天声人语20131020国民知情权

ursa

周日，再凑个热闹。大家来拍砖！！


2013年10月20（日）付

    起きたことを記録しておくことの大切さはだれしも感じている。権力中枢での出来事であればなおさらだ。下村健一（しもむらけんいち）著『首相官邸で働いて初めてわかったこと』を再読し、改めてそう思う
        任何人都能切身体会到事件记录保存的重要性，在权力中枢发生的事件就更为重要。重读下村健一先生所著的《首相官邸任职内幕》，再一次加深了这样的想法。

    著者はＴＢＳ出身で、民主党政権のとき広報担当の内閣審議官を務めた。２年間の経験を、伝聞や臆測を交えず「とことん素直に」書いている。「官邸というブラックボックス」の実態を知り、考えるための生きのいい材料が満載である
        作者TBS电台出身，曾任民主党政权时的情报工作内阁审议官。在书中不搀杂传闻、猜测，以2年内的实际经验，“ 彻底真实地”地描写，记载自己掌握的“官邸黑匣子”的真实情况，以及让人深思的鲜活材料。

    安倍首相が先日、新しい方針を国会で明らかにした。明治以来、ずっとつくってこなかった閣議や閣僚懇談会の議事録を今後はつくるようにし、３０年後には公開するという。そんな記録が今までなかったことのほうに驚く方が多いのではないか
       安倍首相在前些日子，在国会明确了新方针。明治以来，内阁会议、阁僚级别会议一直就没有会议记录，据说从今以后将开始记录，并在30年以后公开。对于迄今为止没有这类会议，绝大多数人都会大吃一惊的吧。

    一歩前進と喜んではいられない。閣議は正式な場ではあっても、形骸化が指摘される。重要なことがらはそれ以前に、首相や関係閣僚らによる小さな協議で議論され、決められることが多い。下村さんの本もそうした場面を活写している
       不得不为这一进步感到欣喜。内阁会议被人指责虽然正式，但流于形式化。重要事件大多已在会议之前，由首相与相关阁僚间小范围商议讨论后决定。下村先生在书里也已活现此类场面。

    なによりも議事録の一件は、特定秘密保護法案を国会に出すにあたり公明党が求めた条件だ。それをのむ見返りに、国民の「知る権利」を損ねかねない法律ができてしまうのならば本末転倒だろう
       临时国会上提交《特定秘密保护法案》之际，在公明党提出的要求中，会议记录被放在首位。以接受此要求为代价换来的是制定可能损害国民知情权的法律，那简直就是本末倒置。

    外交や軍事に秘密が伴うのは仕方がない。だが、政府の情報は本来、国民の共有財産である。後世の厳しい検証が欠かせない。秘密指定をいつまでも続けられる今の法案では、歴史の法廷もブラックボックスになってしまわないか。
        外交、军事之类的机密另当别论。但是，政府情报本来就是国民的共有财产，作为接受后代严格验证的资料不可欠缺。在保持指定机密的当今法案中，历史法庭岂不是也成了黑匣子了吗？

阿茂

そんな記録が今までなかったことのほうに
对于迄今为止没有这类会议，

ursa

阿茂 发表于 2013-10-23 15:52
そんな記録が今までなかったことのほうに
对于迄今为止没有这类会议，

漏了记录两个字。赫赫。。。。。