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[其他翻译] 「ダンスダンスダンス」の翻訳(359)

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发表于 2017-12-23 21:06:58 | 显示全部楼层 |阅读模式
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ユミヨシさんは笑った。「そんなに簡単には消えたりはしないわよ。大丈夫よ、安心して」
「ねえ、そうじゃないんだ。君にはわかってないんだ。僕らはどんどん移動しつづけている。そしてその移動にあわせていろんなものが、僕らの回りにあるいろんなものが、消えていく。これはどうしようもないことなんだ。何ひとつとしてとどまらないんだ。意識の中にはとどまる。でもこの現実の世界からは消えていくんだ。僕はそれが心配なんだ。ねえ、ユミヨシさん、僕は君を求めている。僕はとても現実的に君を求めている。僕が何かをこんなに求めるなんて殆どないことなんだ。だから君に消えてほしくない」
ユミヨシさんは僕の言ったことについてしばらく考えていた。「おかしな人ね」と彼女は言った。「でも約束するわよ。消えない。そして明日あなたに会う。だからそれまで待って」
「わかった」と僕は言った。そしてあきらめた。あきらめないわけにはいかないのだ。彼女がまだ消えていないことがわかっただけでも良かったのだ、と僕は自分に言い聞かせた。
「おやすみなさい」と彼女は言った。そして電話が切れた。
僕はしばらく部屋の中を歩きまわっていた。それから二十六階のバーに行って、ウォッカ?ソーダを飲んだ。僕が初めてユキを見掛けたバーだ。パーは混み合っていた。カウンターで若い女が二人で酒を飲んでいた。二人ともとてもシックな服を着ていた。着こなしも上手かった。一人は脚がきれいだった。僕はテーブル席に座って彼女たちを特に何の意味もなく眺めながらウォッカ?ソーダを飲んだ。それから夜景も眺めた。僕はこめかみに指をあててみた。別に痛みはない。それから僕は指で頭蓋骨の形をなぞった。僕の頭蓋骨。ゆっくり時間をかけて自分の頭蓋骨の形を確認してしまうと、こんどはカウンターに座った女たちの骨の形を想像してみた。頭蓋骨から脊椎から肋骨、骨盤、腕と脚、関節。とても綺麗な脚の中のとても綺麗な白骨。雪のように真っ白で、清潔で無表情な骨。脚の綺麗な方の女が僕の方をちらりと見た。たぶん僕の視線を感じたのだろう。僕は彼女に説明したかった。僕は君のからだを見ていたんじゃなくて、ただ骨の形を想像していただけなんだと。でももちろんしなかった。僕はウォッカ?ソーダを三杯飲んで部屋に帰って眠った。ユミヨシさんの存在を確認できたせいか、僕はぐっすり眠ることができた。

    ユミヨシ笑了起来。“不会那么简单地消失。不会的,请安心。”
“那个,并不是那样。你并不清楚。我们在不停地移动。而且和那移动相相牵连,我们周围的东西正在消失。那是没有办法的。任何一个东西都不会停止。在意识当中是停止的,可是从现实世界中消失却是存在的。我很担心这些事。那么,ユミヨシ,我在求你。我是很现实地在求你。我求别的什么从来设这样求过。不希望你消失。”
    ユミヨシ想了一会儿我所说的话。“你是个怪人。”她说。“这不说好了吗。不会消失。明天见你。所以就等等吧。”
“好的。”我说。然后无望了。也不得不死了心。就自言自语说:只要知道她现在还没有消失就足够了。
“晚安。”她说。然后掛了电话。
我在房间里转了一会儿,然后去二十六层的酒吧喝苏打。就是我和雪初次见面的那个酒吧。酒吧很热闹。在服务台有两个年轻的女人在喝酒。两人都穿着很雅致的衣服。穿着很得体。有一人的腿很漂亮。我坐到桌位上特意无聊地看着她们,喝着苏达。然后看着夜景。我用手指顶着太阳穴。也并不是那么痛。接着用手指摸着头盖骨。是我的头盖骨。消磨时间确任自己的头盖骨之后,就开始想像坐在服务台的女孩们的骨的形状。从头盖骨到脊椎、肋骨、坐骨、脚腕和腿、天节,在美丽的腿中有美丽的白骨。像雪那样白的、清洁无情的白骨。美丽的那一位猛地朝我这里看了一眼。大概是感受到了我的视线。我很想给她说明什么。我并不是在看你的身体,只是在想像你的骨头形状。也并没有那样做。喝完三杯苏达水后回到房间睡觉。是因为确定了ユミヨシ的存在吧,我能酣睡起来。
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 楼主| 发表于 2017-12-23 21:08:24 | 显示全部楼层
等了一天,却不能见面。
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