質問日時:2010/9/17 17:38:11
Q:「雨が降り続けました」と「雨が降り続きました」とは、どちらが文法的に正しい表現ですか?
ベストアンサーに選ばれた回答
A:「雨が降り続きました」が、正しい表現です。
「続き」はカ行五段活用の自動詞「続く」の連用形です。「雨が」が主語で、「続く」(自動詞)で文として成り立っています。
「雨が降り続ける」が正解だとしたら、他動詞が必要とする目的語(~を)がありません。
「雨が」なにを「続けるのか?」ということになってしまいます。
「雨が続く」とは言っても、「雨が続ける」とは言いません。
「~つづける」という補助動詞があるのですか?
「続ける」の意味を失わずに、しかも「燃え続ける」、「燃やし続ける」のように漢字で表記する!それはないと思います。
複合動詞というのなら、別に異議はありません。
ただ、「燃え続ける」の「燃える」は自動詞、「燃やし続ける」の「燃やす」は他動詞で、「続ける」とは関係なく働きが決まっています。
また、自動詞、他動詞両方に使われる動詞も自ずとその前後は限られています。風が「吹く」(自動詞)、兄が口笛を「吹く」(他動詞)のように。
「文法的にどちらが正しい表現か」というご質問でしたから上記のように答えました。
あえて言えば、「降り続ける」を複合動詞と考え、「降り」の部分ですでに自動詞の役割を果たしているので、こちらの言い方も間違った表現とはいえない、というところでしょうか。 |