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[其他翻译] 「ダンスダンスダンス」の翻訳(266)

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发表于 2017-6-20 21:19:40 | 显示全部楼层 |阅读模式
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僕は明治神宮を出て、原宿の裏通りにある美味いコーヒーを飲ませる店で熱くて濃いコーヒーを飲んだ。そしてのんびりと歩いて家に帰った。
夕方前に五反田君から電話があった。
「ねえ、今あまり時間がないんだ」と五反田君は言った。「今夜君と会えるかな?八時か九時か、それくらいの時間に」
「会えるよ。まるで暇だから」と僕は言った。
「食事をして、酒を飲もう。迎えにいくよ」
僕は鞄を整理して旅行中の領収書を集め、牧村拓に請求するものと僕が自分で払うものとに分けた。食費の半分とレンタカーの料金は彼の方にまわしてもいいだろう。そしてユキの個人的な買い物(サーフボード、ラジオ?カセット、水着、エトセトラ)。僕はメモにその明細を書き、封筒に入れ、余ったトラベラーズ?チェックを銀行で現金化してそれと一緒にすぐに送れるように整理しておいた。僕はそういう事務処理がすごく手早くてきちんとしている。別に事務作業が好きなわけではない。そんなものが好きな人間なんていない。僕はただ金のことでごたごたするのが嫌なのだ。
精算を終えると、ホウレンソウを茹でてちりめんじゃこと混ぜ、軽く酢を振って、それをつまみにキリンの黒ビールを飲んだ。そして佐藤春夫の短編を久し振りにゆっくりと読みかえしてみた。何ということもなく気持ちの良い春の宵だった。タ暮れの青が透明な刷毛でかさね塗りされるみたいに一段また一段と濃くなり、夜の闇に変わっていった。本を読むのに疲れるとスターン?ローズ?イストミンの演奏するシューベルトの作品一OOのトリオを聴いた。僕はずっと昔から、春になるとこのレコードをよく聴いた。春の夜が含むある種の哀しみが、この曲のトーンに呼応しているように僕は感じていた。胸の中までが青い柔らかな闇に染められてしまいそうな、春の夜。そして目を閉じると、その闇の奥に白い人骨がぼんやりと浮かんだ。生は深い虚無の中に沈み、骨は記憶のように固く、僕の前にあった。

我走出明治神宫,在原宿里面小巷的一个可喝美味咖啡店中喝了热浓的咖啡。然后很忧闲地走回到家。
在天黑之前五反田打来电话。
“那个,现在没有时间。”五反田说。“今天晚上见面如何?八点九点,那个左右时间。”
“可以见面。我有足够的时间。”我说。
“一起吃饭,喝点酒。去接你。”
我整理一下提包,把旅行的发票收集好,把牧村拓承担的和我自己承担的分开。把餐费的一半和出租车费交给他为好,还有雪她个人采购的东西(如冲浪板、录音磁带、游装等等)。我在记录纸上把那些明细写清楚,放进信封,把多余的支票到银行换成现金,然后整理好,争取能马上一起送去。处理那样的事情我非常在行得当。并不喜欢别的什么事务。而喜欢那种事务的人几乎没有。我非常讨厌钱乱糟糟。
清算结束后,用热水烫一下菠菜之后和小白干鱼拌起来,再加入醋,把它当成下酒菜,喝上キリン黑啤酒。接着又慢慢重新读起隔了很久的佐藤春夫的短编。这真是无所事事的心情舒畅的春宵。傍晚的蓝色像透明的毛刷叠加起来一层一层变浓,最后变成黑暗。当看书累了时,就听イストミン演奏的シューベルト作品的100号三重奏。从很久以前,每到春天就喜欢听这盘磁带。我感到,春夜中所包含的一种哀愁能与这首曲子的色调相呼应。甚至蓝色深入到胸中被轻柔地传染黑暗,那就是春夜。闭上眼睛后,在白色的人骨模糊地那黑暗的深处浮现出来。生沉入到深深的虚无之中,骨头像记忆那样坚固,都出现在我的眼前。
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 楼主| 发表于 2017-6-20 21:20:11 | 显示全部楼层
主人公是个明白人,不占别人的光。
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