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楼主 |
发表于 2006-7-14 22:06:05
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ぶどう0 T3 Z) v3 v8 d: `
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長い夏が終り、すず風がたちはじめるころ、まず私たちの目にふれるのが、ぶどうである。大きなつぶのぶどうが出ると、「おや、もうそんなに大きくなっていたのか」と驚かされる。そのころ、ぶどうとともに、秋の味覚を代表するカキは、まだ十分に熱していない。だから、ぶどうは秋の先ぶれのくだものである。
& L! P4 w, b4 C2 P一つ、つまんで口へ入れる。ぶつっとつぶすと、甘すっぱい味が口の中に広がる。その味を味わいながら、「もう秋だ」と、しみじみ思う。ぶどうの味はさわやかで、身も心もすみわたる秋の季節には、いかにもふさわしい。また一つ、つまむ。そして、「勝沼や馬子もぶどうを食いながら」という句を思い出す。秋の峠をチャラン、チャランと馬の鈴を鳴らしながら、馬子は行く。空は晴れ、高い高いところに一片の白い雲。南方はるかに、雪をいただいた富士の姿――そういう背景があってこそ、馬子のたべるぶどうも生きてくるのである。ぶどうは、やはり秋を代表するくだものである。 A) ?5 J! G( |
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: `' y/ X6 D" X* @. s' o- O _5 Z 泉
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山で働く父の仕事を手伝いに行ったとき、ぼくは帰りには、そこの泉のところで一休みすることにしている。暑い日は水を手ですくって飲む。ふちの石にかがんで手をさしのべると、汗ばんだぼくの顔が鏡のように写った。水は手の切れるように冷たく、たいていは人かげもなく、いつも静かだった。& u1 W5 ^, S% d! ?; W5 ?% N
あるとき、リュックをせおって若い男女が泉のほとりで休んでいた。女の方が突然、足を水の中へ入れ「おお、つめたい!」、黄色い声をあげた。ちょうど通りかかったぼくは思わず大声で「やめて下さい。それはみんなが飲む水です。」といった。若い女はぼくの方をみて「ふん」といって立ち去った。ぼくはむしょうに腹がたった。
3 y' O- M, T) R7 xそれから間もない日のこと。山路を降りてきて、ぼくは「あっ」と驚いた。泉のふちの石の上に、ピカピカ光るま新しいひしゃくが置いてあるではないか。それを見て「世の中には悪い人ばかりはいないのだな」と、つくづく思った。こんどは非常にうれしかった。 |
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