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[其他翻译] 「ダンスダンスダンス」の翻訳(136)

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发表于 2016-11-19 10:42:59 | 显示全部楼层 |阅读模式
19(9)
「わかるよ」と僕は言った。
「お客の中には私たちに同情する人もいるけど、そういうんじゃないのよ。お金のためにだけこういう事してるんじゃないのよ。私たちだって、こうしてる時、けっこう楽しんでるの。うちのクラブって厳密な会員制だからお客の質だっていいし、みんな私たちのことを楽しませてくれるし。私たちだって、そのイメージの世界を楽しんでいるのよ」
「楽しい雪かき」と僕は言った。
「そう、楽しい雪かき」と彼女は言った。そして僕の胸に唇をつけた。「時々雪のなげっこしたり」
「メイ」と僕は言った。「昔本当にメイという名前の女の子がいた。僕の事務所の隣の歯医者で受付をやってた。北海道の農家で生まれた女の子だった。山羊のメイってみんな呼んでた。色が黒くてやせてた。いい子だった」
「山羊のメイ」と彼女は繰り返した。「あなたの名前は?」
「熊のプー」と僕は言った。
「童話みたい」と彼女は言った。「最高。山羊のメイと熊のプー」
「童話みたいだ」と僕も言った。
「キスして」とメイが言った。僕は彼女を抱いてキスした。素敵なキスだった。懐かしいキス。それから僕らは何杯めかわからなくなったブランディー?ソーダを飲み、ボリスのレコードを聴いた。ボリス、また下らないバンド名。どうしてボリスなんて名前をつけるんだろう?でも僕がそれについて考えているうちに、彼女は僕の腕の中ですやすやと眠ってしまった。僕の腕の中で眠っているときのメイはもうゴージャスな女の子には見えなかった。彼女はどこにでもいるごく普通の傷つきやすい少女のように見えた。同窓会みたい、と僕はた思った。時計はもう四時を回っていた。あたりはしんと静まりかえっていた。山羊のメイと熊のプー。ただのイメージ。経費で落とせる童話。ボリス。またまた奇妙な一日。繋がりそうで繋がらない。糸を辿っていくと、やがてぷつんと切れる。五反田君と話し合った。彼にある種の好意さえ抱くようになった。山羊のメイと知り合った。彼女と寝た。素敵だった。僕は熊のプーになった。官能的雪かき。でも何処にもたどりつかない。
僕が台所でコーヒーを作っていると、あとの三人が目を覚まして起きてきた。朝の六時半だった。メイはバスローブを着た。マミは五反田君のベイズリーのパジャマの上だけを着て、五反田君はその下をはいていた。僕はブルージーンズにTシャツという格好だった。僕らは四人で食卓についてコーヒーを飲んだ。パンも焼いて食べた。バターやらマーマレードやらを回した。FMの『バロック音楽をあなたに』がかかっていた。へンリー?パーセル。キャンプの朝みたいだった。
「キャンプの朝みたいだ」と僕は言った。
「かっこう」とメイが言った。

七時半に五反田君は電話でタクシーを呼んで女の子たちを帰した。帰る時、メイは僕にキスした。「もしうまくキキに会えたら私がよろしく言ってたって伝えてね」と彼女は言った。僕はそっと彼女に名刺を渡して、もし何かわかったら電話をかけてくれと言った。彼女は肯いて、そうすると言った。
「また機会があったら一緒に雪かきやろうね」とメイは片目をつぶって言った。
「雪かき?」と五反田君が言った。

  “明白了。”我说。
  “在客人当中同情我们的人也有,实际上并不需要。也并不是简单地为了钱而做这件事。我们在这样做的时候也是非常快乐的。在俱乐部当中制度严密,客人的品质很重要,大家都让我们快乐地工作。让我们快乐于幻想的世界。”
  “快乐的雪耙。”我说。
  “是的,快乐的雪耙。”她说。然后用唇吻我的胸。“经常投雪。”
  “メイ。”我说。“原来真的有一个叫メイ名字的女孩。在我事务所的旁边当牙医接待员。是出生在北海道农家的女孩。就像山羊的叫声那样大家叫她山羊メイ。皮肤有些黑,是个很好的女孩。”
  “山羊的メイ。”她反复说了几次。“你的名字呢?”
  “熊的プー。”我说。
  “童话般。”她说。“最高级的。山羊メイ和熊プー。”
  “就是童话般。”我说。
  “吻一下。”メイ说。我抱着她吻了起来。太美妙的吻。眷恋的吻。然后我们不知喝了多少杯白兰地苏打,听着ボリス唱盘。ボリス,太无聊的乐队名。为什么会起ボリス这样一个名字呢?我在思考这个问题的时候,她在我的怀抱中香甜地睡着了。在我怀抱中睡觉的她,现在看上去已经不是华贵的女孩了。她像是在什么地方都极易伤感的少女。我想,这就是同窗会。钟表已经指向四点。周围恢复到了安静。山羊的メイ和熊的プー。只是幻想。用经费而完成的童话。ボリス。真是太奇妙的一天。像是有关联而又没有关联。沿着线走下去的时候,突然中断了。和五反田聊天,对他抱有一种好感。认识了山羊的メイ。还和她睡觉了。太美妙了。我成了熊的プー。这是官能的雪耙。可是不知走向何方。
  我在厨房煮咖啡时,另外三人都起了床。已结是早上六点半。メイ穿着睡衣。マミ只穿着五反田睡衣的上身,五反田穿着其下身。我穿了牛仔裤和T恤衫。我们四人围着餐桌喝咖啡,还吃了烤面包,相互传递奶油和果酱。正在播放FM的“给你的巴洛克音乐”。へンリー?パーセル。这像是露营式的早上。
  “露营式的早上。”我说。
  “太像了。” メイ说。
  
  到七点半的时候五反田用电话叫来出租车送走了女孩。在走的时候,メイ吻了我。她说:“若是能见到奇奇的话我一定会好好地转告。”我悄悄地给了她名片说:有什么消息请给我打电话。她点头说:一定。
  “若是能再见面的话我们一起铲雪吧。” メイ挤了一只眼说。
“铲雪?”五反田说。
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 楼主| 发表于 2016-11-19 10:43:40 | 显示全部楼层
沿着一个线索找下去,结果又断线了。奇奇消失了!
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