2014-05-06 (火)
おもしろい実験をネットでみた。2本の高速道路が合流する場合、どうすればすんなりと車線変更できるかを探っている。「渋滞学」の生みの親として知られる東大の西成活裕(にしなりかつひろ)教授が説明役だ▼
在网上看到一个有趣的实验。调查在2条高速路汇合的情况下怎样才能顺利变更车道。解说人是以“拥堵学”之父而著名的东大的西成活裕教授。
車の代わりに人間が二つの道を歩く。合流する直前まで互いが見えない状況ですぐに車線変更しようとすると、ぶつかりそうになったり、詰まったりする。危ない。そこで合流地点から一定の距離を車線変更禁止とする。するとその間、互いを見合い、譲り合いながら車線を変えられるようになる▼
以人代替车在两条道路上行走。在汇合之前互相看不见的情况下,立刻变更线路的话,就容易撞到或堵塞。非常危险。于是,规定在离汇合地点前的一定的距离内禁止变更车道。如此一来,就能看见对方,一边谦让一边变更车道。
われ先に走るよりは、まわりとコミュニケーションを取りながら運転するほうが、結果的に速くなる。車間距離を十分に取ることなどとともに、道路の流れをよくするための知恵である▼
与其自顾自得抢先一步,不如边与周遭的人沟通边开车来的快速。这是保持足够的车间距的同时保证了道路的通畅的智慧。
この実験は「利他的精神実験」と銘打たれている。西成教授が強調するのは、他のドライバーへの思いやりだ。目先のプラスばかりを追わず、長期的視野を持て。情けは人のためならず。損して得とれ、とも。頭ではわかっていても、なかなか実行できないところが凡夫の悲しさか▼
这个实验以“利他精神实验”而著名。西成教授强调的是对其他司机的体谅。不只追逐眼前的利益,要把目光放长远。即,好心总会有好报,吃亏是福。虽然心里明白,但却总是做不到这一点是凡夫的悲哀。
きのう、Uターンラッシュに巻き込まれた方も多いに違いない。きょうも混雑が続くだろう。渋滞のストレスを長時間受け続けるつらさはいかばかりか。どこにも出かけずじっとしていた身には、お気持ちを拝察することしかできない▼
昨天一定有很多人卷入返程高峰中。今天想必会继续拥挤吧。长时间承受堵车的压力是有多么痛苦啊!我只能设身处地的想您哪儿也不能去一动不动的心情了。
大型連休が終わる。朝の駅の雑踏が戻ってくる。遅い流れにいら立って、ともすると前に出たがるのを自戒することにする。急がば回れ、だ。
长假结束了。早晨车站的喧闹拥挤也将回归。生气于缓慢的人流,于是决定提前出门。欲速则不达。 |