翻译道场(2) 工作经历之影响
毎月二十日がくると、なんとなくホットした気分になってしまう。かつて七年ほど勤務した会社の、給料の振込み日が二十日だった。フリーという、しばられはしないけどきわめて不安定な身が、少しながらも月々と収入のあった、サラリーマンのころを懐かしむらしい。
そして、朝の九時に仕事をしていないと、これもなんとなくだが落ち着かない。性格的なのものには違いないが、あの殺人的な通勤ラッシュから解放され、もう十年以上たっているのである。短い、それにあまりまじめではないサラリーマン生活が、けっこう骨の髄まで染み込んでいるものだ。
このサラリーマン暮らしも、いまとなってみれば貴重な体験である。企業小説の登場人物の心情に、いくぶんなりとも共感したり反発したりできるのは、短期間ながらサラリーマン生活を味わったせいに違いない。
「覆面工場」(清水一行(しみずいっこう))の「解説」(山前 譲)
每个月到了二十日,一种放心、踏实的感觉就会油然而生。因为这一天是他曾经工作过七年左右的那个公司的发薪日。如今,他(译注:指专写职场、财经小说的清水一行)是个不受任何约束而又极不安稳的自由职业者,似也十分留恋过去那么一段有着尽管微薄却也相当稳定之收入的工薪族时光。
并且,如果早上到了九点钟还不开始工作的话,就会没来由地惶恐不安起来。这自然是他的性格使然,可是,他从那种要命的上班高峰中解放出来,也早已超过了十个年头了呀。可见那段不长的,也不见得怎么认真的工薪族生活,对他的影响竟是如此的刻骨铭心。
现在看来,这段工薪族生活倒是一场弥足珍贵的人生体验。他之所以能够对职场小说中人物的情感有所共鸣或反感,无疑是源自对这段短暂的工薪族生活的深刻体验。
——摘译自清水一行的小说《蒙面工厂》书后的《解说》(撰文•山前 让)
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