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[其他] 雪国(自译 6)

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发表于 2014-12-10 12:39:38 | 显示全部楼层 |阅读模式
本帖最后由 华南虎 于 2014-12-10 12:47 编辑

雪国(自译 5)

第二天午后,那姑娘去洗浴时将洗浴用具放在走廊外后顺道去他房间玩了。
    没等她坐下,他就突然提出了要求,要她帮忙找个艺妓来。
“帮忙?”
    “明知顾问嘛。”
    “讨厌。我可压根儿也没想到你会叫我做那种事。”说着,姑娘沉下脸来走到窗口边去看两县分界处的那些山峦,可是,不一会儿她的脸就红了。
    “我们这儿可没有这样的人。”
    “骗人!”
    “真的。”她提溜一转身便坐在了窗框上,“强人所难的事情是绝对没有的。都要看做艺妓的自己是否愿意的。旅店也不管这事儿的。真的,你要是不信,随便叫一个来问问就知道了。”
    “我不是在让你去叫吗?”
    “我为什么非要帮你去叫呢?”
    “我是拿你当朋友的。因为要跟你做朋友,所以就不来挑逗你了嘛。”
    “这就叫朋友吗?”姑娘被他逗出了一句孩子气的话,随即又劈口数落了一句,“你这人真够呛。居然叫我做那种事。”
    “这有什么呀?我在山里呆得四体强健,可有点憋得慌,脑袋不爽快。就这么着,跟你也没法坦坦荡荡地聊天嘛。”
    姑娘垂下眼帘不说话了。就岛村来说,话说到这个份上就是男人的厚颜无耻大暴露了,可姑娘或许已经沾染上了她们那一行的习气,对此非但毫不见怪似乎还相当认可的。或许是眼睫毛浓密的缘故吧,姑娘俯视时的眼神显得凄迷朦胧,温柔动人。可就在他这样打量着的时候,姑娘微微地左右摇晃了一下脸蛋,且又泛起了淡淡的红潮。
    “你喜欢什么样的就叫什么样的好了。”
    “我这不是在跟你打听吗,初来乍到的,怎么知道谁长得漂亮呢?”
    “就知道找漂亮的,哼!”
    “对了,还是年轻的好。只要是年轻的估计就大致不错了吧。不要那种说起话来没完没了的碎嘴子。要那种老实巴交,干干净净的。因为我想说话的时候,可以找你来说嘛。”
    “我可不来了。”
    “胡说什么呀。”
    “真不来了。我还来干吗呀?”
    “不是说了,我要跟你清清白白地交朋友,所以不来挑逗你嘛。”
    “真受不了你。”
    “如果跟你有了那事儿,说不定明天就会不想再看到你的。会再也提不起劲儿来跟你说话的。我可是刚从山上来到村子里,正想跟人亲近亲近呢,所以不来招惹你。怎么说,我也个过路客人嘛。”
    “嗯,这倒是的。”
    “是吧。如果我找了个你讨厌的女人,以后再见到我你也会觉得恶心的。可要是是你给我找的,感觉就好一点了吧。”
    “关我屁事!”姑娘狠狠地抢白了他一句之后便扭过脸去了,可随即又嘟囔道,“说的倒也是。”
    “这种事,真搞上了,也就完了。会变得毫无情趣,也长不了的。”
    “嗯,还真都是这样的。我是生在港口的,这里又是温泉浴场不是,”姑娘以出人意料的率真口吻说道,
    “所以来的客人大多是旅客。我那时虽然还是小孩子,可也听了不少别人的故事。说是不知不觉地喜欢上了而当时又没跟人家直说那种,是最最可人,最最丢不开的,分手之后也会时常挂念。而对方念及旧情写信来的也往往是这种人。”
    说着,姑娘便从窗框上站起身来,随即又身体软绵绵地坐到了榻榻米上。她的脸上露出了回忆遥远往事一般的神情,可马上就警醒起来,似乎又回到了如今正坐在岛村身旁的现实之中。
    由于姑娘的语调中透着太多的真情,以至于岛村为自己这么着就轻易地骗过了她而感到内疚。
    不过,他说的也是实话。这姑娘还不是真正的艺妓。他想要女人也不必打她的主意,完全可以用一种毫无罪恶感的轻松方式来得到满足。这姑娘过于洁净了。第一眼看到她时就已经将她排除在外了。
    再说,那时他也为选择夏天的避暑地而举棋不定,正在考虑要不要带着家属一起来这个温泉村。如果真要这样安排,那么所幸这姑娘还没下水,可以给妻子做个玩伴,甚至还可以学上一段舞蹈解解闷。岛村当真是这么想的。所以说,虽说他对她产生了类似于友情的感觉,可心里也已经打过了这么个小九九了。
    当然,在这个问题上岛村的面前似乎也有一面映照着黄昏夕境的镜子。或许他并不仅仅担心这个身世暧昧的姑娘会带来什么后患,他还像观察映在火车车窗上的姑娘的脸一样,用一种非现实的眼光打量着眼前的这个姑娘。

原文:
   女は翌日の午後、お湯道具を廊下の外に置いて、彼の部屋へ遊びに寄った。
   彼女が坐るか坐らないうちに、彼は突然芸者を世話してくれと言った。
      「世話するって?」     
   「分かってるじゃないか」
   「いやあねえ。私そんなこと頼まれるとは夢にも思ってきませんでしたわ」と、女はぶいと窓へ立って言って国境の山々を眺めたが、そのうちに頬を染めて、
   「ここにはそんな人ありませんわよ」
     「嘘をつけ」
   「ほんとうよ」と、くるっと向き直って、窓に腰をおろすと、
     「強制することは絶対にありませんわ。みんな芸者さんの自由なんですわ。宿屋もそういうお話は一切しないの。ほんとうなのよ、これ。あなたが誰か呼んで直接話してごらんになるといいわ」
   「君から頼んでみてくれよ」
   「私がどうしてそんなことをしなければならないの?」
   「友達だと思ってるだ。友達にしときたいから、君は口説かないんだよ」
   「それがお友達ってものなの?」と、女はつい誘われて子供っぽく言ったが、後はまた吐き出すように、
     「えらいと思うわ。よくそんなことが私にお頼めになれますわ」
   「なんでもないことじゃないか。山で丈夫になって来たんだよ。頭がさっぱりしないんだ。君とだって、からっとした気持で話が出来やしない」
    女は瞼を落して黙った。島村はこうなればもう男の厚かましさをさらけ出しているだけなのに、それを物分りよくうなずく習わしが女の身にしみているのだろう。その伏目は濃い睫毛のせいか、ぽうっと温かく艶めくと島村が眺めているうちに、女の顔はほんの少し左右に揺れて、また薄赤らんだ。
     「お好きなのをお呼びなさい」
   「それを君に聞いてるんじゃないか。初めての土地だから、誰かきれいだか分からんさ」
   「きれいって言ったって」
     「若いのがいいね。若い方がなにかにつけてまちがいが少ないだろう。うるさくしゃべらんのがいい。ぼんやりしていて、よごれてないのが。しゃべりたい時は君としゃべるよ」
   「私はもう来ませんわ」
   「馬鹿言え」
   「あら、来ないわよ。なにしに来るの?」
     「君とさっぱりつきあいたいから、君を口説かないじゃないか」
   「あきれるわ」
   「そういうことがもしあったら、明日はもう君の顔を見るのもいやになるかもしれん。話に気乗りするなんてことがなくなるよ。山から里へ出て来て、せっかく人なつっこいんだからね、君は口説かないんだ。だって、僕は旅行者じゃないか」
     「ええ。ほんとうね」
   「そうだよ。君にしたって、君が厭だと思う女となら、後で会うのも胸が悪いだろうが、自分が選んでやった女ならまだましだろう」
   「知らないっ」と、強く投げつけてそっぽを向いたものの、
   「それはそうだけれど」
     「なにしたらおしまいさ。味気ないよ。長続きしないだろう」
   「そう。ほんとうにみんなそうだわ。私の生れは港なの。ここは温泉場でしょう」と、女は思いがけなく素直な調子で、
   「お客はたいてい旅の人なんですもの。私なんかまだ子供ですけれど、いろんな人の話を聞いてみても、なんとなく好きで、その時は好きだとも言わなかった人の方が、何時までも懐かしいのね。忘れられないのね。分かれた後ってそうらしいわ。向うでも思い出して、手紙をくれたりするのは、たいていそういうんですわ」
    女は窓から立ち上ると、今度は窓の下の畳に柔らかく坐った。遠い日々を振り返るように見えながら、急に島村の身近に坐ったという顔になった。
    女の声にあまり実感が溢れているので、島村は苦もなく女を騙したかと、かえってうしろめたいほどだった。
   しかし彼は嘘を言ったわけではなかった。女はとにかく素人である。彼の女ほしさは、この女に求めるまでもなく、罪のない手軽さですむことだった。彼女は清潔過ぎた。一目見た時から、これと彼女とは別にしていた。
    それに彼は夏の避暑地を選び迷っている時だったので、この温泉村へ家族づれで来ようかと思った。そうすれば女はさいわい素人だから、細君にもいい遊び相手になってもらえて、退屈まぎれに踊の一つも習えるだろう。本気にそう考えていた。女に友情のようなものを感じたといっても、彼はその程度の浅瀬を渡っていたのだった。
   むろんここにも島村の夕景色の鏡はあったであろう。今の身の上が曖昧な女の後腐れを嫌うばかりでなく、夕暮れの汽車の窓ガラスに写る女の顔のように非現実的な見方をしていたのかもしれない。

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