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<中国株>17日=資源株主導で全面安、上海総合指数は3000割れ
2009年8月17日、この日の中国本土株式市場で、上海相場の代表的な指数である上海総合指数は前営業日終値比5.79%安の2870.63ポイントと大幅続落。終値で6月30日以来、ほぼ1カ月半ぶりに節目の3000ポイントを割り込み、約2カ月ぶりの安値を付けた。下落幅は9カ月ぶりの大きさ。深セン相場を合わせた人民元建てA株相場の売買代金は2148億元と前営業日の2276億元を下回った。
資源株が全面安の商状。前週末の米原油先物安を受けて石油株が下げ、石炭株も連れ安となった。前週末のロンドン金属(LME)、この日の上海先物の軟調を嫌気して非鉄株の下げも目立った。上海宝鋼集団を筆頭とする中国鉄鋼メーカーは17日、オーストラリアのフォーテスキュー・メタルズ・グループとの鉄鉱石価格交渉で35%の値下げで合意。中国側が要求していた40%の値下げ幅に届かなかったことに失望して、鉄鋼株も売られた。
金融政策の微調整や景気回復ピッチの鈍化に対する警戒感が根強い中、銀行や不動産などの景気敏感株も次第に売りに押された。前週末の米株安やこの日のアジア株安が投資心理を冷やし、指数は商いを伴って下げ幅を広げ、この日の安値圏で引けた。
深セン証券取引所がまとめた本土株向け投信と社会保障基金の資金流出入状況で、7月の純流出額がそろって今年最大を記録した――と伝えられたことも重し。株式市場からの資金流出を懸念した売りを誘った。
外貨建てのB株相場は、上海B株指数が6.71%安の189.12ポイント、深センB株指数が5.50%安の485.28ポイントで引けた。 |
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