敬語の基本(更新中)

阿非

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) p% a/ z# O5 X) T1-0       敬語のはたらき
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敬語は、古くから使われてきましたが、現在では、どのような役割があるのでしょうか。

3 W: [6 g4 j/ ?, L9 J①敬語は、尊敬の気持ちをあらわします。
年長者や経験豊かな人、自分に恩恵を与えてくれる人、また、あこがれの人などに対して、尊敬の気持ちを込めて使われます。
後輩が先輩に、生徒が先生に話しかけるなどの状況で、もっともふつうに考えられるはたらきでしょう。

- `- e2 c- k% Y8 e, G- L9 b' y' z  ~②敬語は、相手と適度な距離を保ちます。
敬語には、適切な距離を保ち、相手の立場を尊重するはたらきがあります。
家族と友達とは、ふつう、敬語を使わずに話します。心理的な距離が近いからです。
一方、仕事上のつきあいの人とは、心理的な距離はそれほど近くありません。そこで、敬語を使って、距離をとります。
逆に、敬語を使わないと、相手は「なれなれしい」「失礼だ」と感じます。
ビジネス敬語に限っていえば、「お互いを尊敬しあう」ということよりも、この「相手と適度な距離を保ち会う」という意味合いが大部分を占めています。

③敬語は、その人の価値をあらわします。
$ R  R- B9 G0 X' p9 d丁寧なことばづかいからは、品位が感じられるものです。
社会人として、きちんとしたことばづかいができないと、それだけで、価値をおとしてしまうこともあります。
; ]5 X/ v  I  K3 u! Fまた、TPOにあわせたことばづかいができるのは、社会人としてのたしなみでもあります。
お客である老紳士が、若い店員に「あの帽子を見せていただきませんか」と、敬語を使って話しかけるといった例は、これに当たります。

④敬語は、社会の公用語です。敬語には、いくつかの型があります。決まった型なので、覚えるのも簡単です。
. r7 u$ _6 J( B% c# q敬語を使わずに、尊敬の気持ちを表現したり、相手と距離を保ったりすることもできます。
しかし、そのような表現は、人によってとらえ方が違ったり、使いこなすために、相当な努力やセンスが必要だったりするものです。
敬語なら、誰もがしっている型ですから、まちがいなくあいてに意図を伝えることができるのです。
, [& b! ^( o; m3 t, N敬語は、古くは、絶対的な身分差をあらわすものでした。しかし、時代の大きく変化した現在では、お互いの立場を尊重し、円滑に意思を伝えるコミュニケーション・ツールとしての役割を大きく担っています。