『とらドラ!』とは、電撃文庫から刊行されている竹宮ゆゆこ/著、ヤス/イラストのライトノベル。
概要
恋愛や家族関係など、それぞれに悩むところのある高校生たちの学生生活を描くラブコメ作品。タイトルは本作の登場人物、逢坂大河のあだ名「手乗りタイガー」(とら)と、高須竜児の「竜」(ドラゴン)に由来する。
ストーリー
その目つきの鋭さ故、不良に見られてしまうことを気にしている高須竜児は、高校2年に進級し、以前から好意を寄せていた櫛枝実乃梨と同じクラスになることができた。一方で、新しいクラスメイトの間にはびこる「高須は不良」と言う誤解をまた最初から解かなくてはならなくなるのかと憂鬱であったが、「手乗りタイガー」こと逢坂大河との邂逅により意外に早くその誤解は解かれることとなる。
ある放課後、大河は想い人の北村祐作にラブレターを出そうとするが、それを間違って竜児のカバンにいれてしまう。ラブレターを送ったことを知られたと思った大河は、竜児に闇討ちを決行する。その夜のやりとりがきっかけで、大河は竜児の家になし崩し的に入り浸るようになり、お互いが、お互いの親友との恋を応援する共同戦線を張るようになる。
スピンオフ
「幸福の手乗りタイガー伝説」と「幸福の桜色トルネード」では、竜児たちと同じ高校の1年生で生徒会庶務を務める富家幸太が主人公である。「幸福の手乗りタイガー伝説」では、触ると幸せになるという「手乗りタイガー」の噂を耳にした幸太が生徒会長の狩野すみれに「手乗りタイガー」に触って不幸体質を治すことを命じられたことから、大河たち2年C組の生徒らを巻き込んで騒動が起こる。「幸福の桜色トルネード」では、1ヶ月遅れで入学した割には成績の良い幸太がすみれから妹の狩野さくらの勉強の面倒を見ることを言いつけられたのをきっかけに、幸太とさくらの恋愛が始まる。
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