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[天声人语] 天聲人語20130616梅熟季節

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发表于 2013-6-17 15:59:48 | 显示全部楼层 |阅读模式
本帖最后由 kingsnews 于 2013-6-17 16:01 编辑

梅の実の熟す季節、近所の小さな梅林で収穫を手伝った。ついこのあいだ花を愛(め)でたばかりなのに、時のめぐりは早い。いつしかどれも丸々と育ち、青葉に隠れて細かい雨にぬれている

梅熟季節,在附近小梅林里幫忙採摘。賞梅仿佛是剛過不久的事,時光來去匆匆,不知何時已經長成圓滾滾的模樣,藏身綠葉叢中,被濛濛細雨濕潤。

▼落ちているのをまず拾い、枝の実は手でもいだ。すぐにバケツはいっぱいになる。分け前をもらって帰り、ざるに盛ると台所は甘酸っぱい。毎年ながらこの香り、雨の季節によく似合う

跌落地上的俯身拾起,枝頭的果實用手去摘。籃子很快就滿了。拿着分贈的一份青梅歸家,盛在笊篱里,廚房便飄動着酸甜的氣息。年年如是的這香味,最適宜這微雨時節。

▼梅干しを漬けたり、梅酒を作ったりすることを「梅仕事」と呼ぶ。手元の辞書にはないが味のある言葉だ。煮梅やジュースなど、多彩な手作りを楽しむ人が、この時期少なくない

腌梅乾,浸梅酒,這些統稱為「梅仕工」。一般辭典不載,但卻是個很有意境的詞。煮梅、榨汁,這種時候,陶醉於各色DIY而其樂融融的人絕不少。

▼当方も、傷の入った実はジャムにして、傷なしを梅干しに漬けた。瓶の中で、塩をふった梅から梅酢が上がるのを眺めれば、ご先祖様の知恵に頭が下がる。質素きわまる日の丸ながら、作ればなかなか奥は深い

本人也把有破損的青梅做成梅醬,而把沒破損的腌作梅乾。望着瓶中灑了鹽的青梅滲出的梅汁日漸變多,對祖先的智慧越加敬佩。這就像質樸至極的日本船,做起來才知道內里大有乾坤。

▼「うめぼしの歌」というのがあるそうだ。端折(はしょ)って紹介すると、「二月三月花盛り」に始まって「五月六月実がなれば 枝から振るい落とされて 何升何合量(はか)り売り 塩に漬かってからくなり シソに染まって赤くなり……」。そうやって「生涯」をうたっていく

有首《梅乾之歌》,粗略地介紹一下,開首第一句是「二月三月花盛開」,之後「五月六月結梅子,輕搖枝梢落下來,幾斗幾升秤去賣,用鹽去腌味道咸,浸染紫蘇色變緋~~」,如此這般唱出梅的一生。

▼梅雨が明ければ三日三晩の土用干しが待つ。一人前の梅干しになるまでに結構な手間とひまがかかる。そうして一粒一粒が、食欲を刺激し、食あたりを防ぐといった効用を宿すのである。「手塩にかける」という忘れがちな言葉を、年に一度の梅仕事に思い出す。日本の雨期の、しみじみ嬉(うれ)しい生(な)り物である。

梅雨過後,還要經過三日三夜的「土用晒」。梅乾要腌到十全十美,還真是勞神費時呢。這樣一粒粒注入了刺激食欲,防止胃氣脹的功效。「撮鹽入膳,咸淡自知」,一年一度的梅仕工,讓我又想起了這句容易淡忘的老話。日本雨季的這可喜收獲,深深地沁入我心底。

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发表于 2013-6-19 11:45:03 | 显示全部楼层
一人前の梅干しになるまでに
直到成为合格的梅脯
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 楼主| 发表于 2013-6-19 13:22:36 | 显示全部楼层
謝謝回復
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发表于 2013-6-19 14:16:25 | 显示全部楼层
日の丸 が 日本船 の意味 ?

日本の国旗だと思うけど
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 楼主| 发表于 2013-6-19 18:01:27 | 显示全部楼层
本帖最后由 kingsnews 于 2013-6-19 18:10 编辑

這句話怎么譯,我想了半天也琢磨不好,謝謝提點

這篇天聲人語大意理解不難,但其中不少非常日本味的表現,例如樓上指摘的「質素きわまる日の丸ながら」,還有「梅仕事」、「土用干し」、「効用を宿す」、「手塩にかける」等等,翻譯起來總有詞不達意之感。歡迎大家拍磚指點。
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发表于 2013-6-20 02:47:41 | 显示全部楼层
本帖最后由 nomimi 于 2013-6-20 12:27 编辑

在楼主的基础上,给另类翻一下哈~!

梅の実の熟す季節、近所の小さな梅林で収穫を手伝った。ついこのあいだ花を愛(め)でたばかりなのに、時のめぐりは早い。いつしかどれも丸々と育ち、青葉に隠れて細かい雨にぬれている
梅果成熟此季节,邻舍小园帮忙采。时光匆如流水逝,梅开赏花犹在眼,转眼已至梅熟时。个个饱满叶中藏,蒙蒙细雨披衣裳。
▼落ちているのをまず拾い、枝の実は手でもいだ。すぐにバケツはいっぱいになる。分け前をもらって帰り、ざるに盛ると台所は甘酸っぱい。毎年ながらこの香り、雨の季節によく似合う
已落硕果首先拾,伸手再挽枝上果,不刻篮即已装满。携回赠果笊里盛,灶房即刻飘酸甜。年年如是此香味,最是符合雨季节。
▼梅干しを漬けたり、梅酒を作ったりすることを「梅仕事」と呼ぶ。手元の辞書にはないが味のある言葉だ。煮梅やジュースなど、多彩な手作りを楽しむ人が、この時期少なくない
晒梅腌渍做梅酒,此些统称「梅仕工」,此词字典无从查,却是意境深远也。煮梅榨汁样样来,乐于此季人不少。
▼当方も、傷の入った実はジャムにして、傷なしを梅干しに漬けた。瓶の中で、塩をふった梅から梅酢が上がるのを眺めれば、ご先祖様の知恵に頭が下がる。質素きわまる日の丸ながら、作ればなかなか奥は深
吾将伤果做梅酱,无伤果子渍梅干。望瓶渍盐梅转醋,感佩祖先智慧杰。极尽朴质太阳旗白素饭中一点红,制作又是奥妙深。
▼「うめぼしの歌」というのがあるそうだ。端折(はしょ)って紹介すると、「二月三月花盛り」に始まって「五月六月実がなれば 枝から振るい落とされて 何升何合量(はか)り売り 塩に漬かってからくなり シソに染まって赤くなり……」。そうやって「生涯」をうたっていく
传闻有首「梅干歌」,首段歌词来介绍,「二月三月花盛开」,此歌以此为开端,「五月六月结梅子,轻摇枝梢落下来,几斗几升秤去卖,用盐腌来味道咸,紫苏浸染色变绯~~」,如此歌出梅「一生」。
▼梅雨が明ければ三日三晩の土用干しが待つ。一人前の梅干しになるまでに結構な手間とひまがかかる。そうして一粒一粒が、食欲を刺激し、食あたりを防ぐといった効用を宿すのである。「手塩にかける」という忘れがちな言葉を、年に一度の梅仕事に思い出す。日本の雨期の、しみじみ嬉(うれ)しい生(な)り物である。
梅雨过后三日夜,洒晒待其脱水干。直至合格好美味,劳心劳力费工夫,唯此方能粒激食,蕴防食物中毒效。一年一度「梅仕工」,醒人忆起易忘语,「事必躬亲不假手」。日本雨季梅果子,沁入心坎是喜果。

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弓 虽 呵  发表于 2013-6-20 15:44
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发表于 2013-6-20 11:37:53 | 显示全部楼层
「梅仕事」译成“做梅活儿”或“梅子活儿”,如何?

“日の丸”大概是指“梅干盒饭”——四角方方的白米饭中间是一颗通红的梅干,跟太阳旗十分相像。这样理解的话,“質素きわまる”也就说得通了吧。

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謝謝,頓開茅塞  发表于 2013-6-20 15:43
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发表于 2013-6-21 11:28:34 | 显示全部楼层
「梅仕事」译成“梅工作”更搞笑。
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发表于 2013-6-24 09:52:57 | 显示全部楼层
期待新译……
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