ああ、あのおばあさんは、おにばばだったのか」
このままでは、きっと、あたまからばりばり食べられてしまうと思ったこぞうさんは、おにばばに声をかけました。
「おばあさん、おら、べんじょにいきてえ」
请教红色部分应该怎么个意思啊???谢谢
这个故事:
むかしむかし、ある山おくに寺がありました。
寺には和尚さんと、小僧さんが二人で暮らしておりました。
ある日、小僧さんが言いました。
「おしょうさま、おら、くりが食べたい。山ん中は入って、くりをとってくる」
「やまときなさい。山の中にはおそろしいおにばばがいるよ」和尚さんはとめましたが、わがままなこぞうさんはききません。とうとう、根負けした和尚さんは、3まいのおふだを、「こまったことがあったら、これを使うんだよ」
小僧さんは、3枚のオフだを持って、山に出かけました。山の中には、くりがいっぱいおちていました。むちゅうでひろっているうち、こぞうさんは、山のおくへ入りこみ、わからなくなってしまいました。「うわあ、こまった。これじゃあ帰れないよう」
すると、とつぜんうしろからこえがしました。
「なんとまあ、かわいいこぞうだろうねえ。道にまよったんなら、わしの家に来るかい」
見ると、かみのけをきちっとゆった、やさしそうなおばあさんです。「わしのいえには、大きいくりも、ちいさいくりも、なんぼでもあるよ。さあ、こっちへ来い」
こぞうさんは、おばあさんの家に行くことにしました。家につくと、おばあさんは、おおきなくりや、小さいくりをやまもりいっぱいゆでて、こぞうさんにたべさせてくれました。そして、ふとんをしくと、おなかがいっぱいになったこぞうさんを、やさしくねかせてくれました。
「きょうはとまっていけ。ゆっくりねていいぞう」
こぞうさんは、つかれたのと、おなかがいっぱいなのとで、すぐにうとうとねむりはじめました。でも、なぜかねぐるしく、夜中に目をさましました。
すると、しょうじのすきますから、かみをふりみだしてあたまから2本のつのを生やし、口が耳までさけたおそろしいすがたの、おにばばがみえたのです。
「ああ、あのおばあさんは、おにばばだったのか」
このままでは、きっと、あたまからばりばり食べられてしまうと思ったこぞうさんは、おにばばに声をかけました。
「おばあさん、おら、べんじょにいきてえ」
「しょうがないねえ。はやく帰って来るんだよ」おにばばは、こぞうさんのこしになわをしばりつけ、べんじょにいかせました。
こぞうは、べんじょにはいると、こしのなわをほどいて、はしらにくくりつけました。そしておふだを1枚、はしらにはって、「おらのかわりにへんじをしてくれ」とおがんで、じぶんはすたこらさっさとにげました。
こぞうさんがおそいので、おにばばが声がかけると、「まあだ、まあだ、もうすこし」と、へんじがかえってきます。なんかいよんでも、同じ答えがかえってびっくりぎょうてん。
いかりくるったおにばばは、目をひんむいて、こぞうさんをおいかけました。
こぞうさんは、おいかけてきたおにばばを見て、「大きな砂山、出てくれえ」と言って、おふだを後ろになげました。すると、大きな砂山ができておにばばの足をとらえましたが、すぐにのりこえておいかれてきました。こぞさんは、また「大きな川、出てくれえ」と言って、おふだを後ろになげました。すると、大きな川ができて、おにばばをおぼれさせましたが、すぐにじゃぶじゃぶわたって、おいかけてきました。
こぞうさんは、やっとお寺につきました。
「おしょうさん、おにばばがでた。たすけてくれえ」
「ほら、言ったこっちゃない。だからあぶないと言ったろう」おしょうさんはそう言うと、こぞうをものかげにかくしました。そこへおにばばが、やって来ました。
「おい、いまここに、おいしそうなこぞうが来たろう」
「こぞうを出してのしければ、わしとばけくらべをしよう。おまえがかったら、こぞうをやるぞ」
おにばばは、にやりとわらって、へやいっぱいに体を大きくしました。
「おお、みごとじゃのう。では、次に、豆つぶにばけることはできるかの」おにばばは、しゅしゅしゅとちぢんで、あっというまに、小さな豆になってしまいました。おしょうさんは、その豆をつまむと、ひょいっと口にほうりこみ、ぱくりと食べてしまいました。それからというもの、こぞうさんは、おしょうさんの言うことをとてもよく聞く、すなおなこどもになったそうです。おしまい。 |