車いすで一人暮らしの塚本喜英(きえ)さん(62)は、介助犬のジッピーを「うちの次男坊」と呼ぶ。「テーク電話」と指示すれば、電話の子機をくわえてくる。「ギブ」で、手元に置いてくれる。
在轮椅上独自一人生活的塚本喜英(62岁),将辅助犬吉彼称作是“家中的二子”。只要命令它“拿电话”,它便会刁来分机。只要说声“给我”,它就会将电话置于身旁。
東京都豊島区で薬局を営んでいた11年前、自転車に乗っていて車にはねられた。頸髄(けいずい)を傷つけ、首から下がほとんど動かなくなった。
之前一直在东京都丰岛区经营药店的塚本先生,11年前骑自行车时被汽车所撞。伤了颈髓,那之后脖子以下便几乎无法动弹。
知り合いになった訓練士から介助犬との暮らしを勧められた時、ためらった。自分で散歩に連れて行けず、食事を与えることも排泄(はいせつ)の処理もできないからだ。しかし、そうした世話は友人やボランティアの人たちが引き受けてくれた。
一名从事训犬师职业的熟人建议他与辅助犬一起生活,当时他颇为犹豫。因为自己既无法溜狗,也无法给狗喂食处理。但照看小狗的这些事情,朋友及志愿者都为之解决了。
03年にやって来たラブラドルレトリーバーがジッピーだった。いま体重33キロ、6歳になる。塚本さんはジッピーの役割を「すき間仕事だが、なくてはならないもの」と語る。障害のない人にとっては床に落ちた物を拾うのは何でもないことだが、車いすの塚本さんはだれかの助けを借りねばならない。ジッピーなら、そばで遊んだり、まどろんだりしているので、いつでも気兼ねなく頼める。
03年来到塚本家的拉布拉多犬便是吉彼。它现在有33公斤,已经6岁大了。塚本形容吉彼得作用是“做的虽是散活,却不可缺少”。对于身体正常的人而言,捡起落在地上之物根本算不得什么,但对于轮椅上的塚本而言,却只能借助他人。而吉彼,总在自己身边玩耍,或是打个小盹,无论何时总能随心的请它帮忙。
身体障害者補助犬法が施行され、今月で4年になる。公共施設や飲食店、スーパーなどは介助犬や聴導犬、盲導犬の受け入れを義務づけられている。「法律が知られるようになったのでしょう。拒まれることは少なくなった。]
残疾人辅助犬法实施至本月已满4年。在公共场所、餐饮店、超市等允许辅助犬、导听犬、导盲犬进入已成为一种义务。“或许此法律已世人皆知。因而很少有被拒绝进入这些场所之事”。
塚本さんはしばしばジッピーと一緒に小中学校に招かれ、生活ぶりを話す。ある小学校では話を聴いた子どもたちが近所の店を回り、「補助犬同伴可」のシールを張るよう頼んでくれた。そうしたことがとてもうれしい.
塚本经常与吉彼一起应邀,到中小学讲述他们的生活情况。其中一所小学的孩子们,在听完演讲后,到附近的店铺里,请求店里张贴“允许辅助犬同行”的宣传单。这样的事情实在令人欣慰。 |