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[其他翻译] 「ダンスダンスダンス」の翻訳(140)

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发表于 2016-11-28 19:43:49 | 显示全部楼层 |阅读模式
20(3)
眠くなると、僕はグラスを流しで洗い、歯を磨いて眠った。目が覚めると翌日がやってきた。一日一日が早く過ぎる。もう四月だ。四月の始め。トゥルーマンカポーティの文章のように繊細で、うつろいやすく、傷つきやすく、そして美しい四月のはじめの日々。僕は朝のうちに紀ノ国屋に行って、またよく調教された野菜を買った。それから缶ビールを一ダースとバーゲンのワインを三本買った。コーヒー豆も買った。サンドイッチにするためのスモクサーモンも買った。みそと豆腐も買った。家に帰って留守番電話のテープをプレイバックしてみると、ユキからのメッセージが入っていた。彼女は面白くもなんともなさそうな声で十二時にもう一度電話してみるから家にいてね、と言った。そしてがちゃんと電話を切った。がちゃんと電話を切るのは彼女にとっては一種のボディーランゲージのようなものなのだろう。時計は十一時二十分を指していた。僕は台所で熱くて濃いコーヒーを作り、それを飲みながら床に座ってエドマクベインの87分署シリーズの新刊を読んだ。もう十年くらい前からそんなもの読むのはやめようと思ってはいるのだが、新刊が出るとつい買ってしまうのだ。惰性と呼んで済ませるには十年というのは余りにも長い歳月だ。十二時五分に電話がかかってきた。ユキだった。
「元気?」と彼女は言った。
「とても元気だよ」と僕は言った。
「今何してるの?」と彼女は言った。
「そろそろ昼飯を作ろうかなと思ってたんだ。ぱりっとした調教済みのレタスとスモークサーモンと剃刀の刃のように薄く切って氷水でさらした玉葱とホースラディッシュマスタードを使ってサンドイッチを作る。紀ノ国屋のバターフレンチがスモークサーモンのサンドイッチにはよくあうんだ。うまくいくと神戸のデリカテッセンサンドイッチスタンドのスモークサーモンサンドイッチに近い味になる。うまくいかないこともある。しかし目標があり、試行錯誤があって物事は初めて成し遂げられる」
「馬鹿みたい」
「でも美味しい」と僕は言った。「嘘だと思ったら、蜜蜂に訊いてもいい。しろつめ草に訊いてもいい。本当に美味しいんだ」
「何よ、それ?蜜蜂としろつめ草というのは?」
「たとえだよ」と僕は言った。
「やれやれ」とユキは溜め息まじりに言った。「あなた、もう少し大人になれば。もう三十四でしょう?私から見てもちょっと馬鹿みたいよ」
「社会化しろということかな、君の言ってるのは?」
「ドライブに行きたい」と彼女は僕の質問を無視して言った。「今日の夕方はあいてる?」
「あいてると思う」と僕は少し考えてから言った。
「五時に赤坂のアパートに迎えにきてよ。場所は覚えてる?」
「覚えてる」と僕は言った。「ねえ君、あれからずっとそこにいるの、ひとりで?」
「うん。箱根になんて帰ったって何もないもの。なにしろ山のてっぺんにあるがらんとした家なの。そんなところに一人で帰りたくない。ここにいる方が面白いわ」
「お母さんはどうしたの?まだ帰ってこないの?」
「知らないわよ、ママのことは。連絡ひとつないんだもの。まだカトマンズなんじゃないかしら?だから言ったでしょう、あの人のことはもう全然あてにならないんだって。いつ帰ってくるかなんてわからないわよ」


  要睡的话,我就在洗碗池子洗杯子、涮牙然后睡觉。等睡醒时第二天已来到。日子就这样一天一天地飞逝而去。已经是四月了,四月开始了。像Capote的文章那样那么细腻,让人彷徨,让人忧伤,而且很美丽的四月开始的每一天。早上我去纪国店,买了调配调理好的蔬菜。之后买了一打罐装啤酒和三瓶葡萄酒,还买了咖啡豆。还买了为了做三明治的三文鱼,还有大酱豆腐。回到家里回放了一下电话录音,录有雪打电话来的留言。她用有趣的无意的有意说:到十二点钟还要再给你打电话,请在家等。说之后很干脆地掛断电话。这么干脆地切断电话,对她来说就像是其形体语言。钟表指在十一点二十分。我在厨房做又热又浓的咖啡,喝完之后坐到地板上读エドマクベイン的87分署的丛书新刊。我在想,从十年前我已经停止读那种书了。可是在新刊出版时不由得又买了。被称为习惯已经十年,经历了太长的岁月。在十二点五分钟时,电话打来了。是雪。
  “身体还好?”她说。
  “非常好。”我说。
  “现在做什么呢?”她说。
  “我想该做午饭了吧。用很新鲜干净的生菜、熏三文鱼、像用剃须刀那么薄的切片冰水处理的葱头、芥末等来做做三明治。纪国店的奶油和熏制的三文鱼三明治经常掺在一起。这样做下去和神户的熟食店的熏制三文鱼三明治味道相近。当然也有做不好的。但是只要有了目标,即便偿试中有错误也能把事做成。”
  “真傻。”
  “味道真不错。”我说。“如果说那是段话,问一问蜜蜂也可以。问一问白车轴草也可以。真的味道不错。”
  “都是些什么东西呢?你说的蜜蜂和白车轴草?”
  “只是比喻。”我说。
  “哎呀呀算了。”雪喘口气后说。“你都已经是大人了吧。是不是已经三十四岁?从我看来是个傻瓜。”
  “你所说的,是社会化领域之事。”
  “想去兜风。”她不理我的质问说。“今天的傍晚?”
  “今天的傍晚?”我稍微想了一下说。
  “五点钟到赤坂公寓来接我。地点还记得吗?”
  “记得。”我说。“那么你,从那之后还一直住在那里?一个人?”
  “是的。即使回到箱根那里什么东西也没有。那是在山顶上接近天边的家。在那里只一个人不想回去。在这里才有意思呢。”
  “你妈妈怎么样呢?还没有回吗?”
  “不清楚呀。那是妈妈的事情。一点连络也没有。也许还在加德满都吧。只是推测,她的情况完全没有目的。什么时候回来就不清楚了。”
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 楼主| 发表于 2016-11-28 19:44:20 | 显示全部楼层
主人公和小女孩贫嘴了。
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