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二月絮语
2011年2月28日(月)付
「10年後には日本のように、自由と民主主義と教育がある国に」。ムバラク大統領を放逐したエジプトで、日本語通訳の青年(23)が明日を語った。時代と人の出会いを考えさせる2月の言葉から。
“十年后,我们国家也要成为像日本那样,拥有自由民主和教育的国家。”这是刚刚将穆巴拉克总统赶下台的埃及一名日语翻译畅谈明天时所说的话。这个二月份,时代与人的交汇让人深思。下面,选取几则话语跟大家分享。
日本で活躍するエジプト人タレント、フィフィさん(35)も市民革命を誇った。「夢がない貧しさはみじめですが、希望のある貧しさは耐えられる。明日やるべきことが見えているのはいいものだと思う」。
现年35岁,活跃在日本娱乐界的埃及艺人菲菲也非常赞赏这次的市民革命。“没有梦想的贫困是凄惨的,而有希望的贫困却是可以忍耐的。现在大家找到了明天该做的事情,我觉得非常好。”她这样讲道。
殺人で終わった「革命」もある。元連合赤軍の永田洋子(ひろこ)死刑囚が65歳で病死。「冬になると体を壊していた。体のどこかに事件のことが残っていたのかもしれない」と、文通していた作家の瀬戸内寂聴さん。元同志の加藤倫教(みちのり)さん(58)は「自分たちの中に過ちがあったと認めきっていない」。
也有以杀人而告终的“革命”。被判处死刑的原联合红军领导人永田洋子本月病逝,享年65岁。“入冬后身体就不行了。也许在她身体的某处还残留着当时的事件。”跟她一直有书信往来的作家濑户内寂聪谈及她时这样说道。而她的原同伙,现年58岁的加藤伦教则说她“一直坚持认为自己的行为没有过错”。
100歳でなお現役の挿絵画家、中一弥さんには「やるべきこと」が多い。「私の絵はまだまだ。もう一つ向こう側に何かある気がする。私のような怠け者は、寿命をたくさんいただいてもやりたいことがやりきれない」。
现年100岁,依然活跃在插图界的画家中一弥认为自己“该做的事情”还有很多。他说:“我想画的画还有很多很多。总觉得前面还有什么东西等着让我画。像我这样的懒惰之人,就算给我再长的命,我想画的东西也永远画不完。”
往年の人気デュオ、Winkの鈴木早智子さん(42)はバブル期を「大切な宝物」と言う。「今の若い人たちは、皆で共有したハッピーな時代を持っていない。それぞれが、それぞれの楽しかった思い出しかないでしょう」。
曾经的人气组合Wink的成员铃木早智子认为泡沫经济期是“珍贵的财产”。她说:“现在的年轻人没有一个共享的快乐时代。每个人只有每个人不同的快乐记忆”。
駒沢大准教授の飯田泰之さん(35)は、右肩上がりの昭和30年代を懐かしむ風潮を「三丁目の夕日症候群」と呼ぶ。「要は、僕たちがまだ見たことのない平成の『三丁目の夕日』の世界を、どうつくるかです」。希望はいつも、懐古を超えた先にある。
驹泽大学副教授饭田泰之把留恋经济发展迅猛的昭和30年代的风潮称为“三丁目的夕阳综合症”。“归根结底,我们应该如何去创造我们还没见到的平成的‘三丁目的夕阳’的世界。”他说道。希望永远是在超越怀旧的前方的。 |
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