古代の中国に馬謖(ばしょく)という武将が居た。軍師の諸葛孔明に重用されたが、ある戦いで命令に背き大敗する。孔明は泣いて馬謖を斬首にしたというのが「泣いて馬謖を斬(き)る」の故事だ。
中国古代有位大将名叫马谡。他深得军师诸葛孔明的重用,但某次战役中,他因违抗军令而大败。孔明流着眼泪将马谡斩首,这便是“挥泪斩马谡”的故事。
「共和党を代表する者として大きな責任がある」。こう言って米・中間選挙での敗北を認めたブッシュ大統領が用意していたのは、ラムズフェルド国防長官の更迭だった。こちらは、規律を保つというより自らの責任をあいまいにする首切りにみえる。
ちゅうかん‐せんきょ【中間選挙】
アメリカの大統領選挙が4年ごとに行われるのに対し、その中間の時期に行われる議会選挙をいう。下院議員は2年ごとに改選され、任期6年の上院議員も2年ごとにその3分の1が改選されるので、選挙は同時に行われる。
“作为共和党代表人,我负有重大责任。”承认在美国中期选举中失利的布什总统如是说道,他准备换掉国防部长拉姆斯菲尔德。这种做法,看似为了遵守惯例,但不如说是为了掩盖自己的责任,而将其撤职。
多くの人命と国の命運がかかる戦争は、政策を超えた歴史にかかわる選択だ。その選択に対して国民が投げかけた大きなノーの行き先が、イラク戦争の担当閣僚にとどまるはずはない。戦死した米兵や各国の兵だけではなく、おびただしいイラク人の犠牲とどう向き合うかが大統領には問われている。
关系到许多人性命与国家命运的战争,是超越政策与历史息息相关的选择。对此选择,国民是强烈反对,然而反对之声,该不会只送到了负责伊拉克战争的长官那里吧。试问总统,该如何以对战死的美军及各各国士兵,以及那些更多的死于无辜的伊拉克民众。
イソップに「戦争と傲慢(ごうまん)」という話がある。神々が結婚式を挙げ、各々(おのおの)伴侶が決まった時、戦争(ポレモス)は皆に遅れて到着した。そして、一人しか残っていなかった傲慢(ヒュブリス)をめとる。
伊索寓言中有一题为《战争与傲慢》的故事。众神举办婚礼,当大家都决定好伴侣时,战争之神姗姗来迟。于是便娶了最后的一位——傲慢之神。
戦争が傲慢を恋い慕うこと一通りではなく、この女神の行く所どこへでもついていった。「されば、傲慢が民衆に笑みを振りまきながら、諸国民諸都市を訪れることのないように。その後から、たちまち戦争がやって来るのだから」(『イソップ寓話集』岩波文庫・中務哲郎訳)。
ひととおり【一通り】【一通】 [0](副)
(一)当面の用がほぼ足りる程度にそろっていたり大体の内容にわたっていたりすることを表わす。
(二)人が普通見聞きしたり経験したりする程度のものであることを表わす。
されば【然れば】[1][一](接)
(一)それ故に。「―〔=だから〕と言って」
(二)それでは。さらば。「―出かけよう」
(三)さて。
战争对傲慢的爱慕非同一般,他形影相随,陪同这位女神到任何地方。于是,傲慢虽然将微笑撒向民众,却尽量不去造访各个国家与城市。因为,不久战争就会紧随其后。(《伊索寓言集》岩波文库・中务哲郎译)
ラムズフェルド氏については、以前から、おごりともとれる姿勢が指摘されていた。大統領は、その「傲慢」を常にそばに置き、称賛してきた。どこか、ポレモスと重なってみえる。
关于拉姆斯菲尔德,人们以前就一直指责其行为傲慢。而总统对其“傲慢”却往往忽略不计,还一直称赞有加。看起来他与战争之神波尔摩斯倒有些相似之处。
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