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发表于 2010-10-3 01:17:11
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melanieさんはなぜ変と思っているのか分かりません。文脈の辻褄が合っています。
石倉さんが一ヶ月前にオリエンタル病院に入院したが、一ヶ月を経っても胃の調子が良くならなかったため、「四一二号の石倉さんが、また痛がっているのです」という問いと「またうつ伏せになって捻っているのです」という返事があったわけです。
また、『三日前』と『一ヶ月前』の関係は、やはり、私が7階で書いた通りです。なぜかというと、もうちょっと先の文を読めば、分かると思います。特に赤線の部分は「三日前に退院して、この病院に廻されてきたのである」という言葉の裏づけになります。
かおるが戸惑っていると倫子が言った。「聞いたって同じよ」「同じ?」「言うことはオピアトに決まってるわ」「オピアトって麻薬ですね」「麻薬のなかで一番強いわ、もっともそれだけ鎮痛効果はあるけれど」「それをうってはいけないんですか」「いけなくはないわ」倫子は筆に白い墨をつけて、新聞紙の上になでつけた。「あのお爺さんは胃癌ですね」「そうよ」「癌は痛くないと聞いていたのですが、あんなに痛がる人もいるのですね」「癌が胃だけでなく、背中の方まで拡がって腰の神経を圧さえているためよ」
「じゃ手術をしても助からないのですか」「駄目だから大学病院に見捨てられて、こちらに廻ってきたのでしょう」「可哀想だわ」看護婦になって半年、かおるは、さまざまなものを見て識つた。そのほとんどが若い彼女には初めての経験で、それだけにすべてが珍しく興味深い。「あとどれくらい生きられるのですか」「直江先生はせいぜい二、三か月だと言っているわ」「そのことをお爺ちゃんは知らないんでしょうか」 「もちろん知らないわ、知っているのは家族だけよ」「じゃ死ぬのを待っているだけですね」 |
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