|
发表于 2012-10-1 18:54:27
|
显示全部楼层
▼この駅に向かう列車はすべて上りとなる。「都(みやこ)でひと旗」の時代には、若い野心が全国から降り立ち、入れ違いに失意の背が車中に消えていった。百様の人生が、始発終着のそれぞれに揺れる
往这个站行使的列车都是上京的。在“创业在京都”的年代,全国各地野心勃勃的年轻人都在这里下车,而失意者们则与他们擦肩而过消失在车中。在起点终点都不一样的车厢内百态人生跌宕起伏。
▼汽笛一声新橋を……。明治期の鉄道唱歌がそう始まる通り、東海道線の起点は新橋、同じく東北線は上野だった。かたや、新宿から西へと進み続ける中央線は東にも延びていた。三線を束ねるべく、皇居わきの原っぱに東京駅ができたのは1914(大正3)年12月である
汽笛一声出新桥……就如明治时期铁路歌曲中开始唱到的那样,新桥是东海道线的起点,而上野则是东北线的起点。另一方面,从新宿向西延伸的中央线也开始向东延伸。1914(大正3)年12月为了三线合一,东京站在皇居旁边的空地上落地生根。
▼丸の内の駅舎は赤れんがの3階建てで、「帝都の表玄関」を意識し、南北に300メートルを超す威容となった。戦災で失われた二つのドーム屋根や3階部分が、5年をかけて創建時の姿に復元され、きょう全面開業する
作为“帝都正门”的丸之内车站是一幢3层的红瓦建筑,南北贯通超过300米极具威严。战争中失去的两个拱顶和3楼的部分,在5年后终于恢复原样,今天开始正式营业。
▼屋根材には、大津波をくぐった宮城県産の天然スレートが使われた。美しさでも世界屈指の鉄道駅だろう。高層化しないことで生じる「空中権」を周りの新築ビルに譲り、約500億円の工費を賄ったと聞く。賢い投資である
屋顶采用的是经受住了大海啸的宫城县天然石板。即便从美观上来说也是世界屈指可数的地铁站了。采用横向而非纵向的策略,将“制空权”让给周围的高层建筑,从而节约了500亿日元的工程费。真是聪明的做法。
▼〈ふるさとの訛(なまり)なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく〉。岩手出身の啄木の感傷は、往時の上野駅以外では成立しない。同様に、赤れんがの東京駅と切り離せない喜びや哀(かな)しみ、出会いと別れがある。積もった時だけが醸す存在感に、代役は見当たらない
“独在异乡念乡音,停车场中细细闻。”岩手人啄木的感伤,只有在那个时候的上野站才能体会。同样的,亦有同红瓦的东京站无法割舍的喜悦和悲哀、相逢和离别。经久而酿的存在感,没有东西可以取代。
▼建造物の復元は、そこにまつわる無数の、そして無名の記憶を守ることでもある。人は記憶の辺(ほとり)にたたずんで、熱いまま捨てた思いや、砕けた夢のかけらを拾う。
修复建筑也是守护与之相关的那些无数且无名的记忆。伫立记忆之侧,拾起余温尚存便被抛却了的思念和已经破碎了的梦想碎片。 |
|