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[教材工具] 关口知宏的中国铁道大纪行(日文脚本)

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发表于 2010-5-24 07:41:00 | 显示全部楼层 |阅读模式
在日本,如果问及报道中国的电视节目,10个人里有9个会提到《中国铁道大纪行》。这套由日本广播协会(NHK)精心拍摄制作的电视系列节目,分为春季篇和秋季篇,通过日本演员关口知宏乘坐火车在中国的游历,向日本人介绍中国各地的风土人情。文中的视频仅仅是关口知宏之中国铁道大纪行第二回成都-桂林6 i! y# D; y# |1 m& t# h
3 P" M7 a. i3 l, R
此次旅程为经电脑计算的单程最长距离(即一笔画的最长距离,线路各站相连,但同一段线路不能重复经过)的路线。根据电脑设计的路线,关口知宏与10多名随行工作人员于2007年三月底前往中国西藏拉萨,并于4月3日开始此次旅程。最终于11月15日抵达终点新疆喀什,行程共计36,543公里,乘车时间累计609小时48分。旅途期间由中国人陈捷为关口担当翻译。“春季篇”记录了关口知宏于2007年4月3日自拉萨出发,至6月7日抵达陕西西安的旅程。“秋季篇”则记录了同年9月2日自西安出发,至11月15日抵达终点喀什的旅程。; n' ?( n% U! |

9 u! D( ?: D3 X& ^《关口知宏之中国铁道大纪行》,是由日本NHK制作的多集关于中国铁路的纪实节目,记录了艺人关口知宏在2007年以乘搭铁路的方式走遍中国的全过程。该纪录片分为“春季篇”和“秋季篇”两部分,于NHK旗下的BS hi高清频道播放。“春季篇”于2007年4月8日至6月10日间播放,而“秋季篇”则于9月2日至11月18日间播放。纪录片播出后在日本国内引起强烈反响
5 N/ x5 u* z+ Y5 i( u. @' W7 H( ~6 |4 |" }2 i' M
主角:关口知宏,
0 F  E4 B* G, ]随行:翻译陈婕;另摄影一名。
% Z/ ^9 L- r. g! A. V( o摄制时间:2007年4月——6月,9月——11月
3 Y9 [( X" b  E路线:从西藏拉萨出发,沿铁路走36000余公里,所走路线和沿途站点不能重复,最后到达新疆喀什,旅行结束。这一行程分春、秋两季完成,春季4月初从拉萨出发,从途经兰州、西宁、重庆、成都、昆明、桂林、本次行程最南端的茂名、广州、武汉、长沙、上海。。。到达西安;秋季9月初出西安出发,途经扬州、淮安、天津、北京、长春、哈尔滨、呼和浩特、敦煌、乌鲁木齐。。。到达中国铁路线最西端——喀什。1 a9 ?! G- O. d
/ p+ W' k+ C- K3 m* ~- C
我将这套节目的日文听抄下来,提供给大家学习。再次推荐给同学们,这是一套非常好的日语听力学习资料。不仅能学习日语,还能学习到日本人的生活习惯,以及了解中国各地的风情。
" W0 i( [0 h! ^! F, n欢迎日语学习者与我交流以。联系方式:% {7 u% ?; Q8 H
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1 t( R# G+ T8 b5 ?/ Y; \* C% {+ a) n0 ~7 `" {1 j7 ?6 N
関口知宏(せきぐちともひろ)の中国鉄道大紀行
+ R: S4 I- J" g2 g8 c春の旅, S+ t9 y3 p# {5 D6 {1 W) o
最長片道(さいちょうかたみち)ルート36000Kmを行く(ゆく); S; G: x1 w- ~* Q$ H/ g2 B
第1回 ラサ~成都" I5 R" u7 A4 {% e7 C6 L) M: r
4月3日~4月18日  T+ E' h" f* l! S$ ~
1 r4 ?5 I: S8 c8 P; p) P
古野:中国チベット自治区のラサ。標高3650メートル。富士山とほぼ同じ高さの大寺に築かれたチベット仏教の聖地です。世界遺産ボタラ宮。2007年の春、一人の青年がこの地にやってきました。俳優の関口知宏さん。これから、中国大陸をめぐる壮大な鉄道の旅に出ます。ラサから伸びる青海(せいかい)チベット鉄道。2006年に開通したばかりのこの線路から旅はスタートします。特別な許可を得て、線路内に入らせてもらいました。
4 w% ^3 @6 T' j# s8 _* h0 K1 o関口:まあ他方から果てしなくシーアンまで続くのねえ。ここで36000キロ、秋の
9 K; G4 y) w- W, M古野:最長片道ルート。この先に地球を一周するほどの長い線路が続いています。中国の最長片道ルート、言わば、一筆書きで行くもっとも長いルートはおよそ36000キロ、これを春と秋の二回に分けて、合わせて五ヶ月あまりを掛けて走ります。
8 b+ T; Z6 B% R, ~4 f- d8 k% W春の旅は四月このラサを出発します。四川省の成都からは山岳(さんがく)鉄道で雲南省(うんなんしょう)の昆明(こんめい)へ、更に沿岸部(えんがんぶ)をめぐりながら、大都市広州や絶景(ぜっけい)で知られる桂林(けいりん)を通ります。そして、上海を経て(へて)、春のゴール、悠久の古都(ゆうきゅうのこと)西安を目指します。その距離は17000キロ、二ヶ月あまりの旅です。% j& p+ P0 R8 t- e( R' z6 }
4月3日、いよいよ出発の日です。5 @5 k: W+ E1 s, d. g! G7 M
古野:この季節、ラサは8時近くにならないと夜(よ)が明けません。
2 N* I/ v) a# x5 }% Q駅の入口には空港と同じように手荷物検査があります。ラサを出る列車は一日四本いずれも青海省の西寧を経由して北京や広州に向かいます。+ v6 g9 `$ X) C) ]9 q6 Y
最長片道ルート最初の切符です。
& H) W8 H2 o+ e4 W& G関口:わあ、すげい
! Z' z* G  n; F: ~古野:青海チベット鉄道、世界でもっとも標高の高い地点を走る鉄道です。機関車は二両連結しています。アメリカ製の最新鋭(さいしんえい)のディーゼル機関車です。関口さんは「ナチェ」という駅で途中下車(げしゃ)をしてから西寧に向かいます。硬座と呼ばれる普通車、運賃はラサから西寧まで日本円でおよそ3500円です。夜が明けてきました。8時出発です。% E: @2 i4 z7 d0 v: P
関口:始まったよ。
, V2 u; S' r3 h9 g古野:最長片道ルート36000キロ。長い長い旅のスタートです。
0 g0 m' \2 d$ U; q; w+ O3 X3 W   車窓(しゃそう)からは壮大な万年雪の風景が広がります。
( W+ T$ z) z/ r& r: w; d標高3650メートルのラサを出発した列車は最高地点5072メートルのタンクラ峠(とうげ)まで登っていきます。その後は一気に2275メートルの西寧まで降りて行きます。西寧に到着するのは翌日、途中下車を挟んで、28時間の列車の旅です。
* b% A' A% E2 q出発して間もなく。向かった先は食堂車でした。5 f# }9 V' O# t+ y
関口:
/ z. }) A( x6 U! _6 ?9 Q古野:朝食は凡そ150円。% o- Z; f  A5 O& W
関口:' Q+ t4 Z, ^2 z$ D9 o  P
古野:青唐辛子(あおとうがらし)が入っていました。
+ _) F" \  X8 ?7 `関口:5 l0 V- o* G2 ^' U
古野:雄大(ゆうだい)な景色を眺めながらの朝御飯。
3 z3 s! S' X: i関口:
8 @. U2 `2 m0 h  p" ^& [3 i4 l1 E古野:標高4513メートルナチェ駅に到着しました。こ
: h, o2 z; r. C# U4 j関口:
7 ^8 }) K" u4 d( n古野:次の列車が来るまで2時間。
1 ^; k1 ^) n) C& m; C関口:' p* ~4 |$ k$ K( C* `0 R; _8 A3 E
古野:駅の前には草原が広がっていました。牧畜(ぼくちく)をする人に出会いました。厳しい自然の中での暮らしています。
2 M4 s. B5 M5 t; c- F2 ]関口:
  D& c, [0 i; `古野:携帯用のボンベで酸素を補給します。
& V( T7 x" a" r9 F* r0 G  X  ナチェから西寧までは23時間、今夜は、車中(しゃちゅう)で一泊します。
) e8 d* p" s' B( n  今度の座席は軟臥(なんが)、日本のJRで言えば、A寝台(エーしんだい)です。+ C, V4 ?0 {; z3 ?+ t! V+ w
関口:
3 k, m) l* y6 S* \8 B古野:乗客たちが突然立ち上がりました。エメラルド色の湖、ツナオ湖です。チベットの人々は神の湖と崇めてきました。(崇める=あがめる)
/ y+ O; z. C. B2 v! Z) a関口:
. h$ u3 m' e. A古野:間もなく鉄道では        世界でもっとも高い地点を通過します。それを示す石碑(せきひ)が見えるはずです。今、通過しました。標高5072メートル、タンクラ峠です。) N& f$ ~+ s5 I
しばらく走ると。  z' G7 |/ k* F$ n
長江(ちょうこ)ははるか3000キロ先の上海へと流れていきます。旅の途中、長江を何度も横切っていく(よこぎっていく)はずです。車内で三回目の食事、夕食はうどん。
6 U$ ]0 n5 h2 c: k; d  E関口:   F% @, _/ I/ E: h
古野:夜8時半。大地に日が沈んで行きます。
% J$ D& d! K4 ]" i3 q  乗客たちはこれから列車で一夜(いちや)を過ごします。子供たちはそろそろ寝る時間。
) n0 w$ O) z* O深夜0時5分。標高2830メートルのゴルムド駅に到着。すこし停車時間あるので、降りてみます。最高地点から一気に2000メートル以上降りてきました。
& B$ L: X+ N8 N3 [3 C" P* ~+ ]関口:
/ S7 n4 @& M* }+ R9 C古野:列車は夜通し(よどおし)高原を走り続けて西寧を目指します。
. y) k: e9 p3 C4月4日、車中で迎えた朝。車窓の風景は色が変わっていました。" K8 \0 `% k) z2 K
関口:
/ {6 t/ L+ S5 H! C" t8 ?古野:目指す西寧はもうすぐです。ナチェ駅での途中下車を挟んで、ラサから28時間、青海チベット鉄道の旅が間もなく終わります。
/ V' ^0 g$ R1 J' s/ d+ r西寧の町が見えてきました。人口凡そ200万、鉄鋼業や機械工業で発展する青海省の省都(しょうと)です。
* |6 _% G6 Z* y8 y関口:
- p( T9 h/ }# W1 O: z# C* L古野:西寧は古くから交通の要衝(ようしょう)として栄え(さかえ)、さまざまな民族が暮らしてきました。急速な発展で町の姿(すがた)は大きく変わろうとしています。5 Y3 ?; b! \/ q9 I
関口:* h1 {& Q! y, l6 Q
古野:道教寺院(どうきょうじいん)の北禅寺(ほくぜんじ)です。 2000年前に仏教の寺として建てられました。断崖(だんがい)の石窟(せっくつ)で知られています。
- y2 ~! [3 E9 o1 Q/ C関口:
9 Q" T. ^  W: [9 H6 R& k古野:寺からは西寧の町が一望(いちぼう)できました。
* W' X) ]0 b/ D5 q9 a関口:& S1 z9 i! U! ~/ @- I) @7 }1 Y
古野:お寺の上には石窟が並んでいます。
% @7 Q# S$ F1 Z7 X8 z. F5 f関口:  o. ^( [7 S" |& D. ]* o
古野:4月8日、旅は2週目に入りました。青海省の西寧から更に東へ進み、甘粛省(かんしゅくしょう)の蘭州(らんしゅう)を目指します。
! ?9 x  e5 y+ i7 z5 ^& R関口:: [1 S" u) D0 Y
古野:西寧の町で買った民族衣裳(みんぞくいしょう)を着て列車に乗り込みます。
& F# K' P- A& c6 k関口:
9 [5 {  h3 t: p' H古野:列車は低くなだらかな山々を縫う(ぬう)ようにして走ります。中国の列車ではお湯やお茶の車内サービスがあります。
/ V4 F1 R3 G2 V7 N( A0 g4 ?関口:
0 H4 }* n+ K) {: B& ]9 z古野:チベットの雪山(ゆきやま)の麓(ふもと)を走り抜けて、五日後、この辺りでは+ x! g9 N+ u3 q5 S, O$ \4 j
もう木々(きぎ)が新芽(しんめ)を吹き始めています。車内の探検(たんけん)に出掛けて見ます。
' O7 ~4 Z% t6 I# t関口:$ v2 q9 z4 q1 \
古野:列車は甘粛省に入りました。黄河(こうが)です。全長(ぜんちょう)5464キロ、長江と並ぶ大河(たいが)です。ここは上流(じょうりゅう)なので、川幅(かわはば)はそれほど広くありません。
. K) t! v$ D' v  W* `1 }) M関口:  [0 i" M1 s# l5 k' V2 n
古野:プレゼントをしてくれると言っていた編み物(あみもの)の女性。) w2 z; H0 y  z
関口:
) D1 w) g7 D/ [+ Y# O% l古野:列車は黄河に沿って走ります。
: F' s/ k- q& r2 ^6 K  }6 t関口:
. u1 u) k4 M" {4 a3 l& u古野:蘭州の町中(まちなか)を黄河が流れていました。
2 Q0 H3 j/ K7 ^% E関口:/ {( G' o: M0 Y/ ]* G" g8 X
古野:蘭州は人口300万、黄河沿いにひらかれた工業都市です。この日は日曜日、休日を楽しむ人たちで賑わっていました。
) L  h6 I, {) W7 j関口:6 Z) y) d8 t& D' c+ I
古野:羊(ひつじ)や山羊(やぎ)の皮を空気袋(くうきぶくろ)にして作った筏(いかだ)です。) h; X/ z) j( D. p4 K7 q  c( Z
関口:( G9 {+ F6 ~) g6 S" M2 R2 q
古野:子供達が筏の発音を教えてくれました。
) N- ^* V" |# E9 Z$ U関口:2 |$ K2 n8 F- z$ _+ B" A
古野:木の筏と比べると、軽く、浮力(ふりょく)が大きいため遥か(はるか)昔から馬やラクダも載せて黄河を行き来(いきき)したそうです。
' B. o& q, L6 t% w, B  v関口:
7 T; S- U: T1 I4 i/ F* {. h古野:蘭州で迎えた朝、出発前に腹ごしらえ(先吃好饭;先填饱肚子)。  }; t8 Q* a4 j5 b  g9 g
関口:! P& t' G. s8 F( \$ O
古野:蘭州の名物「牛肉麺」(ぎゅうにくめん)です。蘭州では朝食べる人が多いそうです。まず食券(しょっけん)を買います。値段は一杯凡そ50円、3 ]- |% e; C% }6 _2 M
関口:6 e: o; B6 h1 {8 }+ p% d, l
古野:牛肉は別料金(べつりょうきん)。
* j* l3 K9 C2 g5 s. r5 z  \' N: p, e4 l関口:: v  j- z- s6 a! U! S/ y* Q
古野:そして麺をもらいます。麺は手打ち、注文すれば好みの太さに伸ばしてくれます。切らずにそのまま茹で上げて(ゆであげて)。スープは牛の骨と大根で取ったもの。5 O8 ~& u! L. A$ q, j8 C
関口:- s3 `0 c/ f- p1 Q' S; L
古野:お箸はこんなふうに出てきます。" k5 ~/ s$ b9 z) `7 o2 b) i
関口:
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 楼主| 发表于 2010-5-24 07:41:19 | 显示全部楼层
古野:4月9日、天水(てんすい)に途中下車してから陝西省(せんせいしょう)の宝鶏(ほうけい)を目指します。蘭州天水間(かん)の鉄道は戦後中国に残された日本人が協力して建設されました。段々畑(だんだんばたけ)には菜の花(なのはな)が咲いていました。
3 z3 C" Y7 n3 v( X  i1 q) _9 N+ x関口:  H  P! z( t. h8 q& U
古野:天の水と書く「天水」。大地が割れ、天の川から水が流れ込んだという伝説(でんせつ)から、この名(な)が付いたと言われています。0 P4 n- ^8 e; Q: T. h
関口:3 \% K: z) N( U+ C: I, U
古野:天水には多くの泉(いずみ)が涌いているそうです。
+ }  l8 k/ g4 ~$ X関口:4 n+ ^# i% x& R- G$ c: z
古野:案内されたのはお寺でした。! g+ c0 W+ `! A  [( a" @: M# m3 Z
関口:
* _+ s) o6 r# Y# ?1 v% `古野:泉の水で入れたお茶です。
. v: h6 r: ?9 v: r  T  |8 O関口:うまいうまいうまいうまい……、体によさそうだなあ。
; y7 N5 m! z5 I) |/ e& p& p1 @古野:4月10日、この日は陝西省を走り、二箇所で途中下車して目的地の漢中(かんちゅう)駅に向かいます。
' L; T5 _* w; w; z) W' y関口:
. w4 o& v& m  v" C古野:体操が始まりました。狭い車内でも運動ができるように考案(こうあん)された体操だそうです。) J# Q. @0 j; W; X  ]3 G
列車は黄河沿いに広がる黄土高原(こうどこうげん)を走ります。横穴式(よこあなしき)の住居(じゅうきょ)「ヤオトン」の跡です。地形の険しい黄土高原ではこうして崖(がけ)に住居が作られてきました。$ j% U9 [. z* F: W
少し遅め(おそめ)の朝食(ちょうしょく)。
% a. W: r! B2 X% p- C関口:& |6 _3 E; o( b0 ^8 B- H
古野:乗務員(じょうむいん)が食事を取っていました。26時間走り続けるこの列車では乗務員は二交代制(にこうたいせい)で働きます。
& f' B; F2 S$ n/ Z  c# H, f   仕事が始まります。7 Z0 @, Q. \- V) K
関口:, ?" U- O& G* [7 ]( W
古野:車内清掃(しゃないせいそう)の時間。勤務は一日6時間から8時間です。
/ _4 m  l/ t; Z: G$ }" s   長江の支流(しりゅう)嘉陵江(かりょうこ)が見えてきました。南に向かうに連れ、緑が濃くなってきました。水と緑の美しい風景が続きます。
" ^+ J0 {, ?0 j! w/ y" k関口:
- d) [! l+ E  Z. A2 I+ ^9 h古野:略陽(りゃくよう)は人口凡そ21万の長閑(のどか)な町。
' B1 q% W% \8 h& K; I4 u) n8 N6 v関口:2 `& Z+ P2 [3 V! W
古野:のんびりと過ごす時間、スケチブック(画册素描簿、写生簿)を開きます。旅が始まってから、印象に残った風景や出来事を絵日記(えにっき)に書いてきました。1 N# R( `2 n" a
関口:
& `, _& T+ E: h' O古野:駅前で声を掛けてきた運転手さんです。
% j8 V- ~% m! J0 B" ~4 G関口:$ Q" @/ L0 k& ^* z
古野:20分ほど走ると、険しい山が迫ってきました。0 D! K- F0 E4 c$ J7 T
関口:$ ~* U+ n7 s9 ]
古野:料金は凡そ130円。
/ S, q% |  T, z) ^8 `9 j関口:6 ~# M& {/ P  [
古野:ここは「霊岩寺(れいがんじ)」というお寺。長い坂を上っていきます。) n1 o, x: d% [% U8 i2 _
   8世紀、唐の時代に天然(てんねん)の岩を刳り貫いて(くりぬいて)作られた石窟寺院です。
* J' y' l, ~( U" F/ X' y/ A: b( V関口:6 e, o) J& ~3 x5 D, D& ~
古野:寺は石窟の奥まで続いています。暗闇(くらやみ)の中に涅槃像(ねはんぞう)がありました。* Y; r. A5 s& q3 G4 Y- U
   列車は更に南へ。川の流れに沿って、山間(やまあい)の田園(でんえん)地帯を抜けていきます。
. r" y* [. e) Z5 n8 M関口:5 ^1 L2 {/ s$ {$ d, |- Y
古野:陽平関は人口凡そ2万5千、古くから長安と成都を結ぶ交通の要衝でした。
; F# R3 h# R8 B8 i9 J& y( S+ S: A1 P関口:
5 z- U" G0 f8 n, n4 h8 ?. p) e古野:街角(まちかど)で子供達と出会いました。
% r9 J4 s6 k' Y7 y7 T" B1 D: k7 W関口:
3 W2 S( D1 B) b( k古野:そこは鉄道員の家族が通う幼稚園でした。6 v) D1 t- f! Q# K2 F1 L/ h1 v, D7 x
関口:2 A$ ^& Y8 r0 u/ F$ j
古野:絵日記を書き始めると。# I* i( U8 F5 I, f
関口:0 h& s& o9 y3 y
古野:4月11日、12日と旅は続きます。陝西省から四川省へと入っていきます。- ?" N2 u* v6 y$ [5 a  Z
関口:( c8 Y& |7 D, b1 f5 M& a% n" Y2 i2 X
古野:4月15日、旅は3週目に入りました。四川盆地(しせんぼんち)の中を走ります。" n" x* `+ v" z" X* }2 e1 T
関口:& |8 Z1 \/ E5 o& ^
古野:これから乗る列車は四川省各地と大都市成都を結んで走っています。今日は遂寧(すいねい)で途中下車をします。* q1 e# ?& H; Z
関口:
: f/ u( F7 b2 o7 i4 V9 c: g; a古野:田園の緑が濃くなってきました。遂寧は田園の中に作られた駅です。田園地帯を歩いていると。) \* n! H7 E2 |  j; [
関口:
- X, i$ M% Q! O5 A! d3 X0 c古野:近くに面白いものがあると、村の人が案内してくれました。$ J6 ]8 q1 D3 R+ h
   900年も前に掘られたという井戸がありました。* E+ g, D; d1 V  l) N
関口:6 j. h# a- H# L) _
古野:竹の筒(つつ)が引き上げられます。
6 t* M% q, `% Q- }' s栓(せん)を抜くと。2 s  P2 F# m# C# o) p6 K4 j7 M, I! L
塩水の井戸でした。
; i$ {% ^# @; Q. V8 e5 l9 x   桶代わり(おけがわり)竹の筒は30メートルの深さまで下ろされます。そこに
" _- Q3 S! j- y岩塩(がんえん)の層を通ってきた地下水(ちかすい)が流れているそうです。昔はこの水を天日干し(てんぴぼし)にして塩を作り、絹(きぬ)や石炭と交換していたそうです。
7 L3 n5 X* |: Q子供たちに誘われて村の中へ。
0 Q8 K! c6 Z! y, y3 L- s' U関口:8 Q( r2 ]9 r' n2 g3 @3 A
古野:気温は30度近く、汗ばむ(微微出汗)暑さです。
& V5 Q8 M& f! S; e$ v      牛たちが水浴び(みずあび)の真っ最中(まっさいちゅう)。4 ]  m. H  j: x( W9 r
関口:: O2 V# M% T  G) z7 W  \
古野:この村では働き手の多くが出稼ぎに出て行きます。両親が帰ってくるのは年に一度の旧正月(きゅうしょうがつ)だけ家も少なくありません。子供達はおじいさんやおばあさんに育てられてきました。- w- O( W0 V5 Z  Q* M
関口:
$ H/ d; ~# X1 X9 m" M古野:菜種(なたね)が実っていました。
, f1 j& r3 ^. K5 n* g5 P3 d" O関口:
$ U. d  r6 G3 G* s  Y古野:村の人たちは菜種と米を作って暮らしてきました。現金収入は少なく、子供の進学などのために出稼ぎが増えています。
4 U# y4 j% E0 b7 e  `- i' L関口:7 p8 y" Q  U1 l& t
古野:軒先(のきさき)で一休み。5 V- O; O. p" U( |2 r  r; r
関口:
, J  K+ p, r" M/ l7 M古野:今度は真水。; O5 q" v" R$ B2 x6 Z. S
関口:
& `( t) z, g- a8 s; h; R) p" J6 @4 W; Z古野:4月16日、この日は四川省を南へ進み、巨大都市重慶で乗り換えて、貴州省(きしゅうしょう)に向かいます。
. n0 k! b  X: W' \0 W, Z   ホームには長い列ができていました。
# d- o$ V* G/ \+ g' n* A水田(すいでん)が見えてきました。田植え(たうえ)が始まっているところもあります。  f4 X7 c  L; M4 ~6 T
重慶の町です。重慶の人口は凡そ2800万、重工業で発展する中国最大の都市です。3 ?8 l; @( \' G) R$ H7 ~
関口:7 e1 b2 @- N5 X7 N" i
古野:重慶は古くは長江の水運(すいうん)の拠点として栄えてきました。支流の嘉陵江に作られた船着場(ふなつきば)(停泊处、码头、港口)。長江の流れに乗って中国各地からここに物資が運ばれてきました。
3 Y& Q! e# i, `7 r, }3 c   船着場の近くに港町(みなとまち)の面影(おもかげ)を残す一角(いっかく)がありました。
  M7 ]( D8 t2 ?% U  ~5 y関口:
* ]9 A& K; w2 ?8 Y2 }" x. Q古野:お茶を売る店に入ると、ご主人が中国の楽器(がっき)二胡(にこ)を引いていました。. V0 U4 U/ i, X5 N8 b
関口:
$ i/ V( v/ t$ ~: D$ {古野:取れたばかりの鉄観音茶(てっかんのんちゃ)を入れてくれました。急須代わり(きゅうすがわり)こぼしながら入れます。% u8 }. r4 k. Y1 {' l: H  m# N- O
関口:
) ^: F! ]0 l; t- G% g8 }( C古野:4月17日から18日にかけては、アピンカーブのようなルートを走って貴州省から夜行列車(やこうれっしゃ)で四川省に戻り、成都を目指します。
3 `* _; A+ B/ q( d6 Z+ d   貴州省は山が多く、緑と水と山並みの美しい景色で知られています。山間に水田が続きます。貴陽まで5時間の旅。列車は貴陽の町に入ってきました。貴陽は人口凡そ350万、貴州省の中心地です。乗り換えの列車まで6時間、郊外に足を運んでみます。600年ほど前、明(みん)の時代からの伝統文化を守る漢族の村がありました。狭い路地(ろじ)に石を積み上げた家々(いえいえ)が続きます。9 B( t/ A0 p0 O+ ^
関口:
* o( T" F$ J. Q' Q3 V8 N, l$ s古野:この三輪車(さんりんしゃ)で10分。皆で荷物を卸し始めました。渡されたのは?鶏も。お墓(はか)に着きました。
, U1 Q9 l9 F7 ~# q3 D% o関口:7 e& x3 Q) c8 T8 a, H
古野:先祖(せんぞ)に鶏を奉げます(ささげます)。
1 U+ Q# ^. \7 _8 q関口:
9 w' V, P3 R4 r7 S古野:この日は清明節(せいめいせつ)、日本のお盆に当たる死者を偲ぶ日(しのぶひ)です。黄色い紙は先祖があの世(あのよ)で使うお金。さっき持たされたのは爆竹(ばくちく)でした。
: T$ p: N/ |' y+ r/ ~関口:
: S7 U7 i9 R; w% i) Y1 x古野:これから内江(ないこう)までは15時間の夜行列車の旅。乗ったのは硬臥(こうが)、日本のJRで言えば、B寝台です。列車に揺られながら過ごす夜。
) J! F( s7 k. Y   車内で迎えた朝。(1:36:21)6 @/ |. e6 Z  i' B0 g  G2 S
   棚田(たなだ)が見えてきました。田植え(たうえ)が始まっています。
, n9 X4 b, N3 I- Y3 T) I. N   無数の白い蝶(ちょう)が舞っています(まっています)。蝶の間を潜り抜けて(くぐりぬけて)、列車は内江(ないこう)の町に近付いてきました(ちかづいてきました)。' {3 O# S) i8 e. i: V9 o
関口:
: X+ c$ ^* n  ]2 k古野:内江は書画(しょが)や画家(がか)を輩出(はいしゅつ)した町として知られています。
# Q1 i5 W5 v% J4 Z# \1 ?3 f関口:
# ~' W: L" ?, c* M" c0 R古野:風情(ふぜい)が残る坂道(さかみち)を下っていくと。書画の店がありました。
2 g. p/ P$ o8 B' ^% ^. [9 H- Q7 I関口:
# q/ T( O- h% X, M0 N古野:奥に書の先生がいました。* x3 I* z! s/ m4 j
関口:
7 y4 q0 |! X* x- h古野:お手本を見ながら、書いて見ます。
  `* y5 D# g! l+ D1 E2 a2 s関口:" Q3 F! v, w: s2 `7 g$ q2 p
古野:旅を始めて、半月(はんつき)。関口知宏の中国鉄道大紀行。これから雲南省の昆明や大都市(だいとし)の広州を巡って(めぐって)。上海のある沿岸部を回り、春の旅のゴール、悠久(ゆうきゅう)の古都西安を目指します。関口さんの旅はまだまだ続きます。これからどんな出会いや発見が待っているのでしょうか。
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