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芥川龍之介一短篇

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发表于 2004-7-26 17:49:56 | 显示全部楼层 |阅读模式
  一个短篇文章,里面2级词汇蛮多的% k" r5 @, q6 h7 I2 ^
日本人的思考方式,希望对大家的读解有所帮助:)
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芥川龍之介
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 禅智内供(ぜんちないぐ)の鼻と云えば、池(いけ)の尾(お)で知らない者はない。長さは五六寸あって上唇(うわくちびる)の上から顋(あご)の下まで下っている。形は元も先も同じように太い。云わば細長い腸詰(ちょうづ)めのような物が、ぶらりと顔のまん中からぶら下っているのである。# R  _. J3 |+ Y  W$ [
 五十歳を越えた内供は、沙弥(しゃみ)の昔から、内道場供奉(ないどうじょうぐぶ)の職に陞(のぼ)った今日(こんにち)まで、内心では始終この鼻を苦に病んで来た。勿論(もちろん)表面では、今でもさほど気にならないような顔をしてすましている。これは専念に当来(とうらい)の浄土(じょうど)を渇仰(かつぎょう)すべき僧侶(そうりょ)の身で、鼻の心配をするのが悪いと思ったからばかりではない。それよりむしろ、自分で鼻を気にしていると云う事を、人に知られるのが嫌だったからである。内供は日常の談話の中に、鼻と云う語が出て来るのを何よりも惧(おそ)れていた。
& `5 G# o4 M+ l+ f" W: V& { 内供が鼻を持てあました理由は二つある。――一つは実際的に、鼻の長いのが不便だったからである。第一飯を食う時にも独りでは食えない。独りで食えば、鼻の先が鋺(かなまり)の中の飯へとどいてしまう。そこで内供は弟子の一人を膳の向うへ坐らせて、飯を食う間中、広さ一寸長さ二尺ばかりの板で、鼻を持上げていて貰う事にした。しかしこうして飯を食うと云う事は、持上げている弟子にとっても、持上げられている内供にとっても、決して容易な事ではない。一度この弟子の代りをした中童子(ちゅうどうじ)が、嚏(くさめ)をした拍子に手がふるえて、鼻を粥(かゆ)の中へ落した話は、当時京都まで喧伝(けんでん)された。――けれどもこれは内供にとって、決して鼻を苦に病んだ重(おも)な理由ではない。内供は実にこの鼻によって傷つけられる自尊心のために苦しんだのである。
# }: R, s+ f6 m& o7 s8 H; z2 @% ^ 池の尾の町の者は、こう云う鼻をしている禅智内供のために、内供の俗でない事を仕合せだと云った。あの鼻では誰も妻になる女があるまいと思ったからである。中にはまた、あの鼻だから出家(しゅっけ)したのだろうと批評する者さえあった。しかし内供は、自分が僧であるために、幾分でもこの鼻に煩(わずらわ)される事が少くなったと思っていない。内供の自尊心は、妻帯と云うような結果的な事実に左右されるためには、余りにデリケイトに出来ていたのである。そこで内供は、積極的にも消極的にも、この自尊心の毀損(きそん)を恢復(かいふく)しようと試みた。/ X4 j- c- G* K# P. @; s$ N6 H
 第一に内供の考えたのは、この長い鼻を実際以上に短く見せる方法である。これは人のいない時に、鏡へ向って、いろいろな角度から顔を映しながら、熱心に工夫(くふう)を凝(こ)らして見た。どうかすると、顔の位置を換えるだけでは、安心が出来なくなって、頬杖(ほおづえ)をついたり頤(あご)の先へ指をあてがったりして、根気よく鏡を覗いて見る事もあった。しかし自分でも満足するほど、鼻が短く見えた事は、これまでにただの一度もない。時によると、苦心すればするほど、かえって長く見えるような気さえした。内供は、こう云う時には、鏡を箱へしまいながら、今更のようにため息をついて、不承不承にまた元の経机(きょうづくえ)へ、観音経(かんのんぎょう)をよみに帰るのである。
0 a$ [- @+ M1 w; J9 x" w それからまた内供は、絶えず人の鼻を気にしていた。池の尾の寺は、僧供講説(そうぐこうせつ)などのしばしば行われる寺である。寺の内には、僧坊が隙なく建て続いて、湯屋では寺の僧が日毎に湯を沸かしている。従ってここへ出入する僧俗の類(たぐい)も甚だ多い。内供はこう云う人々の顔を根気よく物色した。一人でも自分のような鼻のある人間を見つけて、安心がしたかったからである。だから内供の眼には、紺の水干(すいかん)も白の帷子(かたびら)もはいらない。まして柑子色(こうじいろ)の帽子や、椎鈍(しいにび)の法衣(ころも)なぞは、見慣れているだけに、有れども無きが如くである。内供は人を見ずに、ただ、鼻を見た。――しかし鍵鼻(かぎばな)はあっても、内供のような鼻は一つも見当らない。その見当らない事が度重なるに従って、内供の心は次第にまた不快になった。内供が人と話しながら、思わずぶらりと下っている鼻の先をつまんで見て、年甲斐(としがい)もなく顔を赤らめたのは、全くこの不快に動かされての所為(しょい)である。  g  i8 [; m) r! q
 最後に、内供は、内典外典(ないてんげてん)の中に、自分と同じような鼻のある人物を見出して、せめても幾分の心やりにしようとさえ思った事がある。けれども、目連(もくれん)や、舎利弗(しゃりほつ)の鼻が長かったとは、どの経文にも書いてない。勿論竜樹(りゅうじゅ)や馬鳴(めみょう)も、人並の鼻を備えた菩薩(ぼさつ)である。内供は、震旦(しんたん)の話の序(ついで)に蜀漢(しょくかん)の劉玄徳(りゅうげんとく)の耳が長かったと云う事を聞いた時に、それが鼻だったら、どのくらい自分は心細くなくなるだろうと思った。- [) a' g0 m  P+ `6 x
 内供がこう云う消極的な苦心をしながらも、一方ではまた、積極的に鼻の短くなる方法を試みた事は、わざわざここに云うまでもない。内供はこの方面でもほとんど出来るだけの事をした。烏瓜(からすうり)を煎(せん)じて飲んで見た事もある。鼠の尿(いばり)を鼻へなすって見た事もある。しかし何をどうしても、鼻は依然として、五六寸の長さをぶらりと唇の上にぶら下げているではないか。" j7 F; Z; k# }4 o
 所がある年の秋、内供の用を兼ねて、京へ上った弟子(でし)の僧が、知己(しるべ)の医者から長い鼻を短くする法を教わって来た。その医者と云うのは、もと震旦(しんたん)から渡って来た男で、当時は長楽寺(ちょうらくじ)の供僧(ぐそう)になっていたのである。
$ v' I* c% y7 g. j" K; r* X9 g 内供は、いつものように、鼻などは気にかけないと云う風をして、わざとその法もすぐにやって見ようとは云わずにいた。そうして一方では、気軽な口調で、食事の度毎に、弟子の手数をかけるのが、心苦しいと云うような事を云った。内心では勿論弟子の僧が、自分を説伏(ときふ)せて、この法を試みさせるのを待っていたのである。弟子の僧にも、内供のこの策略がわからない筈はない。しかしそれに対する反感よりは、内供のそう云う策略をとる心もちの方が、より強くこの弟子の僧の同情を動かしたのであろう。弟子の僧は、内供の予期通り、口を極めて、この法を試みる事を勧め出した。そうして、内供自身もまた、その予期通り、結局この熱心な勧告に聴従(ちょうじゅう)する事になった。/ R4 h+ B* g# m/ S! x! i
 その法と云うのは、ただ、湯で鼻を茹(ゆ)でて、その鼻を人に踏ませると云う、極めて簡単なものであった。
) j, P+ u. P1 x 湯は寺の湯屋で、毎日沸かしている。そこで弟子の僧は、指も入れられないような熱い湯を、すぐに提(ひさげ)に入れて、湯屋から汲んで来た。しかしじかにこの提へ鼻を入れるとなると、湯気に吹かれて顔を火傷(やけど)する惧(おそれ)がある。そこで折敷(おしき)へ穴をあけて、それを提の蓋(ふた)にして、その穴から鼻を湯の中へ入れる事にした。鼻だけはこの熱い湯の中へ浸(ひた)しても、少しも熱くないのである。しばらくすると弟子の僧が云った。
& R6 ~/ ~6 t5 g$ Y1 A( b4 U$ |! J& S ――もう茹(ゆだ)った時分でござろう。
+ \2 x, H6 |7 O 内供は苦笑した。これだけ聞いたのでは、誰も鼻の話とは気がつかないだろうと思ったからである。鼻は熱湯に蒸(む)されて、蚤(のみ)の食ったようにむず痒(がゆ)い。% o" A: _: w1 M0 B+ p  Q" J0 r
 弟子の僧は、内供が折敷の穴から鼻をぬくと、そのまだ湯気の立っている鼻を、両足に力を入れながら、踏みはじめた。内供は横になって、鼻を床板の上へのばしながら、弟子の僧の足が上下(うえした)に動くのを眼の前に見ているのである。弟子の僧は、時々気の毒そうな顔をして、内供の禿(は)げ頭を見下しながら、こんな事を云った。6 y, a1 D3 B) z4 v& V  Z6 M
 ――痛うはござらぬかな。医師は責(せ)めて踏めと申したで。じゃが、痛うはござらぬかな。
  u: d% }- [+ X0 A% V/ T 内供は首を振って、痛くないと云う意味を示そうとした。所が鼻を踏まれているので思うように首が動かない。そこで、上眼(うわめ)を使って、弟子の僧の足に皹(あかぎれ)のきれているのを眺めながら、腹を立てたような声で、
" u( ^& Q) k! x% o――痛うはないて。
% R/ O" _( `; x0 Q4 L と答えた。実際鼻はむず痒い所を踏まれるので、痛いよりもかえって気もちのいいくらいだったのである。) Q* \  ^) y7 C% H4 P3 X/ A# W
 しばらく踏んでいると、やがて、粟粒(あわつぶ)のようなものが、鼻へ出来はじめた。云わば毛をむしった小鳥をそっくり丸炙(まるやき)にしたような形である。弟子の僧はこれを見ると、足を止めて独り言のようにこう云った。7 V4 o' T& u3 `; w
 ――これを鑷子(けぬき)でぬけと申す事でござった。$ r' T* v3 N( ]$ G( W* n& W: W! W" s
 内供は、不足らしく頬をふくらせて、黙って弟子の僧のするなりに任せて置いた。勿論弟子の僧の親切がわからない訳ではない。それは分っても、自分の鼻をまるで物品のように取扱うのが、不愉快に思われたからである。内供は、信用しない医者の手術をうける患者のような顔をして、不承不承に弟子の僧が、鼻の毛穴から鑷子(けぬき)で脂(あぶら)をとるのを眺めていた。脂は、鳥の羽の茎(くき)のような形をして、四分ばかりの長さにぬけるのである。/ W2 {& Z/ e6 [5 `. z! U
 やがてこれが一通りすむと、弟子の僧は、ほっと一息ついたような顔をして、
7 Z! P% N5 Z+ D  ^% N4 A; Y$ V; Z ――もう一度、これを茹でればようござる。8 e2 O: z7 I$ H4 E4 P) J
 と云った。2 f% B# ?9 d3 `
 内供はやはり、八の字をよせたまま不服らしい顔をして、弟子の僧の云うなりになっていた。
! {6 R$ {4 N* ^5 A2 \! V# E さて二度目に茹でた鼻を出して見ると、成程、いつになく短くなっている。これではあたりまえの鍵鼻と大した変りはない。内供はその短くなった鼻を撫(な)でながら、弟子の僧の出してくれる鏡を、極(きま)りが悪るそうにおずおず覗(のぞ)いて見た。9 H+ f; C# d+ P: v1 D* x
 鼻は――あの顋(あご)の下まで下っていた鼻は、ほとんど嘘のように萎縮して、今は僅(わずか)に上唇の上で意気地なく残喘(ざんぜん)を保っている。所々まだらに赤くなっているのは、恐らく踏まれた時の痕(あと)であろう。こうなれば、もう誰も哂(わら)うものはないにちがいない。――鏡の中にある内供の顔は、鏡の外にある内供の顔を見て、満足そうに眼をしばたたいた。
, S* n$ |+ e3 S/ v0 D8 [2 f) A しかし、その日はまだ一日、鼻がまた長くなりはしないかと云う不安があった。そこで内供は誦経(ずぎょう)する時にも、食事をする時にも、暇さえあれば手を出して、そっと鼻の先にさわって見た。が、鼻は行儀(ぎょうぎ)よく唇の上に納まっているだけで、格別それより下へぶら下って来る景色もない。それから一晩寝てあくる日早く眼がさめると内供はまず、第一に、自分の鼻を撫でて見た。鼻は依然として短い。内供はそこで、幾年にもなく、法華経(ほけきょう)書写の功を積んだ時のような、のびのびした気分になった。. {# s8 M/ P4 L. `4 N2 \" I
 所が二三日たつ中に、内供は意外な事実を発見した。それは折から、用事があって、池の尾の寺を訪れた侍(さむらい)が、前よりも一層可笑(おか)しそうな顔をして、話も碌々(ろくろく)せずに、じろじろ内供の鼻ばかり眺めていた事である。それのみならず、かつて、内供の鼻を粥(かゆ)の中へ落した事のある中童子(ちゅうどうじ)なぞは、講堂の外で内供と行きちがった時に、始めは、下を向いて可笑(おか)しさをこらえていたが、とうとうこらえ兼ねたと見えて、一度にふっと吹き出してしまった。用を云いつかった下法師(しもほうし)たちが、面と向っている間だけは、慎(つつし)んで聞いていても、内供が後(うしろ)さえ向けば、すぐにくすくす笑い出したのは、一度や二度の事ではない。8 [8 a  {/ w1 m6 y
 内供ははじめ、これを自分の顔がわりがしたせいだと解釈した。しかしどうもこの解釈だけでは十分に説明がつかないようである。――勿論、中童子や下法師が哂(わら)う原因は、そこにあるのにちがいない。けれども同じ哂うにしても、鼻の長かった昔とは、哂うのにどことなく容子(ようす)がちがう。見慣れた長い鼻より、見慣れない短い鼻の方が滑稽(こっけい)に見えると云えば、それまでである。が、そこにはまだ何かあるらしい。
( q. {* @! l1 r. V ――前にはあのようにつけつけとは哂わなんだて。9 d# H" ~% L5 M* k/ |! ?' V7 L  [
 内供は、誦(ず)しかけた経文をやめて、禿(は)げ頭を傾けながら、時々こう呟(つぶや)く事があった。愛すべき内供は、そう云う時になると、必ずぼんやり、傍(かたわら)にかけた普賢(ふげん)の画像を眺めながら、鼻の長かった四五日前の事を憶(おも)い出して、「今はむげにいやしくなりさがれる人の、さかえたる昔をしのぶがごとく」ふさぎこんでしまうのである。――内供には、遺憾(いかん)ながらこの問に答を与える明が欠けていた。4 _6 ~+ ]4 F+ [+ J1 b3 ^
 ――人間の心には互に矛盾(むじゅん)した二つの感情がある。勿論、誰でも他人の不幸に同情しない者はない。所がその人がその不幸を、どうにかして切りぬける事が出来ると、今度はこっちで何となく物足りないような心もちがする。少し誇張して云えば、もう一度その人を、同じ不幸に陥(おとしい)れて見たいような気にさえなる。そうしていつの間にか、消極的ではあるが、ある敵意をその人に対して抱くような事になる。――内供が、理由を知らないながらも、何となく不快に思ったのは、池の尾の僧俗の態度に、この傍観者の利己主義をそれとなく感づいたからにほかならない。
$ |+ d/ ^8 _8 j  t; P: l0 h1 c* \' p そこで内供は日毎に機嫌(きげん)が悪くなった。二言目には、誰でも意地悪く叱(しか)りつける。しまいには鼻の療治(りょうじ)をしたあの弟子の僧でさえ、「内供は法慳貪(ほうけんどん)の罪を受けられるぞ」と陰口をきくほどになった。殊に内供を怒らせたのは、例の悪戯(いたずら)な中童子である。ある日、けたたましく犬の吠(ほ)える声がするので、内供が何気なく外へ出て見ると、中童子は、二尺ばかりの木の片(きれ)をふりまわして、毛の長い、痩(や)せた尨犬(むくいぬ)を逐(お)いまわしている。それもただ、逐いまわしているのではない。「鼻を打たれまい。それ、鼻を打たれまい」と囃(はや)しながら、逐いまわしているのである。内供は、中童子の手からその木の片をひったくって、したたかその顔を打った。木の片は以前の鼻持上(はなもた)げの木だったのである。
. E% V9 c$ @  o9 `3 n 内供はなまじいに、鼻の短くなったのが、かえって恨(うら)めしくなった。
) s+ e( ?% U' Z4 l' Y するとある夜の事である。日が暮れてから急に風が出たと見えて、塔の風鐸(ふうたく)の鳴る音が、うるさいほど枕に通(かよ)って来た。その上、寒さもめっきり加わったので、老年の内供は寝つこうとしても寝つかれない。そこで床の中でまじまじしていると、ふと鼻がいつになく、むず痒(かゆ)いのに気がついた。手をあてて見ると少し水気(すいき)が来たようにむくんでいる。どうやらそこだけ、熱さえもあるらしい。
: N1 `9 W  _0 S3 I: H ――無理に短うしたで、病が起ったのかも知れぬ。2 ^+ D2 ?/ Y0 P) {9 z
 内供は、仏前に香花(こうげ)を供(そな)えるような恭(うやうや)しい手つきで、鼻を抑えながら、こう呟いた。
; Y# S% ]: ]5 A 翌朝、内供がいつものように早く眼をさまして見ると、寺内の銀杏(いちょう)や橡(とち)が一晩の中に葉を落したので、庭は黄金(きん)を敷いたように明るい。塔の屋根には霜が下りているせいであろう。まだうすい朝日に、九輪(くりん)がまばゆく光っている。禅智内供は、蔀(しとみ)を上げた縁に立って、深く息をすいこんだ。
1 K$ `. {0 W+ i( r, }+ e0 h ほとんど、忘れようとしていたある感覚が、再び内供に帰って来たのはこの時である。, q9 s; B( O. q+ M- m0 ]5 E
 内供は慌てて鼻へ手をやった。手にさわるものは、昨夜(ゆうべ)の短い鼻ではない。上唇の上から顋(あご)の下まで、五六寸あまりもぶら下っている、昔の長い鼻である。内供は鼻が一夜の中に、また元の通り長くなったのを知った。そうしてそれと同時に、鼻が短くなった時と同じような、はればれした心もちが、どこからともなく帰って来るのを感じた。
" x- g4 C, i) u+ b7 v* A ――こうなれば、もう誰も哂(わら)うものはないにちがいない。
! a8 Y" x7 a8 S1 ^ 内供は心の中でこう自分に囁(ささや)いた。長い鼻をあけ方の秋風にぶらつかせながら。
* D5 A  l( l) r5 p
& q) J2 X8 z6 f* @: D6 [7 ~1 T(大正五年一月)
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 楼主| 发表于 2004-7-27 19:41:14 | 显示全部楼层
为了方便大家理解,sanzo找了个中文的翻译...
) }+ K* G8 z6 N- Q                                
# q$ |9 h5 D% H: y8 E  }" D' `( y 鼻子' k; f  K  Q* S% R6 |2 s& Y% h6 c
   谈起禅智内供[注]的鼻子,池尾地方无人不晓。它足有五六寸长,从上唇上边
. ^+ g6 j% `4 g- O( X一直垂到颚下。形状是上下一般粗细,酷似香肠那样一条细长的玩艺儿从脸中央茸
; P$ ^( \: C9 o6 E: Z3 e' G拉下来。% A9 d2 k% |; ?, E
   内供已年过半百,打原先当沙弥子的时候起,直到升作内道场供奉的现在为止,
, r* k9 x9 Q1 C! {1 f他心坎上始终为这鼻子的事苦恼着。当然,表面上他也装出一副毫不介意的样子。) y* A0 k! o$ g6 [  _- M+ J2 K! d: n
不仅是因为他觉得作为一个应该专心往生净土的和尚,不宜惦念鼻子,更重要的还3 \5 O; b- E2 f  Q0 g. x3 |
是他不愿意让人家知道他把鼻子的事放在心上。平素言谈之中,他最怕提“鼻子”- X! b. N. Y0 C
这个词儿。
2 |1 ~" s# m( V- g; f! R    内供腻烦鼻子的原因有二:一个是因为鼻子长确实不便当。首先,连饭都不能" b! ?) R2 p9 h: O3 P( ^
自己吃。不然,鼻尖就杵到碗里的饭上去了。内供就吩咐一个徒弟坐在对面,吃饭  O# r* _1 k  C# }; I4 b
的时候,让他用一寸宽两尺长的木条替自己掀着鼻子。可是像这么吃法,不论是掀9 |0 x/ g( W2 ^# h' i8 s
鼻子的徒弟,还是被掀的内供,都颇不容易。一回,有个中童子[注]来替换这位徒
/ A& r. H; ~) _) P% A) d% Q弟,中童子打了个喷嚏,手一颤,那鼻子就扎到粥里去了。这件事当时连京都都传
$ J- N1 C2 v% n: H& `! M, i1 T遍了。然而这决不是内供为鼻子而苦闷的主要原因。说实在的,内供是由于鼻子使3 S; @4 V5 Q; u* E5 b. w
他伤害了自尊心才苦恼的。3 g7 [: Q$ u; c2 p* }  ?( T
   池尾的老百姓替禅智内供着想,说幸亏他没有留在尘世间,因为照他们看来凭
7 {( U2 \+ s3 a8 I  ~% \( ?2 x$ X8 K他那个鼻子,没有一个女人肯嫁给他。有人甚至议论道,他正是由于有那么个鼻子5 v( n: F+ F7 w. t
才出家的。内供却并不认为自己当了和尚鼻子所带来的烦恼就减少了几分。内供的
, U# }7 k# V0 X8 z. l自尊心是那么容易受到伤害,他是不会为娶得上娶不上妻子这样一个具体事实所左
/ ]- v( @, d- P) i1 G: a右的。于是,内供试图从积极的和消极的两方面来恢复自尊心。, _' `! s" D$ [$ e$ r, y: p: m" A
   他最初想到的办法是让这鼻子比实际上显得短一些。他就找没人在场的时候,
7 p" S; d  F' w; r0 F0 i6 C从不同的角度照镜子,专心致志地揣摩。他时而觉得光改变脸的位置心里还不够踏$ R2 J7 o9 t+ P
实,于是就一会儿手托腮帮子,一会儿用手指扶着下巴额,一个劲儿地照镜子。可
, u* \$ v$ ]1 \2 l+ `是怎么摆弄鼻子也从不曾显得短到使他心满意足。有时候他越是挖空心思,反而越
$ N% O( v, a9 G7 t: @6 E觉得鼻子显得长了。于是,内供就叹口气,把镜子收在匣子里,勉勉强强又对着经1 D8 n: T1 {! a7 N1 U9 V. c
几诵他的《观音经》去了。
9 W) t7 k( @1 V' f3 J+ s% B    内供还不断地留心察看别人的鼻子。僧供经常在汕尾寺讲道。寺院里,禅房栉8 n6 G" ^! W2 ^. o: o: \3 }2 u7 y/ v
比鳞次,僧徒每天在浴室里烧澡水。这里出出进进的僧侣之辈,络绎不绝。内供不/ C' r. C) A1 ]3 e$ g
厌其烦地端详这些人的脸。因为哪怕一个也好,他总想找个鼻子跟自己一般长的人,
- o4 H1 M$ V" _) [. Q* ?$ y. [" w' j聊以自慰。所以他既看不见深蓝色绸衣,也看不见白单衫。至于橙黄色帽子和暗褐
* F' }3 x; Z5 n- B色僧袍,正因为平素看惯了,更不会映入他的眼帘。内供不看人,单看鼻子:鹰勾
# b6 Y& n; R# _7 `6 r; V+ H鼻子是有的,像他这号儿鼻子,却连一只也找不到。总找又总也找不到,内供逐渐
$ j* B( `( i( N! u% e地就懊恼起来。他一边跟人讲话,一边情不自禁地捏捏那尊拉着的鼻尖,不顾自己4 C' o" C) H4 M0 A2 ~, \3 q
的岁数绊红了脸,这都怪他那惆怅的情绪。' u2 A6 k. }( h7 N
   最后,内供竟想在内典外典里寻出一个鼻子跟自己一模一样的人,好排遣一下
2 z, K$ T& h$ {5 t. @1 j/ ~心头的愁闷。可是什么经典上也没记载着目键连和舍利弗的鼻子是长的。龙树和马
5 L8 C! u. R  p, i% c鸣这两尊菩萨,他们的鼻子当然也跟常人没什么两样。内供听人家讲到震旦[注]的
1 t7 s  k! ?& {事情,提及蜀汉的刘玄德耳朵是长的,他想,那要是鼻子的话,该多么能宽解自己% {4 N' M$ U; H' ^9 F$ X: ]9 T/ s7 z( t
的心啊。* L( x, f# U$ C
   内供一方面这么消极地苦心自慰,另一方面又积极地想方设法要把鼻子弄短,
  T5 r  d( A5 u5 [- e在这里就无须赘述了。他几乎什么办法都想尽了。他喝过老鸹爪子汤,往鼻头上涂
2 O& _8 [0 X0 l* c过老鼠尿。可是不管怎么着,五六寸长的鼻子不是依然耷拉到嘴上吗?
: G% J. b2 F- i' f$ m- @: n9 Z    一年秋天,内供的徒弟进京去办事,从一个熟捻的医生那里学到了把长鼻子缩) U( J1 j7 h* M2 c$ d, T
短的绝技。那位医生原是从震旦渡海来的,当时在长乐寺作佛堂里的供奉僧。
) B7 I3 K( _( R' @- z    内供跟平日一样装出对鼻子满不在乎,偏不说马上就试试这个办法。可同时他+ _: G+ P- k' r3 A1 y( ?' k( w
又用轻松的口吻念叨着每顿饭都麻烦徒弟,未免于心不安。其实,他心里是巴望徒  z- _  x3 w: i9 e7 m
弟劝说他来尝试这一办法。徒弟也未必不明白内供这番苦心。这倒也并没有引起徒
, ~6 k# s" I! N2 O弟的反感,毋宁说内供用这套心计的隐衷似乎赢得了徒弟的同情。于是,他苦口婆$ ]2 z' `7 N, [5 y0 }
心地劝说起内供来。内供如愿以偿,终于依了这番热心的劝告。0 M' }9 N% A6 k/ h9 t
   
. W! u- d. H0 u# l& }, L  \3 N" R' x2 f. v& Y5 R. s
8 G8 C8 l$ _) E9 |0 P
! M; `- v9 j% b+ f, Q
   办法极其简单,仅仅是先用热水烫烫鼻子,然后再让人用脚在鼻子上面踩。* }! y3 U# r- u3 U! l8 j: ?
   寺院的浴室照例每天都烧水。徒弟马上就用提桶从浴室打来了热得伸不进指头
/ e% V+ g8 D( D# E2 \2 ?1 }  N  R的滚水。要是径直把鼻子伸进提桶,又怕蒸气会把脸(火通)坏。于是,就在木纸托
$ g. C: k! y& R' k0 `盘上钻了个窟窿,盖在提桶上,从窟窿里把鼻子伸进热水。惟独这只鼻子浸在滚水
2 K; G3 k3 j4 g# T; }6 Y里也丝毫不觉得热。过一会儿,徒弟说:“烫够了吧。”
, g" W2 z4 o, c3 h    内供苦笑了一下。因为他想,光听这句话,谁也想不到指的会是鼻子。鼻子给, E( B' ~- d9 t9 H& ]; |
滚水(火通)得发痒,像是让屹蚤咬了似的。
8 J0 }, L( U- Q- M    内供把鼻子从木纸托盘的窟窿里抽出来之后,徒弟就两脚用力踩起那只还热气* b( M" z+ ]& [9 G" m
腾腾的鼻子来了。内供侧身躺在那里,把鼻子伸到地板上,看着徒弟的脚在自己眼
' S$ Y" a1 X/ w: C" _8 E+ g7 F+ e前一上一下地动。徒弟脸上不时露出歉意,俯视着内供那秃脑袋瓜儿,问道:“疼
# v% Z! c* ?: g0 @( t6 g吗?医生说得使劲踩,可是,疼吗?”) u3 z$ O. q: f3 h# {$ S
   内供想摇摇头表示不疼。可是鼻子给踩着,头摇不成。他就翻起眼睛,打量着' {. B( I/ \3 w- w& o9 W  E/ P/ w
徒弟那脚都皴了,用慢怒般的声音说:“不疼。”
6 [9 K' i  ]& [2 z5 u    说实在的,鼻子正痒痒,与其说疼,毋宁说倒挺舒服的呢。: {9 f6 V& d9 h7 \# z, q" u
   踩着踩着,鼻子上开始冒出小米粒儿那样的东西。看那形状活像一只拔光了毛
: N' o9 p7 j% C0 u+ ~6 v囫囵个儿烤的小鸟。徒弟一看,就停下脚来,似乎自言自语地说:“说是要用镊子9 b: W/ L6 d; {7 x: Z& Z3 ~- G, s
拔掉这个呢。”
6 u, a5 ?9 i1 A  H* o/ Y    内供不满意般地鼓起腮帮子,一声不响地听任徒弟去办。当然,他不是不知道
! U. Q2 w0 j; f. B8 }; a徒弟是出于一番好意的。但自家的鼻子给当做一件东西那样来摆弄,毕竟觉得不愉: x+ e  L; i" V& ?
快。内供那神情活像是一个由自己所不信任的医生来开刀的病人似的,迟迟疑疑地/ k2 p& w1 L' u4 ~" s
瞥着徒弟用镊子从鼻子的毛孔里钳出脂肪来。脂肪的形状犹如鸟羽的根,一拔就是
4 }# U- ^+ j! d2 ^7 _5 ^2 k四分来长。% p/ }; s+ \" d" n
   错了一通之后,徒弟才舒了一口气,说:“再烫一回就成啦。”: X. Z! X# X" z# ?
   内供依然双眉紧蹙,面呈温色,任凭徒弟做去。
9 [0 N9 M! Z& r, N1 b7 I    把烫过两次的鼻子伸出来一看,果然比原先短多了,跟一般的鹰勾鼻子差不离。
; @" k" H# ~, y& t0 o, U+ r/ @内供边抚摸着变短了的鼻子,边腼腆地悄悄照着徒弟替他拿出来的镜子。* S* n; a& U  V2 a
   鼻子——那只耷拉到颚下的鼻子,已经令人难以置信地萎缩了,如今只窝窝囊
7 ^3 j% X0 I. Q! f7 U* f囊地残留在上唇上边。上面满是红斑,兴许是踩过的痕迹吧。这样一来,管保再也) p. q7 n5 v" I) h. a, I( D, j- o' \+ r
没有人嘲笑他了。——镜子里面的内供的脸,对着镜子外面的内供的脸,满意地腴
; z+ q$ V1 Z' s了腴眼睛。
( k8 D- l/ {4 N" G4 h* ]1 a    可是那一整天内供都担心鼻子又会长了起来。不论诵经还是吃饭的当儿,一有
1 \+ a8 K! W( y% B& m& }空他就伸出手去轻轻地摸摸鼻尖。鼻子规规矩矩地呆在嘴唇上边,并没有垂下来的9 P$ N! Z; r' W# `8 Q. `% u0 h  x
迹象。睡了一宿,第二天清早一醒来,内供首先摸了摸自己的鼻子。鼻子依然是短! N& L) |( n; Q6 ~
的。内供恰似积了抄写《法华经》的功行,心情已经多年不曾感到这么舒畅了。
' u$ m4 U$ c9 Z4 t- V$ u9 e    然而过5”两三天,内供发现了意想不到的情况。有个武士到池尾寺来办事儿,5 a4 s# S; r& ^
他脸上摆出一副比以前更觉得好笑的神色,连话都不正经说,只是死死地盯着内供7 N$ b& |% f5 q+ f4 a9 Q( r2 h/ g
的鼻子。岂但如此,过去曾失手让内供的鼻子杵到粥里去的那个中童子,在讲经堂& }; M: ]5 Z  y6 U7 K7 Y& K& t5 V
外面和内供擦身而过的时候,起先还低着头憋着笑;后来大概是终于憋不住了,就  A% c4 E2 J/ y( J3 V
噗哧一声笑了起来。他派活儿给杂役僧徒的时候,他们当着面还毕恭毕敬地听着,
0 U) ~* d& V1 h2 M但只要他一掉过身去,就偷偷笑起来,这样已不止一两回了。# D. M7 v. `1 o& z% J6 z: U
   内供最初认为这是因为自己的相貌变了。然而光这么解释,似乎还不够透彻。( ?* D) N) x2 \) {8 U  L: a0 _" r% L1 B
——当然,中童子和杂役僧徒发笑的原因必然在于此。同样是笑,跟过去他的鼻子
% o" w, d- t3 F/ e! x还长的时候相比,笑得可不大一样。倘若说,没有见惯的短鼻子比见惯了的长鼻子
; E! `5 W% Z, q+ {$ O更可笑,倒也罢了。但是似乎还有别的原因。3 l% A/ B. {9 h  Y0 R- ^2 ~) v9 [
   内供诵经的时候,经常停下来,歪着秃脑袋喃喃地说:“以前怎么还没笑得这8 n2 N% d& z( b2 g* E
么露骨呢?”8 Y* t% E! i. X" b, s# I1 i
   这当儿,和蔼可亲的内供准定茫然若失地瞅着挂在旁边的普贤像,忆起四五天- r! b+ I* H/ ~, M" h; H# n3 n
前鼻子还长的时候来,心情郁闷,颇有“叹今朝落魄,忆往昔荣华”之感。可惜内
6 v( _7 e) Y* n( O& |供不够明智,回答不了这个问题。/ `% ^- ?7 e) h/ x+ ]4 A2 \6 s: [
   ——人们的心里有两种互相矛盾的感情。当然,没有人对旁人的不幸不寄予同5 V% m3 h' F$ z4 D/ J( z! z
情的。但是当那个人设法摆脱了不幸之后,这方面却又不知怎地觉得若有所失了。
1 }2 R7 z( a& W( K说得夸大一些,甚至想让那个人再度陷入以往的不幸。于是,虽说态度是消极的,
6 C! h; m+ r4 v, q7 {却在不知不觉之间对那个人怀起敌意来了。——内供尽管不晓得个中奥妙,然而感6 P, B8 b  s; a, P
到不快,这无非是因为他从池尾的僧俗的态度中觉察到了旁观者的利己主义。
& m, b, E4 k7 p0 M0 x* N! y    内供的脾气日益乖张起来了。不管对什么人,没说上两句话就恶狠狠地责骂。
* C. c) m# H4 J1 F" H- z最后,连替他治鼻子的那个徒弟,也背地里说:“内供会由于犯了暴戾罪而受惩罚3 v6 f. y5 t) l2 y7 w
的。”那个淘气的中童子尤其意他生气。有一天,内供听见狗在狂吠不止,就漫不9 E( c% J5 q  v! v+ V+ P
经心地踱出屋门一望,中童子正抡起一根两尺来长的木条,在追赶一只瘦骨嶙嶙的  k" A8 y4 u& {
长毛狮子狗。光是追着玩倒也罢了,他还边追边嚷着:“别打着鼻子,喂,可别打
1 N! A' W8 e- k% @  ^; [/ U( [着鼻子!”内供从中童子手里一把夺过那根木条,痛打他的脸。原来那就是早先用4 j9 P8 {- C% M& Z% i# ]$ J
来托鼻子的木条。; T9 C* G, @' s+ ~8 l; Z1 J0 o
   鼻子短了反倒叫内供后悔不迭。
) Y# I. N* H  J- b* j* w    一天晚上,大概是日暮之后骤然起了风,塔上风铃的嘈音传到枕边来。再加上
& l' b$ r7 G; L5 ]/ m天气一下子也冷下来了,年迈的内供睡也睡不着。他在被窝里翻腾,忽然觉得鼻子
9 a7 H. @0 a8 ~异乎寻常地痒,用手一摸,有些浮肿,那儿甚至似乎还发热呢。5 s- v: [) l* z) B5 l3 g* E! E' x1 D
   内供以在佛前供花那种虔诚的姿势按着鼻子,嘟囔道:“也许是因为硬把它弄8 x3 ]; U! t/ p8 f' q7 \# T
短,出了什么毛病吧。”
! [) T6 }& n2 y    第二天,内供像往常一样一大早就醒了。睁眼一看,寺院里的银杏和七叶树一3 I9 _8 E3 s# w& F  u
夜之间掉光了叶子,庭园明亮得犹如铺满了黄金。恐怕是由于塔顶上降了霜的缘故' u, o2 X2 g) B! i5 [
吧,九轮在晨曦中闪闪发光。护屏已经打开了,禅智内供站在廊子里深深地吸了一
% }# H0 w8 A6 B% U口气。& n6 Y+ W2 y; M# g
   就在这当儿,内供又恢复了某种几乎忘却了的感觉。
: o/ K4 F9 O: x* F! i6 o% {. h    他赶紧伸手去摸鼻子。摸到的不是昨天晚上的短鼻子了,而是以前那只长鼻子,3 b2 V' I; A4 [" a* j$ h  a3 }  D
从上唇一直垂到颚下,足有五六寸长。内供知道自己的鼻子一夜之间又跟过去一样) a+ ~, E" l0 s) T5 W! ~6 h2 G' T
长了。同时他感到,正如鼻子缩短了的时候那样,不知怎地心情又爽朗起来。
3 H" T7 D9 `) q- [1 m. R( }& m    内供在黎明的秋风中晃荡着长鼻子,心里前南自语道:“这样一来,准没有人
3 ~# h; @9 D5 B再笑我了。”0 u' U; d" S  u7 m. k& d
                                                 (一九一六年一月)' Q/ U7 `+ T2 z- k0 [1 O/ C& ~
                                                     文浩若  译
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发表于 2004-7-29 12:24:00 | 显示全部楼层
真的好长啊
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发表于 2004-7-31 10:46:11 | 显示全部楼层
考试就考这篇就好了哦
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