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[其他翻译] 「ダンスダンスダンス」の翻訳(303)

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发表于 2017-9-8 23:18:59 | 显示全部楼层 |阅读模式
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「思い切って何もかも捨ててゼロになればいいだろう。君ならゼロからやりなおせるよ。事務所を出て好きなことをしてぼちぼちと借金を返していけばいい」
「そのとおりだ。僕だって何度もそのことを考えた。そして僕ひとりだったら、きっともうそうしていただろうな。ゼロになって、どこかの劇団で好きな芝居をやっているかもしれない。それで構わないよ。金のことはなんとかなるだろう。でもね、僕がゼロになったら、彼女は間違いなく俺を捨てるよ。あれはそういう女なんだ。こういう世界でしか呼吸していけないんだ。ゼロになった僕と一緒にいたら、あれは呼吸困難になっちゃうね。良いも悪いもない。そういう体質なんだ。彼女はスター?システムというシステムの中で、そういう気圧の中で生きてるし、相手にもそれと同じ気圧を要求する。そして僕は彼女を愛している。彼女からは離れられない。それだけは駄目だ」
出口がないのだ。
「八方塞がりなのさ」と五反田君は微笑みながら言った。「何か別の話をしようよ。これについて話していると朝までかけても何処にもいかない」
僕らはキキの話をした。彼がキキと僕の関係について聞きたがったのだ。
キキが我々を引き合わせたようなものなのに、考えてみたら君の口から彼女の話を殆ど聞いていないような気がする、と五反田君は言った。それは話しにくい種類のことなのかな?
もしそうだったら話さなくてもいいけど。
いや、話しにくいってわけじゃない、と僕は言った。
僕はキキと会ったときの話をした。ふとしたことで我々は知り合い、一緒に暮らすようになったのだ、と。まるで空白に何かの気体が音もなく自然にもぐりこんでくるように、彼女は僕の人生にはいりこんできたのだ。
「ごく自然なことだったんだ」と僕は言った。「上手く説明できないな。何もかもがすうっと自然に流れていってそうなったんだ。だからその時はとくに不思議だとは思わなかった。でもあとになって考えてみるといろんなことが非現実で筋が通ってないように感じられる。言葉にしてみると馬鹿気ているんだ、実に。だから僕はそれについてこれまで誰にも話さなかった」
僕は酒を飲み、グラスの中の綺麗な氷を揺すった。

“想开了把一切都抛掉,变成独立的自己就好了。你就从零开始重新做人。从事务所出来做自己喜欢的事,一点一点地把钱还了。”
“是的。我也几次想过那样的事。假如我真的独立了,肯定就不是那样了。变成零之后,也许会在哪个剧团演自己喜欢的剧目。那并不要紧。关键是钱的问题。可是呢,一旦我变成零,她马上就会抛弃我。她就是那样的女人。只能在这种情况下生活。和变成零的我一起生活,她呼吸就很困难。并不是说是好是坏,她就是那样的性格。她在明星所谓的系统中,在那样的压力之下生存,也要求对方在相同的压力下。还有我在爱着她,离不开她。这样情况下是不可行的。”
没有别的出口。
“真是走投无路呀!”五反田微笑着说。“说说别的话题吧。只说这些,说到天亮也说不完。”
我们开始说奇奇事吧。他问了有关奇奇和我之间关系之事。
五反田说,奇奇尽管像是让我们俩扯在一起的东西,可是想来想去实在是不想听从你的口中说出来的有关她的话。那不是非常腻歪种类的话吗?
若是那样的话不说她也可以。
不,说起来也并不腻歪。我说。
说了我和奇奇见面之事。因为意外之事我们俩人相识,并开始一起生活。就像是空白之中有一种什么样的气体无音地自然地潜入进来那样,她潜入到了我的人生之中。
“这真是极其自然之事。”我说。“我不能很好地说明。就像一种东西很舒畅地自然地流了进来。所以在那个时候也没有想什么不可思议。可是在那之后想一想,感觉到各种事情就像非现实的不正常的那样。讲出来的话实际上那简直是愚昧。可是,至此我对谁也没有说那些事。”
我喝了酒,摇㨪着杯中美丽的冰。
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 楼主| 发表于 2017-9-8 23:20:34 | 显示全部楼层
奇奇是奇人,有第六灵感,引导主人公到北海道到草原寻找奇异的羊。
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