おもしろい実験をネットでみた。2本の高速道路が合流する場合、どうすればすんなりと車線変更できるかを探っている。「渋滞学」の生みの親として知られる東大の西成活裕(にしなりかつひろ)教授が説明役だ。
在网络上看到了一个有趣的实验:探究两条高速公路交汇的时候,可以怎样变更车道。由创立了“拥堵学”而闻名的东京大学教授西成活裕担任解说。
車の代わりに人間が二つの道を歩く。合流する直前まで互いが見えない状況ですぐに車線変更しようとすると、ぶつかりそうになったり、詰まったりする。危ない。そこで合流地点から一定の距離を車線変更禁止とする。するとその間、互いを見合い、譲り合いながら車線を変えられるようになる。
由人替换掉汽车在两条路上行走,如果直到交汇前还不能互相见到的情况下直接变道,可能会撞在一起或都堵在那儿,情况很危险。因此距离道路交汇点的一定距离内禁止变道,于是在这个区间内可以互相看着、互相迁就地变更车道。
われ先に走るよりは、まわりとコミュニケーションを取りながら運転するほうが、結果的に速くなる。車間距離を十分に取ることなどとともに、道路の流れをよくするための知恵である。
比起自己抢先,一边与周围沟通联络一边驾驶,结果会更快速。这是在保持车距等方法的同时,维护道路畅通的智慧。
この実験は「利他的精神実験」と銘打たれている。西成教授が強調するのは、他のドライバーへの思いやりだ。目先のプラスばかりを追わず、長期的視野を持て。情けは人のためならず。損して得とれ、とも。頭ではわかっていても、なかなか実行できないところが凡夫の悲しさか。
这个实验被打上了“利他主义实验”的标记。西成教授强调的是对他人驾驶的关切,目光不是只追求有利,而是保持长远的视野;善意不仅仅是对他人的;付出的同时也有收获;等等。即使心里明白,却处在无法实行的境地,或许就是凡夫俗子的可悲之处吧。
きのう、Uターンラッシュに巻き込まれた方も多いに違いない。きょうも混雑が続くだろう。渋滞のストレスを長時間受け続けるつらさはいかばかりか。どこにも出かけずじっとしていた身には、お気持ちを拝察することしかできない。
昨天被逼迫掉头行驶的人绝不会少,今天也会持续拥堵吧。长时间承受拥堵带来的压力到底会如何,对于从来不出差的我,除了去推断别无他法。
大型連休が終わる。朝の駅の雑踏が戻ってくる。遅い流れにいら立って、ともすると前に出たがるのを自戒することにする。急がば回れ、だ。
五一长假(日本也有五一长假,从4月29日到5月5日)结束了。早上车站的拥堵回来了。在迟缓的车流里着急上火时自己警惕着不要尽可能地朝前挤,急切间就可以回转。 |