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[天声人语] 天声人语 20110223 “无菌化”的是与非

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发表于 2011-2-23 11:26:05 | 显示全部楼层 |阅读模式
“无菌化”的是与非
2011年2月23日(水)付
 ことの是非はひとまずおいて「無菌化」という例えに、なるほどと思った。名作「ハックルベリー・フィンの冒険」の黒人への差別語を、無難な語に換えた新版が米国で出版され、論争を呼んでいると国際面の記事が伝えていた。
       是非曲直先不置评,最近一个国际层面的报道让我明白了“无菌化”是怎么一回事。最近,名著《哈克贝利・费恩历险记》的新版本在美国出版,该版将书中对黑人的歧视用语全部更换成中性用词。此举引发了极大的争议。
   19世紀に発表されたマーク・トウェインの代表作である。今は禁句の「ニガー」という言葉が200カ所以上使われている。これを「スレーブ(奴隷)」とした。原文は黒人生徒を傷つける恐れが指摘され、学校の教材から避けられることが少なくなかったそうだ。
       该书发表于19世纪,是马克・吐温的代表作。如今已是禁忌词的“nigger(黑鬼)”一词在书中出现了200次以上。这个词在新版中被替换为“slave(奴隶)”。据说由于原版被指有可能对黑人学生造成伤害,很多学校都避免将其选为教材。
   言葉のために名作が読まれないのは残念、というのが新版の趣旨らしい。片や原文尊重派は「時代のリアリティーや風刺の意図が薄れる」などと反論する。「無菌化」とはニューヨーク・タイムズ紙の新版批判である。
       看来新版发行的初衷是觉得因为用词的原因而导致很多人读不到这本名著未免太可惜了。但另一边,原文尊重派则批评此举“淡化了时代的真实感和讽刺的意味”。“无菌化”的说法是纽约时报对该新版所提出的批评。
   あらためて日本語訳を開くと、差別語に限らず、雑菌の森を行くような奔放な言葉は面白さの一つだ。ちなみに岩波文庫版の訳者西田実氏は、冒頭に丁寧な「はしがき」を載せ、ニガーをあえて「黒んぼ」と訳した理由などを説明している。
       重新打开这本书的日语翻译版,发现这本书有趣之处之一,就在于那些不仅限于歧视用语,而简直就像行走在杂菌森林中似的无拘无束的词语。顺带提一句,岩波文库版的开篇登载了该版译者西田实先生认真撰写的“前言”,西田先生在文章里阐述了自己之所以将nigger翻译成“黑鬼”的理由。
   もともと「ハック」は発表当時から批判があった。たとえば少女小説「若草物語」の作者オルコットは、あまりに粗野で無教養だと販売禁止を働きかけたという。実際に一部で追放の憂き目に遭っている。
       其实《哈克贝利・费恩历险记》从最初发表的时候开始就非议不断。据说少女小说《小妇人》的作者奥尔柯特就认为该书极为粗俗低级而呼吁禁止其销售。事实上也有一部分书遭到了禁销的厄运。
   どちらが是で非か。おそらく「正解」というものはなく、侃々諤々(かんかんがくがく)にこそ意義があるのだろう。扱いの難しい言葉は多いが、事なかれ主義で安易にタブーを生む社会は、優しげに見えてその実危うい。無論米国だけの話ではなく。
       到底谁是谁非呢?也许并没有所谓的“正确答案”,其争论本身就是意义所在吧。虽然很多词语使用时会引起争议,但打着尽量别生事端的旗号,随随便便就禁这禁那的社会,看似和谐实质危机重重。当然,这不仅指美国。
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发表于 2011-2-23 17:13:28 | 显示全部楼层
这么好的译文竟然没有人顶帖,ひど~~~い!
up!up!
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