 N9 _中国には「黄河(こうが)」という、とても大きな川があります。
. U8 j, J0 c4 `, J昔、そこには「河伯(かはく)」という黄河の主がいました。
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ある秋の日、大雨が降り、黄河の水があふれだしました。
" d$ x$ A3 J0 g4 d/ M+ G何もかもが水に飲み込まれていく風景を見て、
# {- k5 s/ d; R) a5 J% f河伯は、「すばらしい力だ。この世で俺の力が一番だ。」と思いました。
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そして、ますます勢いに仱盲葡铝鳏摔坤盲皮い取⒈焙¥诉_しました。
( D) i! V Z% @, I; kそこは、河伯が見たこともない、スケールの大きな海でした。; a2 W8 t# ?( M% M( P
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北海には「若(じゃく)」という海の主がいました。8 w3 C5 L2 J: k$ e
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河伯は、若に語りかけました。7 q6 g# z, x- Q+ @$ u4 B
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「私は今まで、自分にまさる者はいないと思ってきたが、/ l4 r# `* s# T, a
こうして、あなたのとてつもない大きさに出会えて、ほんとうに良かった。
2 k6 ]8 m6 Q5 p% b' Y% j このままだと、私は何も知らずにいただろう。. B S% Z* {' P
自分が一番だと偉そうにして、みんなから笑い者にされただろう。」! P, Q3 W/ s) k+ d% G) z$ g9 ^
0 b! y4 W" ]- gすると、若が答えました。
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「井戸の中の蛙(かわず=かえるのこと)に、海のことを話しても無駄だ。
6 q* G* G" H+ P& O- ]% A* | 蛙は狭い井戸の中にとらわれているからね。, c0 R( b5 J3 o) T6 `3 W! L
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夏の虫に、氷のことをはなしても無駄だ。
0 N' v# Z) x c( p+ Z 夏の虫は、冬を知らないからね。
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つまらない男に、道理を話しても無駄だ。# K7 P% m+ U4 ~. O) i% w# B9 C6 N
知っている知識に縛られているからね。, M7 y! Y1 g5 O+ A+ a3 G$ W% g
7 m% T4 ]. [# }5 v% }( I6 D 今、おまえはちっぽけな自分のつまらなさを知った。9 {2 ]( x6 N2 Y0 R
これからは一緒に、大きな真理について話せそうだね。」
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1 J' ^1 A8 D& }6 N9 G- r. b% _ X$ C(淮南子・原道訓/荘子・秋水/荀子・正論/後漢書・馬援伝)[/COLOR]
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